運には4つのレベルがある

足りないものを探すのではなく、あるものに感謝をして、自己反省する習慣を身に付けて。

幸運と聞いて、みなさんは、どんな状態を想像しますか?

目指していた学校に進学できた。

やりたいと思っていた仕事を職業に出来た。

理想の人と恋人に成れた。

結婚をして子供ができて新しい家族が出来た。

何かを成し遂げたときに幸運だったと感じることが多いんじゃないかと思います。

運には4つのレベルがある

運には4つのレベルがあります。

•幸運

•強運

•悪運

•不運

4つの運の違いを具体的に書いてみましょう。

交通事故というトラブルが起こるとします。

不運

交通事故というのは、1秒でも時間がズレていれば起こらない、

数メートル場所がズレていても起こらない。

その場、その一瞬という、とても限られた時間と空間に出くわさない限り

交通事故に遭うことはないんです。

こんな限定された条件に遭ってしまうというのは不運以外の何物でもありませんよね。

悪運

交通事故には遭ってしまった、乗っていた乗り物はグッシャリ。

原型が変わるほど壊れてしまったのに、自分はケガもしていない。まったくの無傷。

自分は運が強い!こんな大事故に遭ったのに無傷!

などと自慢する人いますよね。

これは悪運と言います。

自分は運が強い!と勘違いしてしまう状態で非常に危険です。

守ってくれている存在に感謝することを学ぶ気持ちを持たなければ、

運のレベルは落ちてしまうでしょう。

強運

いつも通りに出かけていたら事故に遭っていただろうけど、

たまたま、寝坊をして、出かける時間が、いつもより数分遅かったので、

事故に遭わないですんだということを後から知った。

もし、いつも通りに出かけていたら事故に遭っていたに違いないと思い、ぞっとする。

なんていう経験をしたことがある人も少なくないと思います。

何かに守られていることを感謝したくなる瞬間ですね。

これを強運と言います。

ご先祖様や町の神社やお寺の神様、仏様にご守護、ご加護いただいていることに

感謝をする習慣を身に付けていくと、さらに運のレベルは上がっていくと思いますよ。

幸運

では、幸運とはどういうことか?

事故が起こったことも知らない。まったく気づかない状態のことを言います。

「いつも通る道で事故があったみたいだけど、大丈夫だった?」

と聞かれて、

「え?そうなの?全然知らなかった。おかげさまでなんともないよ。ありがとう。」

と、心配したほうが唖然としてしまうような、のんびり屋さんとも思える人のことを、

幸運と言います。

事故が起こったことも知らない。まったく気づかない状態で居られる。

何も心配することも不安になることもない。

考えてみれば、これが一番幸運なことだと思いませんか?

いつでも平穏無事に過ごせているので心が穏やかで、自然と何事にも感謝する

習慣ができてくると、運のレベルは幸運にまで上がっていくんです。

運とは自分で変えていくもの

タイミングが悪く、仕事をサボっているところを上司に見つかって怒られてしまった。

いつもは、ちゃんと仕事しているのに、なんでこのタイミングで見られちゃうんだよ!

自分で運が悪いなぁ。

その一瞬、その場のタイミングで、たまたまサボってしまった場面を上司に見られる。

こんな限定された状態に当てはまってしまうことが偶然だと思えますか?

怒られる必要があったから、怒られた。自分の仕事に対する姿勢が良くなかった。

反省するいい機会を与えてもらった。でなければ、こんな限定された条件を、

たまたま上司に見られるなんて不運なことは起こる訳がない。

というように反省して自己啓発すべきところを考えて実行してみてください。

必ず運は上がっていきます。

自己反省と感謝が運のレベルを上げていく

自分に無いものばかりに気持ちが向いてしまえば、穏やかな心情ではいられないですよね。

自分の周りにあるものに常に感謝する気持ちを持って、反省すべきところは、

しっかり反省して、気付かせてくれた人や出来事にまた感謝をするようにしていけば、

運のレベルは上がっていきます。

足りないものを探すのではなく、あるものに感謝をして、自己反省する習慣を身に付けて、

運のレベルを上げていきたいですね。

(2016年06月23日「ボトルボイス」より転載)

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