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第4回働き方改革実現会議は同一労働同一賃金

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今日は第4回働き方改革実現会議。ようやくふたつのメインテーマ、36協定の上限規制と同一労働同一賃金、のうちの一つに到達した感じです。

労働時間についてはたくさんインタビューもいただきますが、まだまだ議論は先のようです。
今日の提言は、個人の立ち場から、同一労働同一賃金を実現するには、どんなハードルがあるか?それも立ち場の弱いシングルマザー非正規の方のヒアリングをもとに作成したものです。しんぐるまざー・ふぉーらむの赤石代表、ありがとうございました。

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同一労働同一賃金
資料はこちらです
「同一労働同一賃金は時間外労働の上限規制とセットで効力を発揮いたします。両者は一体の改革としてすすめていただきたい。

なぜなら、正社員は時間の限りなく働けるという前提がある限り、賃金が異なる合理的な説明となってしまうからです。

そして、同一労働同一賃金はシングルマザーと子どもの貧困、女性の貧困、若い世代の家族形成においてたいへん重要なことなので、ぜひ法改正とガイドラインに基づいた運用を、一番弱者の立ち場から考えていただきたい。

契約社員(準社員)として働くシングルマザーAさんのお話をします。

Aさんの時給は現在880円、手取りは12万から13万円。就職して4年ですが、2年後から時給が10円ずつ上がり880円となっています。

仕事は商品管理と事務。朝8:30~5:30まで8時間労働。繁忙期は毎日2、3時間は残業があり、正社員よりも長時間働いているが残業時間はつかないそうです。商品コードは誰よりも暗記しており、同じ仕事の妻子がある正社員の男性がいるが、彼のお給料はしらないそうです。

二人の子どもの塾代稼ぎに、昼は会社、夜は居酒屋でバイトのダブルワークをしたこともあります。

彼女が同一労働同一賃金で実質的に昇給する場合を考えます。

まずはAさんは男性正社員と同じ仕事と目で見てわかっています。これが「同一労働の可視化」です。お給料が上がるにはハードルが二つあります。
1)男性正社員の賃金がわからない
2)立ち場が弱く交渉のハードルが高い。

1)のハードルは「賃金表の公表義務」を課すことで超えられます。
2)のハードルは「申し立てをしたら賃金格差の調査と是正の判定をしてくれる窓口の設置」で超えられます。

Aさんは他の人の役に立つならということで、職種や地域を公表しないということで、ヒアリングに協力してくれました。

このように、もし騒ぎ立ててクビになったら明日から困るという人の立場にたって、適正な制度や運用をお願いしたいと思います。以上です」

(2016年11月29日「白河桃子オフィシャルブログ」より転載)