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働かざるもの遊ぶべからず!異国の社会人の夏休みカルチャー4選

2014年07月12日 23時07分 JST | 更新 2014年09月11日 18時12分 JST

いよいよ夏本番ですね!

夏といえば、長さの違いはあれど、社会人にも大学生にも訪れる「夏休み」! 学生は2ヶ月近く夏休みがある方もいるのでは? ちなみに社会人なら、日本では主に8月中旬、お盆の時期を休暇とする人が多く、毎年旅行で混み合うことで知られています。学生の頃は、2カ月近くもあった休みが、社会人になった途端3~4日になるなんて......と、絶望的な声が聞こえてきそうです。

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Photo Credit: cuellar via Compfightcc

しかし、少し世界に目を向けてみると、地理的事情や気候、文化などの要因が重なり合い各国が独自の夏休みを展開しているんです。

実はあまり知られていない、社会人の夏休み事情。今回は、日本とは一風変わった4つの夏休みをピックアップしました。ステキな夏休みのはじまりまじまり!

(1)オーストラリア

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写真:Tomoaki Eto「メルボルン上空へ気球の旅」より

◆夏休み期間

1ヵ月半(クリスマスから1月にかけて。つまり日本で言う冬休みの時期が夏休みに当たります)

◆主な過ごし方

南半球に位置するオーストラリアは、夏の時期にクリスマスを迎えます。

クリスマスといえばやっはりホワイトクリスマス!という方が多いと思います。しかし、オーストラリアでは夏真っ只中ということで、夏の風物詩であるBBQが行われているんです。

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写真:Daisuke Ogura「メルボルンには本当に世界一カフェがあるのか?メルボルンに確認しに行ったついでに、ケアンズも周る旅」より

海を見ながら海辺でBBQをするのがクリスマスのポピュラーな過ごし方とは驚きです。お肉はもちろん、シーフードも堪能するのがツウなのだとか。

東西南北で迫る!多彩な顔を持つオーストラリアの魅力とは

余談ですが、クリスマスソングとして有名なあの「ジングルベル」もオーストラリアでは夏仕様!

【原文】

Oh jingle bells jingle bells

jingle all the way!

Oh what fun

it is to ride

In a one horse open sleigh, Hey!

【オーストラリア版】

Oh! Jingle Bells, Jingle Bells

Jingle all the way

Christmas in Australia

On a scorching summer's day

猛暑のオーストラリアクリスマスと綴られていますが、40度の猛暑でも湿度は低く、カラッとしていて過ごしやすいのがオーストラリアの夏の良いところです。

雪のちらつくロマンチックなクリスマスもいいですが、暑い中過ごすHOTなクリスマスも魅力的ですね!

(2)ポーランド

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写真:Misaki Tachibana 「遊び心が散りばめられたヴロツワフ、工場の街シュチェチンのコントラスト」より

◆夏休み期間

1か月半

◆主な過ごし方

学生や子供たちと同様、社会人も1ヵ月近く休暇をとり、バカンスを楽しみます。

音楽や芸術の国として名高いポーランドですが、劇場やフィルハーモニーも秋まで活動休止。それどころか、国の中心である国会も7、8月は休会してしまうという徹底っぷり。この時期は、何にせよ仕事のアポは殆どとれない時期になります。

しかし、本格的なオペラやフィルハーモニが楽しめない代わりに、夜9時ごろまで明るい白夜の夏であることを生かした催しが、数多く行われています。

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barankie via Compfightcc

中でも地元の人からも、観光客からも注目されているのがこちらのイベント、ポズナンの夏の到来を告げる聖ヨハネの夜祭です。

ランタンに願い事を書いて空へと飛ばし、きれいに飛ぶと願いは叶うと言われています。毎年多くの人々が様々な願いを胸に、会場となるヴァルタ川沿いに集まります。忘れられない夏の思い出になりそうです。

(3)スペイン

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写真:Shuntaro Hosokawa「建築キチガイによる、ヨーロッパ弾丸ツアー」より

◆夏休み期間

1ヵ月

◆主な過ごし方

職場の夏休みは、個人差がありますが約2週間~1か月くらいとるのが一般的です。バルセロナ近郊の海沿いでは、安いピソ(アパート)を借りて、そこで休暇を過ごす人がたくさんいます。

一体何をするのかって?

なんと、基本的に「何もしない」のがスペイン人ならではの夏の過ごし方なんです!

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写真:Ryo Aita「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【バルセロナ編】」より

海を見ながらボーッとする。気が向いたら、泳ぐかしゃべるか、散歩をする。ただひたすらにのんびり過ごす、まさにバカンスの代名詞。

かと思えば、8月最終週の水曜日には、こんない激しいイベントが催されているから驚きです。

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simakgeri via Compfightcc

ラ・トマティーナ、別名トマト祭り。市からの補助金を得て、通りに面している家屋の壁や、トマトをぶつけられては困るものをあらかじめ覆うなど、国を挙げて万全の状態で祭りに備えているのです。ここぞとばかりにはっちゃけるアツいスペイン魂がみられます。

あなたは参加できる?思わず絶句する世界の奇祭5選

スペインはヨーロッバで一番の長寿国として知られていますが、「シエスタ」を思い切りを楽しむ雰囲気が、健康と長寿の秘訣なのかもしれません。

(4)スウェーデン

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写真:Hiroaki Takeuchi「初めての一人旅 北欧スウェーデン〜フィンランド」より

◆夏休み期間

1ヵ月

◆主な過ごし方

8月の下旬には、夏をお祝いする夏至祭りが開催されます。それに合わせて多くの社会人も夏休みを取り始めます。お祭り中は、町の広場で夏至柱を立て、人々が一体となり手をつないで回りながら歌ったり踊り明かします。

宴には玉ねぎやにんにく、トマトなどと共に漬けたニシンの酢漬け、ゆでジャガイモやサーモン、スペアリブを食べ、食後は採れたてのイチゴでしめます。お祭り当日の夜、前夜に摘んだ7種類の草花を枕の下に置いて寝ると結婚を願う女性の恋が叶うというステキな言い伝えもあります。

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Håkan Dahlström via Compfight cc

スウェーデン人の夏休みの過ごし方といえば、サマーハウスと言う、日本で言う別荘のようなものに行くのが一般的です。森の中でフィーカ(スウェーデンのお茶をする文化のこと)をしたり日光浴をしたり、ひたすらのんびりします。

また、家族用の小さなサウナが完備されたサマーハウスが多いのも特徴的です。夏の夜には庭の簡易プールに水をためて、サウナの後に飛び込むことで血流をよくして健康増進を図ります。肌の調子もよくなり、体もとてもリラックスできます。

いかがでしたが? 夏休みから垣間見る異文化の数々は、生活習慣を知ることのできる興味深いものです。......それにしても、やっぱり各国の夏休みが長すぎると思うのは私だけでしょうか。

なにはともあれ、いよいよ夏本番! ステキな夏休みをお過ごしください!

■Tomoaki Eto「メルボルン上空へ気球の旅

■Daisuke Ogura「メルボルンには本当に世界一カフェがあるのか?メルボルンに確認しに行ったついでに、ケアンズも周る旅

■Misaki Tachibana「遊び心が散りばめられたヴロツワフ、工場の街シュチェチンのコントラスト

■Shuntaro Hosokawa「建築キチガイによる、ヨーロッパ弾丸ツアー

■Ryo Aita「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【バルセロナ編】

■Hiroaki Takeuchi「初めての一人旅 北欧スウェーデン〜フィンランド

ライター:渡部美佳

http://blog.compathy.net

▲編集元:TRiPORT

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