福・禄・寿(ふく・ろく・じゅ)は人生の目標

七福神としても有名な神様の名前でもあるので、聞いたことがある。という人も多いと思います。この福禄寿は人生の三大目標とも言われていています。

福禄寿(ふくろくじゅ)って聞いたことありますか?

七福神としても有名な神様の名前でもあるので、

聞いたことがある。という人も多いと思います。

この福禄寿は人生の三大目標とも言われていています。

・福=幸福であること。

・禄=身分、または稼げること。

・寿=健康であること。

この三つの目標が人が生きていく中で重要で、

すべてを手に入れるのは難しいともされています。

なぜ、この三つを手に入れるのが難しいのでしょうか?

もう一度、よく三つの目標を見てみましょう。

福は幸福であることでしたね

好きな人のことを想っている時、

幸せだなぁ。と感じますよね?

好きな食べ物を食べている時、

幸せだなぁ。と感じますよね?

いっぱい笑って楽しんでいる時、

幸せだなぁ。と感じますよね?

幸せを感じようと思えば、

幸せと思える場面はいくらでもあると思います。

禄は身分、または稼げることでしたね

身分というと上を目指したら、どこまで昇っても上があると思います。

自分なりの目標を決めて、努力し続けていけば達成できることも

多いんじゃないでしょうか?

また、「身分相応」という言葉があるように、己を知るということも、

ひとつの達成だと思います。

稼げるということは、仕事があって、一生懸命働いていれば、

お金は入ってくるわけですから、あとは、入ってきたお金で、

「身分相応」の生き方をすれば、稼いでいることになりますね。

寿は健康であることでしたね。

生まれつきの病気や、身体的な障害など、どうにもならない状態の人でも、

明るくて活発な人って素敵ですよね。こういう人を病人とは僕は思えません。

気を病むと書いて病気と言います。

疲れていたり、不調があるのに、それを無視して頑張ってしまうことで

体調を崩して倒れてしまう。

大病の原因の80%は

食生活の乱れとストレスと言われています。

五体満足な状態で生まれてきたのに、

自分の身体よりも頑張ることや楽しむことを

優先にしてしまった結果、体調を崩してしまう。

思い通りに動けないことで気力が落ちてしまう。

これが病気に成る。ということです。

精神的不調は、気を病んだ状態そのものです。

頑張り過ぎることや、我慢することが多すぎて、

マイナス思考になり、気を病んでしまうんです。

生活習慣を整えて、栄養バランスを考えた食事をして、

ストレスを溜めない工夫をして、良質な睡眠を心がけていれば、

ほとんどの病気は防げると思います。

精神的な不調のほとんどは脳の栄養不足による

脳内ホルモンバランスの乱れです。

白米に含まれるブドウ糖は、

脳内に吸収されやすいと言われています。

脳内の栄養を整えて、マイナス思考をプラスに切り替えて

穏やかな自分を意識していけば、

眠りのリズムも整って、脳内ホルモンのバランスも整ってきます。

良質な睡眠が精神的不調には一番の治療になっていくんです。

何かの事情があって、一時的に不調やケガなどの不運があったとしても、

日頃から健康であるように心がけている人は、

気を病むことが少なく、回復も早いですね。

いかがですか?

このように、ひとつ、ひとつ考えていくと、

幸福も、必要な稼ぎや身分も、健康も、

考え方だけで、ほとんど手に入っているものだと思いませんか?

なんとなく満たされていないと感じたり、

もっと頑張らなきゃ!と焦ってしまうのは、なぜなんでしょう?

周りと自分を比べ過ぎている

健康体で仕事もあるのに、気持ちが満たされなかったり、

もっと頑張ろうとしてしまうのは、

自分の周りに居る人たちと自分を比べては、

対抗心や劣等感を感じてしまうからなんです。

隣の人は自分より会社での身分も給料も高い。

でも、見えないところで体調を崩していたり、

家庭内が不和になっているとしたら、

福禄寿が満たされているとは言えませんね。

だからといって、隣の人の不幸を願うというのも、本末転倒です。

身分相応に稼げていて、

健康に気を使う気持ちの余裕があって、

美味しく食べることが出来て、

家族と楽しく過ごす時間があって、

ぐっすりよく眠れていれば、

福禄寿が満たされているということです。

周りと自分を比べる必要は、まったくありませんよね

そういう人は、人にも、福の神にも好かれると思いますから、

運気も自然と上がっていくでしょう。

ときどきは立ち止まって、

自分にとっての福・禄・寿について、考えてみませんか?

(2016年07月11日「ボトルボイス」より転載)

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