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五十音に隠された心理

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あなたの苗字は五十音の前半(あかさたな)と後半(はまやらわ)のどちらに入っていますか?

次に携帯電話の電話帳など、仲のいい友達や知り合い、縁が続いている人の名前を見て、五十音の前半と後半のどちらが多いかを見てみてください。

自分の苗字が五十音の前半であれば、友達や縁の深い人たちも前半が多かったのではないでしょうか?

自分で意識して、友達になる人の名前が五十音の前半か後半かを気にしているという人は少ないと思います。

なぜ五十音の前半と後半に偏りが出るのか?


子供の頃にクラスで席を決める際に、先生が名前を覚えやすいように、五十音順に席が決まっていることが多かったと思います。

先生がクラス全員の顔と名前が一致すると、くじなどで席替えをしたと思いますが、いかがですか?

くじなどでランダムに席替えをして、仲良くなったり、うまくいかなかったり、人間関係の難しさと直面していきますよね。

やがて進級などでクラス替えをして、うまくいかなかった人とは違うクラスになって一安心したという経験は誰でもあると思います。

仲良しの友達と違うクラスになっても休み時間は一緒に居たり、登下校は一緒にしたり、仲のいい友達とは離れても一緒に居られるように努力しますよね。

クラス替えで、また新しい友達ができて、仲のいいグループができたりします。

卒業して違う学校に行って、さらに離れてしまっても、仲のいい友達として残っていき、新し友達がまた増えて、紹介したり、紹介されたり。

そうやって、自分のキャラクターが出来上がって、自分の居心地のいい仲間が増えていく。

気の合う友達、縁の深い人として残っていく人たちには、自然と親しみが湧いてくるものです。

そういったランダムに知り合う人たちも、五十音の前半か後半かで偏っていくといのは近接の効果というものが影響してるからなんです。

保育園や幼稚園など、保護者の手を離れて、同じ年の集団の中での生活がはじまるというのはとても不安なことです。

不安な状態のときに、自分の近くにいる人と仲良くしたいと思うのは、心理的な働きのひとつです。

勇気を出して話しかけて友達になって嬉しかったこと、安心できたことが深層心理に残っていくんですね。

近くにいた人たちが五十音順で決められているわけですから、小さいころに仲良くなるのは名前の音が近い人たちになります。

集団の中に入って安心を得た経験は名前の音による好意として深層心理に残っていき、自分の名前の音と近い人に親しみを感じるようになっていくんです。

逆に、仲良くなれなかった、歩み寄ってみたけど避けられてしまったなど、縁を深めようとしても、うまくいかないというのも、子供の頃に席が離れていた、名前の音が遠い人という心理が働いてしまう場合もあるんですね。

誰とでも仲良くできて、名前の音が離れている友達もたくさんいると言う人は、枠に捕らわれることなく、自分が仲良くしたいと思った人の近くに居続けることができる人なんでしょう。

親しくなるために一番大事なのは、近くにいることなんです。

気になる人や好きな人ができたら、とにかく近くに居るようにしてみてください。

はじめは、うまくいかなくても、近くにいれば共通点は増えていきます。

同じものを見た。同じ音を聞いた。同じことを感じた。

そういう共通点が増えていくと親しみは自然と湧いてくるものです。

誰かとチームを作ろうとしたときには、名前の音が近い人とチームを組んだほうが、親しみは出やすいという心理があるということを覚えておくと、余計な気苦労が減るかもしれませんよ。

五十音に隠された心理、活用してみてください。

(2015年03月14日「ボトルボイス」より転載)

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