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日本から3時間で行けるヨーロッパ!?近いのに意外と知らない街「ウラジオストク」とは

2014年05月05日 21時56分 JST | 更新 2014年07月04日 18時12分 JST

こんにちは。TRiPORTライターの赤崎です。

「海外へ旅に出たいけど、仕事の長期休みは取れない......。」「長期休みが取れる時期は、チケットが高くて手が出ない」などなど、そんなモヤモヤを溜めつつ、週末に近場の国へ短期間行く方も多いと思います。手軽に行ける海外といえば、台湾や中国、韓国などのアジアはもちろん、グアムやサイパンといったビーチアイランドです。

台湾、中国、韓国は同じアジア圏内ということもあり、街を歩けば同じ肌の色に黒い髪。背格好も似たような人がほとんどでしょう。文化や食生活もどことなく似通ったところがあります。

photo Eika Akasaki

photo:EikaAkasaki

グアムやサイパンはいわずもがなバカンスの聖地。日本語が話せる人も沢山いるし場所によっては日本円だって使えてしまう。どちらも安心して週末海外を楽しめるでしょう。

......でも、待って下さい。どうせ行くなら、日本とは違った雰囲気の場所に挑戦してみたくありませんか?

そこでご提案したいのは、週末にさくっとヨーロッパへ行くこと。そう、日本から10時間ほどかかる、あのヨーロッパです。

日本から一番近いヨーロッパ

Google mapや世界地図を見れば一目瞭然ですが、韓国や中国は日本海を挟んですぐ近くです。そこから海沿いに北上し、北朝鮮を抜ければヨーロッパにも面するロシアにたどり着きます。

ロシアの街のひとつであるウラジオストクは日本から一番近いヨーロッパと言っても過言ではありません。

ウラジオストク駅前

photo:EikaAkasaki

ウラジオストクはロシアの極東部にある沿岸部の都市で、成田からはなんと飛行時間2時間40分。ソウルへの所要時間と変わりありません。「ヨーロッパ=遠い」と思っていましたが、ロシアもヨーロッパの文化を引き継ぐ大国。こんな近くに西欧を感じられる場所があったなんて!と、目からウロコです。

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世界一長いシベリア鉄道の発着場所

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Photo Credit: L&LPhotography via Compfightcc

シベリア鉄道はロシア国内を東西に横断する、言わずと知れた世界一長い鉄道。「いつかはシベリア鉄道でロシアを横断したいな」と憧れを持つ人が世界中にいます。そんな世界一のシベリア鉄道の始発(終着)点がウラジオストク駅なんです。

ウラジオストクから9,000キロメートル以上このレールが続いているんです(ちなみに日本国土の全長は約3,000km)。ホームのベンチに座っていると、ますます遠くに行きたくなり、つい乗車券を買ってしまいそうになります。

オリエンタルな面影を残すヨーロッパの街並

photo EikaAkasaki

photo:EikaAkasaki

ウラジオストクという街ができたのは、今から150年ほど前。当時パリやペテルブルクをモデルに作られた歴史ある建築物は今でも街の中で楽しむことが出来ます。

落ち着いた街並のカフェに入れば、ここがとても成田から2時間弱の街とは思えないでしょう。それくらい、日本とは異なる静かでちょっぴりセンチメタルな雰囲気が漂っているんです。

ついに明かされた軍事都市

photo EikaAkasaki

photo:EikaAkasaki

日露戦争、第二次世界大戦、米露冷戦などなど日本の歴史でも度々登場するロシア。ウラジオストクは軍事都市として1952年から閉鎖され、1989年まではソ連市民も立ち入ることの出来ない場所でした。外国人に解放されたのはソ連崩壊後の1992年。22年前まで外国人は入ることすら出来なかった、閉ざされた都市だったのです。

沿岸部を歩けば、常に花の手向けらた慰霊碑や銅像、記念碑が並んでいます。実物の潜水艦が博物館となっている「潜水艦C−56博物館」や「ウラジオストク要塞博物館」などでは、貴重で生々しい戦争の資料を見ることができます。

日本目線ではない視点から戦争をとらえることができ、世界の歴史をより身近に感じることができます。

ちょっぴりレトロな、かわいいロシアのデザイン

ロシアというとマトリョーシカやチェブラーシカなどが頭に浮かぶ方も多いと思います。しかしロシアのデザインやキャラクターはそれだけではありません。

例えば、スーパーマーケットはロシアデザインの宝庫です。ウラジオストクの駅を降りてすぐの、ピラミッド型カフェの一階にあるスーパーマーケットに行ってみてください。(お店の入り口でロッカーに上着や荷物を入れるのがルールみたいです) かわいいもの好きには悶絶もののパッケージが並んでいます。

photo EikaAkasaki

photo:EikaAkasaki

この日本ではなかなか見られないデザインとキャラクター。有名なマトリョーシカやチェブラーシカもかわいいけど、ロシアにはこんなほっこりするデザインがいたるところにあるのです。このお菓子を買うためだけに「また来週末ウラジオストクに行こうかな」とすら思ってしまいます。

もちろん街の中には沢山のスーパーマーケットやデパートがあるので、色んなお店を探索してみるのも楽しいです。

未知なる世界が覗ける?平壌レストラン

ウラジオストクは北朝鮮すぐ隣の都市で、北朝鮮との直行便も飛んでます。何かと話題に事欠かない国ですが、日本にいたら実際に北朝鮮の人たちと接することはありません。

しかし、ウラジオストクには北朝鮮直営の「平壌レストラン」があり、そこでは美味しい料理と美女たちの歌や演奏を楽しむことが出来ます。

平壌レストラン photo EikaAakaskai

photo:EikaAakaskai

メニューには日本語表記もあり、笑顔で接客してくれる美女たちは日本語もある程度通じ、ニュースで知る北朝鮮とはまた違う北朝鮮の一面を見ることができます。

2005年金正日政権下の北朝鮮

ロシアってヨーロッパなの?という疑問がわいた方も多いかもしれませんが、あれだけ大きな国土がまたがっているからこそ多様な文化が相見えています。こんなに身近にあったヨーロッパ。次の週末にちょっと行ってみるのはいかがでしょうか?

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