イメージは意識的に変えられる

イメージを変えようとするとき、「いや、そんなことない。」「きっと大丈夫。」など、言葉で変えようとしてしまうことが多いのではないでしょうか?

考えたくない嫌なイメージが頭から離れなくなってしまうことありますよね。

嫌なイメージはしたくないと思って、プラスイメージに変えていこうと考えを変えてみたり、良くなったイメージをしてみたりと、自分なりに工夫してみても、気が付くとマイナスイメージに戻ってしまったり、嫌いな人のことばかり考えてしまったり、自分を攻撃した人を打ち負かすイメージをしてしまったり、頭の中が戦争状態になってしまっている人も少なくないと思います。

マイナスイメージは精神疲労を起こしやすく、気持ちも萎縮することで、行動力も弱くなってしまうので、悪い方へ、悪い方へ、向かっていくようになってしまうんです。

イメージを変えようとするとき、「いや、そんなことない。」「きっと大丈夫。」など、言葉で変えようとしてしまうことが多いのではないでしょうか?

人間の脳は、言語脳と、イメージ脳に別れているという左脳と右脳については、知っている人も多いことと思います。

イメージを変えようとするときに、言葉で変えようとしても、言語脳にしか響かないため、イメージを変えることに失敗しやすいんですね。

イメージを変えるには風景として思い描くことが一番なんです。

そして、イメージを思い描いている自分を外から見るようにすると、イメージは変えやすくなっていきます。

簡単にできる、イメージ変換法

まず嫌なイメージを、電車に乗っている自分が、電車の窓から眺めている風景としてイメージしてみてください。

電車から見える景色だから自然な風景にしなきゃいけないとか気難しく考えないようにしてくださいね。

会社の中で争っているいるイメージでもいいし、学校でみんなに責められているイメージでもいいので、浮かんでくるイメージを電車の窓の外の風景として眺めている自分をイメージしましょう。

電車は移動していますので、当然景色も流れて行きますよね。

嫌なイメージは後方に流れて行くことになります。

しばらくは、嫌なイメージが残ってしまうものですが、イメージは薄れていきやすくなるので、今度は自分の好きなイメージや、落ち着くイメージを思い描いていきましょう。

行ってみたい場所のイメージや、好きな人が待っているイメージ、自分の安心できる部屋でもいいですよ。

自分の好きなイメージを電車の窓から眺めている自分をイメージしてください。

電車の窓から見える景色として、自分の好きなイメージが見えてきたら、そこで電車を降りましょう。

電車から降りると、イメージはよりはっきりと思い描けるようになります。

この時、自分もイメージの中の登場人物にしてもいいですし、自分がその場に居るようにイメージしてもいいですよ。

自分の好きなイメージの中で、安心して穏やかな気持ちで、ゆっくり、くつろいでみてください。

自然と顔の筋肉が緩んで、笑顔になっていくと思います。

そのまま、ゆったりした気持ちでいるようにすると、問題を解決する方法が思い浮かんだり、自分が何をしたらいかが見えてきたり、静かな力が湧いてくるのを感じられるようになっていきます。

意識が窮屈なマイナス状態から、開放的なプラス状態に変わる事で、プラスイメージを出発点に、物事を考えることができるようになっていくんですね。

イメージが変われば意識も変わっていく

イメージ変換法により、嫌なイメージを消して、自分の好きなイメージに変えていくようにすると、マイナス思考から、プラス思考に意識も変わっていくようになり、前向きに考える力を養っていけるようになっていきます。

イメージ変換を繰り返していくようにしていると、嫌なイメージが少なくなってきて、思考が窮屈になることも無くなっていきます。

思考が窮屈な状態から解放されて、前向きになっていけば、積極的に行動できるようになり、自分を表現しやすくなっていくんです。

子供の頃にヒーローに変身出来て、力強く走り回っていた時のように、伸び伸びとしたイメージを活き活きと表現できるようになっていきます。

あとは、積極的努力で行動に移していけば、どんな難問でも解決していくことができるようになりますよ。

イメージを変えて、積極的な自分を演出していきたいですね。

(2016年05月25日「ボトルボイス」より転載)

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