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横尾俊成 Headshot

選挙は嫌い。でも投票にいく。

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僕は、選挙が嫌いだ。なぜなら、いろいろな候補者が、ここぞとばかりに聞こえのいい主張を繰り広げる一方で、相手陣営の揚げ足をとっては批判を重ねるからだ。政治家のそんな姿は、全然みたくない。

僕は、選挙が嫌いだ。自分も(地方選挙に)出てみてわかった。思い切って主張をすると、必ず賛成・反対の意見が出る。それはそうだ。でもそれがどんどん進んで、いつしか右か左のレッテルを貼られ、敵・味方に分かれてしまう。そして、それがずっと続く。小さな違いは乗り越えつつ、本当はみんなとうまくやって、前に進めたいのに。

きっと、有権者の多くはそんな姿にうんざりしているんだと思う。一度選挙に出たことのある人の中には、「もう二度とごめんだ」と思う人もいると思う。

最近、「極右」勢力の拡大が世界中で目立っている。アメリカではドナルド・トランプ候補、イギリスではEU離脱を訴えていたジョンソン元ロンドン市長。日本でもそんな傾向にあるようだ。

最初、多くの人たちはそんな存在に眉をひそめていた。きっと、すぐ消えていくだろうと甘く見ていた。でも、経済、社会保障、安全保障...みんなが不安に思っているなかで、彼らの、「こんな状況をつくり出したのは、◯◯が悪い。◯◯をやっつけろ」という思想はいつしか人の心を捉え、支持を集めて行った。

問題が起きた時、人のせいにすることが一番簡単だということを、ほとんどの人は知っている。他の何かのせいにして、思考を止めてしまうことが、一番楽だということもよくわかっている。それでもそこに走ってしまうのは、きっと彼らがどうしようもない状況に置かれてしまっているからだ。だから、彼らは投票にいくのだ。

僕たちの多くはまだ、「これからの日本も、地球も、なんとかなるんじゃない?」って思っている。「極右なんて、それでも長くは続かないんじゃない?」って高をくくってる。そして、メディアから流れるみにくい政治家の姿にうんざりして、そして選挙のつまらなさに嫌気がさして、投票にいかない。結果、世の中は知らぬ間に、どんどん、どんどん変わってしまう。

経済は、子育て環境は、自分たちの住む地域は、自分たちの安全は、本当によくなってる?エネルギー政策は、外交政策は、本当にこのままでいいんだろうか。いい政治家は増えてきている?自分たちの理想の社会に近づいている?

世の中には、政治ができないこともたくさんあるけれど、政治がつくる枠組みで動いていることも、結構あるんだ。ふつうの人が動かないまま、「まいっか」で見過ごしてきた、そうした積み重ねに、今の生活の原型がある。

だから、もう一度考えて欲しい、なんとか、嫌でも無理やり投票する方向で。批判ばかりではなく、前へ進めようとしている人は誰もいないのか。政治家になって泥を被ることを覚悟して、それでも政治を続ける人、はじめようとする人はいないのか。それには、立候補している人の経歴をみて、主張を聞いて、時に話かけるしかない。

そして、思考を止めようとしている友人・知人に、あるいは18歳・19歳の若者に伝えて欲しい。ちょっとウザがられるけど、電話をかけて、メールをして、LINEをして、自分が調べた社会の状況を伝え、今動かなければあとで後悔することになると語って欲しい。政治はダサいけど、でも、誰かを選ぶしか、カッコよくすることも、生活をよくすることも、今のところできないんだと。これが一番大事。

いよいよ明日は投票日。僕は選挙は嫌だけど、それでも投票にいく。それを表明する。そして、選挙が終わったらまた、まちづくりの活動に戻っていく。

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