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銀座で誰もが振り返るその男、80歳

2017年02月03日 18時53分 JST | 更新 2017年02月03日 18時54分 JST

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その男、80歳。

ハイセンスな服で身を包み、職場のある銀座を日々歩く。

ある日はデニムでカジュアルスタイル、

ある日は花柄で華やかに、またある日は全身ピンクで。

道を歩くだけで誰もが振り返り、「素敵」という声が聞こえてくる。

このインタビューは銀座に実在する"モジ"(モダンおじいさん)の半生である。

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清水(80)銀座かねまつ勤務

座右の銘:一生懸命

得意技:靴を作ること

■Interview

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洋服のこだわり? 別にないよ。5年前くらいまでは『LEON』とか雑誌も読んでたけど、今は読まないな。生まれは新宿。家は靴のメーカーで7人兄弟の4男坊。戦時中は本当に食うために必死だった。

高校卒業してすぐ靴職人になった。職人さんにはいろいろ教えてもらったよ。え? 女遊びに決まってんじゃない。今は銀座かねまつで働いてるよ。靴の魅力は左右があることだな。その人の足の形に合わせて作るのが楽しいんだ。

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結婚は30歳で。出会いはみんなと同じだよ、ナンパしてね。それは嘘だけど。気付いたら俺の側にいたんだ。普通の子だよ。結婚前に毎年女房と上高地でデートしたことはよく覚えてるよ。楽しかったな。

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人生で幸せだった瞬間? 今が絶好調だよ。将来の夢? ドリームかぁ...。まぁこれから先、明るく生きたい。仕事は一生続けたいな。俺はこれより他には何もできないからな。今の世の中はまぁいいんじゃない? みんな楽しそうにやってんじゃない。戦後70年経って、戦争がない国なんか他にないだろう、な?

(了)

(現在発売中の雑誌『東京グラフィティ』2月号からの転載です)