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「多様性」は、国際都市の必須条件。〜Tokyo Rainbow Prideの開催に寄せて

2015年04月14日 18時18分 JST | 更新 2015年06月13日 18時12分 JST

今年も、そろそろ「Tokyo Rainbow Pride」の季節がやってきます!

東京レインボープライドは、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)をはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく前向きに生きていくことができる社会の実現を目指しています。今年も4月25日〜5月6日は「パレード&フェスタ」を開催するということです。僕たちグリーンバードは、今年も表参道でパレードの最後尾についてごみ拾いを行うほか、期間中、国内外に広がるチームが「LGBT Welcome!」のバッチをつけて掃除をする予定です。

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「パートナーシップ条例」がきっかけに

ところで、先日、渋谷区で「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」が議会に提出され、可決されました。同区のハセベケン議員などが提案したものです。渋谷区では今後、同性で部屋を借りやすくしたり、手術の立ち会いなどをしやすくしたりするための「パートナーシップ証明」を発行するということです。私も、(1) 港区でも条例を改め、性的少数者を含む多様な性のあり方をサポートしていくこと、(2) 現在、区が認めている様々な行政サービスを性的少数者の方々にも適用できるようにするべく今ある施策を調査すること、(3) 性的少数者に限らず、外国人や障害者など、これまで声がなかなか区に届かなかった方々とともに、彼らの感性を活かしたアイディアでまちづくりの提言を行う組織をつくることなどを提案しました。

国際都市が多様性・ダイバーシティの要素を含んでいるのは、世界的な流れでは当たり前のことです。多様性が都市の魅力を形成する重要な要素として認識されている世界では、LGBTの方々にそうでない人と同様の権利を与えるのは当然で、近年では、それに加え、彼らが活躍しやすい社会づくりに向けて様々な法律が次々と生まれている状況です。

私にもLGBTの友人がいます。女性として生まれた「彼」は、小さい頃から自分の性に違和感を感じており、悩んだ末にカミングアウトしたのですが、グリーンバードをはじめたことが一つの契機となり、彼には全国各地から様々な人が相談に訪れるようになりました。今ではNHKの番組に出演するなど、大活躍しています。

彼のところには、様々な相談が持ち込まれます。例えば、日本では、集中治療室には家族しか入れないことになっているため、自分のパートナーがICUに入った場合、立ち会いが断られるというケース。部屋を借りる時に通常では同性で借りると困難なことがあるなどの問題もあるということです。また、同性間のパートナーでのDVについては、その相談先が分からないことから、当事者が問題を一人で抱えるケースも多いようです。性的少数者の人たちは、学校や職場などでいじめを受けやすく、一般に自殺率も高いと言われています。

政治の役割の一つは、少数者の「生きやすさ」をつくること

私は、政治や行政は、普通の人が当たり前のように「できる」ことが「できない」、また、それを言いづらい環境にある人たちの気持ちを汲み、そのような人たちの生きやすさをつくるためにあるのだと思っています。様々な区の施策を今一度見直し、「一人ひとりが誇りに思える成熟した国際都市」を標榜している港区が世界の水準に追いつくこと、そしてさらに率先して性的少数者の方々が生きやすくなるような施策を行うことが大切だと思います。

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そんなことを考えながら...そんなに難しいことは考えず、今年もみんなでイベントを楽しみたいと思います!

僕が先日発表した「港区を良くする20の新アイディア」もぜひ、ご覧下さい! 「マイノリティにやさしいまち」という項目をつくりました。