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田辺寿夫 Headshot

腸が整うと脳も整う

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最近、メディアで腸脳相関という言葉をよく聞くようになりましたね。

腸は第2の脳とも呼ばれていて、自律神経を整えたり、ホルモンを分泌したり、脳に似た役割を果たしていることが、医学的にも検証され発表されるようになってきました。

不安や緊張などにより、お腹が痛くなったり、お腹を下してしまうのは、脳がストレスを感じたことを自律神経から腸に伝わり、腸内バランスを崩すからだと言われています。

腸が緊張を受けて不調を起こしているような状態が続くと、脳がストレスを受けるようになり、自律神経のバランスが崩れて、血行不良を起こしたり、筋肉が硬直してしまうことで、肩こりや頭痛などの不調を起こすようになってしまうんですね。

うつ状態や不安障害に悩まされる人たちが胃腸の不調を伴うのも、腸と脳のつながりの深さによるものと言われています。

脳の状態を自分で変えていくことは困難だと思われる人も多いと思いますが、腸なら食事やマッサージ、運動などで状態を整えていくことはできると思います。

腸のマッサージ


それでは腸内を整えるためのマッサージのやり方です。

大腸の中で特に動きの悪い場所は小腸から大腸に移る入口の部分と、胃の下あたりの横行結腸という部分と言われています。

位置としては、右の腰骨の脇のところと、左の肋骨の下のところになります。

右の腰骨の脇と左の肋骨の下当たりをつかむようして、気持ち良いと感じるくらいの強さで3分ほど揉んでいくようにしましょう。

あまり強く揉んでしまうと、痛みを起こしてしまう場合があります。

いたわるように優しく揉んであげましょう。

2点をつかんだ状態で腰を左右に15回まわすのも効果的と言われています。

小腸から大腸に行く時は、重要な栄養素を吸収するのに時間がかかるので動きが悪くなります。横行結腸の部分はねじれやすいので動きが悪くなり、便が溜まりやすくなると言われています。

この動きが悪くなりがちな2点をマッサージしていくことで、血行を促進させ、手当により温めて分泌液が出やすい状態にしていきます。

温めることで効果が上がるためお風呂のお湯などで温まりながらマッサージをすると、さらに効果的と言われています。

お風呂あがりにコップ1杯の水を勢い良く飲むと、胃に重力がかかり、大腸を刺激することになり、寝ていた腸が動き出させる働きがあるようです。

就寝時と起床時のお腹のマッサージ


右手中指に左手中指を添えるように重ねて、おへその下あたりに指を当てて、ゆっくり押します。

このとき息を吐きながら指先ではなく指を寝かせて押すようにすると効果的です。

押してみて、硬さを感じるところがあるようなら、その部分を抑えるように力を加えて、指を上下に8回程度動かしていき、さらに刺激を加えると腸の粘膜を促進して、老廃物を流していく働きがありますので、じっくりやってみてください。

最後におへその周りを両手で抑えるようにして右回しに100回、反対回しに50回押し回しの運動をしてあげると、腸全体が温まり、安心ホルモンが分泌されて、心身がリラックスしていきます。

いきなり、全部を実践するのは大変かもしれません。自分にできそうなことや、やってみて、心地いいと感じることから続けてみてください。

腸の状態が安定してくると、胃の働きもよくなります。

胃腸の働きがよくなると、血流の働きが良くなって、身体の不調が起こりにくくなっていきます。

腸の状態がよくなれば、脳に伝達される情報も穏やかなものになっていくので、脳内の安心物質が増えて精神状態も穏やかになっていくわけです。

腸のマッサージをして、心身穏やかに健やかに過ごしていきたいですね。

(2016年04月12日「ボトルボイス」より転載)

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