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横尾俊成 Headshot

目指すのは脱SNSと「ごちゃまぜ」な社会。〜今年一年の振り返りと決意。

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あっという間にもう年末ですね!既に仕事を納めた方も多くいらっしゃるかと思います。僕は12/31、恒例の神社での甘酒配りが最後ですが、一旦、年初に掲げたことをここで振り返り、次の年に向けての決意を書きたいと思います。議員のため年賀状を送れないことはご容赦ください!(答礼のみ、手書きでできます。)

<議員として>

●今年は議会で、主に防災や子育て施策、シティープロモーション、オープンガバメント、市民協働の仕組みづくりをテーマに、約52項目にわたって提案をしました。議員になってからすぐに提案していた「自転車シェアリング」は都心4区との連携がはじまり、区内には56箇所にポートができました。

また、オープンデータ化の取り組みでアプリコンテストがはじまったこと、無料Wi-Fiがはじまったこと、さらに子育て世帯を応援するメール配信システムの導入が決まったことなどが特に嬉しかったです。

活動の成果は他にも、子育て支援のインフラ整備や待機児童ゼロに向けた取り組み、やんちゃし放題の公園「プレーパーク」の推進、防災のコミュニティづくり、太陽光発電・コジェネレーションシステムの推進、企業・NPOと行政との恊働に向けた取り組みなど、様々なところに現れてきました。

●まちに住む人、働く人、学ぶ人みんなが地域にできることを考え、アイディアを実行するための場「みなトーク」は1〜2月に一回のペースで実施しました。特にペットの防災訓練については、議会でも提案し、動き出しています。また、日常での困りごとに関する陳情もたくさん受け、できる限りのお手伝いさせていただきました。

●政治をもっと日常の話題にするべく、「ポリスアカデミア」という取り組みもはじめました。音楽やスポーツ、ビジネスなど、政治以外の分野で活躍しながら、まちづくりや地域貢献など様々な活動も行う方をゲストに招き、虎ノ門ヒルズカフェで話を伺いました。これまでに、アーティストのGAKU-MCさんや、元プロ野球選手で現在はスポーツコメンテーターとして活躍されている古田敦也さんをお招きしました。

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○今後は、任期が終わるまでの間に「港区を良くする20の新アイディア」の実現と地元の盛り上げに尽力する他、「議会基本条例」など各種条例の提案など、他の議員の方々とともに透明で自由で活発な議会づくりに向けた制度づくり、仕組みづくりに尽力しつつ、次の世代を育てることにも力を注ぎたいと思います。

○「多様性がこれからの都市の魅力をつくる」という信念のもと、「ごちゃまぜ」を一つのキーワードに、障害者、LGBT、外国人などが生きやすく、また活躍できる地域づくりにインターンとともに取り組んでいきます。AI時代の政治・まちづくりのあり方についても模索し始めています。まだ公表できませんが、既に新たなプロジェクトを3本走らせています。赤坂の盛り上げプロジェクトも。

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<NPOの代表として―グリーンバード>
●設立から14年目となったグリーンバードは、国内外に85のチームを持ち、各地でまちのごみ拾いやまちづくりのサポートを行う団体になりました。(昨年ご報告した時から15チーム増えました!)最近は特に海外からの問い合わせを多くいただき、欧米、アフリカ、アジアなどでも数多くのチームを展開しています。

●4月14日に発生した熊本地震では、熊本チームのメンバーをはじめ、多数の仲間が被災してしまいました。グリーンバードは多くの方から寄付をいただき、主に被災した子どもたちを対象とした支援活動を行いました。

●今年行った大きなイベントの一つに、昨年に引き続き実施した「海の日ごみゼロアクション2016」がありました。日本財団の協力のもと、「海でつながるプロジェクト」の一環として、全国の海岸、海辺、港、川などを清掃しました。ごみ拾いアプリのピリカなどの協力も得て、30万人のごみ拾いに成功しました。街ごみから川ごみ、海ごみへ。それぞれの団体とも協働しながら、来年以降も続けていければと思っています。

●昨年に引き続き、東京都さんの企画に協力し、きゃりーぱみゅぱみゅさんと共にハロウィンイベントの参加者に「HALLOWEEN & TOKYO」限定のカボチャのごみ袋を配布し、東京らしいクリーンなハロウィンを呼び掛けました。渋谷、六本木ではクリーンナップイベントも行いました。

東京都さんとは、みんながボランティアを気軽にはじめられるようにするためのイベント「ちょいボラ」(みちょぱさんが出演!)など、他にも色々なプロジェクトをご一緒させていただきました。

●キッザニアさんやシェイクシャックさんをはじめ、僕らの活動を寄付等で応援し、一緒に育ててくれる企業様も増えました。(現在集計中ですが、寄付額は過去最高を達成する見込みです。)

一番のスポンサーであるコカ・コーラさんとは長期的なパートナーシップのための契約を結ぶことができました。大阪マラソンでは、チャリティランナーの皆さんから多数の寄付をいただきました。一年を通じて、メディアにもたくさん取りあげていただきました。

○新しい事務局スタッフも入り、次に向けた施策を強化できるようになりました。来年は15周年。記念のイベントを開催するほか、日常的には海外展開を重視しつつ、ゲーム性のあるアプリの制作、会員制度の確立など新たな取り組みも着実に実行したいと思います。各チームのリーダーとのコミュニケーションを密に取りつつ、新しいスタッフとともに、みんなで次の時代のグリーンバードづくりに取り組みます。

○海外を中心に、来年も新たに7〜8チーム程度設立する他、ごみから人々の生活を探る「ごみ総合研究所(ごみ総研)」の発足、ごみの見える化、それに2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた施策づくりも着々と進めています。認定NPOの取得に向けた仕上げ作業も。

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<NPOの代表として―マチノコト>

●編集者/ライターの江口晋太朗さん、モリジュンヤさんなどとともに、まちづくりに携わりたいという人々のヒントとなるコミュニティデザインマガジン「マチノコト」を立ち上げてはや3年が経ちました。

●行政の職員、NPOの職員、企業の社員、政治家が平等の立場で一つの課題についてゲストとともに話し合い、交流を深める場として、「マチノコトオープンゼミ」という取り組みも月に1度実施できています。

○来年はワークショップやツアー、コンサルなどの活動も拡げていきつつ、持続可能に経営できる方法を確立したいと思います。また、行政やNPOの職員、その他これからまちづくりに携わろうとしている人がすぐに自分が興味をもつ分野の記事を検索したり、まちのプロデューサーと意見交換できたりするような機能をサイトにつけるべく、リニューアルを進めていきます。

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<その他、様々な活動>

●博報堂の上木原弘修さん、NPO法人僕らの一歩が日本を変える。の後藤寛勝くん(元横尾俊成事務所のインターンです!)とともに、高校生たちが未来のことを考え、アクションしてもらうきっかけをつくるべく『18歳からの選択』(フィルムアート社)という本を出版しました。

Z会さんでこの本を使ったワークショップを開催させていただくなど、ここから派生して色々な取り組みを実行することができました。他にも、『組織マネジメントのリアル−白熱教室「現代の企業経営」』という本の執筆者の一人に加えていただいたり、『日本のシビックエコノミー』という本の帯も書かせていただいたりしました。

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●慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科(後期博士課程)に4月から在籍し、仕事の傍ら夜間などに大学に通い、著書『社会を変えるには』がベストセラーとなった小熊英二先生の下で、研究を進めています。

研究テーマは、「政策の決定過程における人や組織の効果的な関与のあり方、またそのモデル化に関する研究」です。ある政策を実現したいと考える市民が議会や行政(+メディア)にどう働きかければ最も効果的なのか、またその時議会や行政はどう対応するべきかについて明らかにしていきます。そろそろ論文も一本仕上げなければ。

●消防団員として地域防災の活動、またNPO赤坂氷川山車保存会の理事、あるいは「ともえ会」として神社の行事やお祭りのお手伝いをしています。町会の活動にはインターンの学生とともにできる限り参加しています。今後も広告会社で培った「プロモーション」の武器を活かしてまちに貢献できればと思っています。

●今年も、高校や大学、財団、省庁・地方自治体や商工会議所などの研修会、その他新聞社主催のイベントなどで多数の講演をさせていただきました。また、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、WEBなどたくさんの媒体で取材を受けました。僕が出演したわけではないのですが、ある選挙の企画に協力できたこと、とても嬉しかったです。

●月刊『ソトコト』で「まちのプロデューサーズ」を、『日経カレッジカフェ』では「僕ら流社会の変え方」という連載をもたせていただいています。ハフィントンポストやブロゴスでも頑張って月に1回くらいは書く習慣をつけ、若者に向けた記事やコラムを増やしていきたいと思っています。

●7月から渋谷のラジオというコミュニティFMで「渋谷のおそうじから」というレギュラー番組をもたせていただいています。もうだいぶ慣れてきたので、来年は内容をさらに改善し、地域や政治が身近になる番組づくりに取り組んでいきたいと思っています。

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●仕事の合間を縫って、今年は久しぶりに海外視察に行きました。リオデジャネイロやニューヨークなどに足を運びましたが、特にポートランドの交通政策・住民自治のまちづくりには学ぶべきところが多かったです。

○来年は、まちづくりや政治に関するノウハウ本をもう一冊書きたいと思っています。

以上、つらつらと書いてしまいました。できたこともできなかったこともたくさんありますが、皆さんからの多大なる応援をいただき、一年、無事に過ごすことができました。改めて感謝したいと思います。ありがとうございました!

トランプ現象などを見るにつけ、昨今、様々なところで起きている格差と分断、そして何かがあるとどっと一方に触れやすい社会に懸念を感じています。多様性を意識しつつ、老若男女、障害者もLGBTも外国人も、それぞれの集団が混じり合い、普段から触れ合い議論する「ごちゃまぜ」な社会づくりを模索しています。

同じ人との関係性ばかりを強めるSNSから少し離れて、多様な人が住む地域にもっと人が出会い、各人の力を活かしていける場を。「SNSを捨てて、地域に出る」。その仕組みづくりに尽力していきます。

来年も、まだまだやるべきことがたくさんあります!後進の育成にも力を入れつつ、超優秀なインターンの学生やOB、その他たくさんの仲間たちとともに、突っ走っていきたいと思います。次の一年も、どうぞヨロシクお願い致します。

それでは、皆さん、良いお年をお迎え下さい!

2015年12月28日
横尾俊成