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本当?それとも噂?世界各国に対するステレオタイプ5つ

2014年07月02日 00時51分 JST | 更新 2014年08月30日 18時12分 JST

まだ記憶に新しいオリンピックや、熱狂の只中にあるワールドカップ。世界と戦うスポーツを見ていると、「この国は日本人に比べて体つきがいいな」「プレーにもお国柄が出ている気がする」など、世界には様々な国があり、多くの人種が存在するという事実を垣間見ることができますよね。

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Photo:Ryo Kaga「Tokyoを歩く旅

ところで、旅について話をしていると、「あの国は親日だよね」「○○人はこんな性格で~」なんて会話をすることありませんか?

本当かどうかは分からないけれど、なんとなく私たちの間に浸透しているステレオタイプ。今回は都市伝説と化したステレオタイプの真偽を解明したいと思います。

1. 海外に行くと英語が共通語?

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Photo:Ryo Aita「情熱プリーズ!好き勝手にスペインひとり旅!【バルセロナ編】

旅慣れている人ならば当然のように分かっているのかもしれませんが、海外に行けば皆英語を話せると思っている人は多いようです。

しかし、「どこでも」というのは大間違い。例えば、スペイン語圏のスペインやメキシコなどではかなり通じにくいのです。英語で話しかけてもスペイン語で返されてしまうことも多々。他にもロシアやイタリア、フランスなどでも通じない場合もあり「海外=英語でOK!」という訳ではありません

私もマカオのカジノで「両替場所はどこですか?」という英語が守衛さんに伝わらず、話せる人を探すのに時間がかかったことを思い出します。もちろん、同じ国でも話者の年代や地域によって大きく異なりますが、日本人が思っている以上に伝わらない場面は多いように感じます。

2. イギリスではポットで入れた紅茶をよく飲む?

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Photo:Satoko Nishiyama Fujioka「ハリーポッターの魔法にかかりに、オックスフォードへ。

英国の紳士淑女が、昼下がりに紅茶すする......そんなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。実際、下記に並べたようにイギリスにはたくさんの紅茶の飲み方があります。

  1. アーリー・ティー:朝の目覚めの1杯
  2. ブレックファスト・ティー:朝食と共に
  3. イレブンジス・ティー:午前中に作業の合間に
  4. ランチ・ティー:お昼ごはんと一緒に
  5. アフターヌーン・ティー:3時のおやつの感覚で
  6. ナイト・ティー:ベッドに入る前の1杯

紅茶は変わらず多く飲まれているようですが、現代では茶葉よりもティーバッグのほうがだいぶお手軽ということもあり、じっくり蒸らして作るという習慣は少なくなってきているようです。

イギリスのみならず、イメージしていたものが時代とともに変わってびっくり!なんてこともあるかもしれませんね。

3. ドイツ人は日本人と同じく真面目で勤勉?

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Photo:Satomi「2010年の年越しをベルリンのブランデンブルク門の前でするための旅

日本は「勤勉で真面目な国」と評されることがよくありますが、日本と並んで語られることが多いのがドイツです。交通ルールをきちんと守ったり(本来は当然のことなのですが)、ビジネス上の会話をしている時に冗談はあまり言わないというイメージがあるようです。

しかし、日本のサラリーマンは残業もいとわずに働く人も比較的多い印象ですが、ドイツの「勤勉さ」はどれくらいの時間働いたかで語られるものではありません。決められた時間の中で無駄なく仕事を行い、定刻に退社。定められた日数の有給休暇はきちんと消化し、法律で就業してはならないとされている日曜日は(例外有)お店を閉めるのです。

このように、なんとも羨ましい一面もありますね。この働き方、是非とも真似していきたいものです。

4. インド人は皆数字に強い?

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Photo:Hideki Tanaka「インド:美しい人々が住む国

インド人は世界的にもゼロを発見した民族として有名で、「インド人は数学が得意だ」というイメージがあるかもしれません。小学生くらいの子たちが、2桁のかけ算を暗唱している映像を見たことがある人も多いはずです。

実際、数字に強いというイメージに間違いはないものの、安定した学校教育を受けているかというとそうではない場合があります。貧困格差同様、教育格差も広がってきているのです。

2011年度に行われた識字率の調査では、上昇はしているものの74.04%と4人に1人は字を読めないという実態があり、皆数字が得意で勉強を良くするとも言い切れないように感じます。そもそも教育を受けることすらままならない人々も多くいる、という事実を忘れないでおきたいですね。

5. アイスランドは雪国ですごく寒い?

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Photo:Takahiro Sugimoto「アイスランド旅行3/1~3/4

その国名から、雪や氷で覆われた国をつい想像します。アイスランドに行きたい!と言うと、すごく寒そうだねと返ってくることもよくあります。

でもそれは少し勘違い。一部は北極圏にかかっているものの、国自体が火山のため近隣の北欧諸国よりも気温は高めなんです。最低気温もマイナス3度程度と、思っているほど寒くありません。

日本から約9000kmも離れており、物理的距離もイメージも少し遠い存在のアイスランド。ブルーラグーンと呼ばれる世界最大規模の温泉があり、治安もかなり良いため日本人の旅先にもぴったりです。

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Photo:Shohei Watanabe「イスラエル テルアビブと周辺の街 米同盟国日本人の僕が訪れた理由。

※イスラエルの海岸沿いでストリートライブを始めるおじちゃん。

ステレオタイプとは難しいもので、この言葉自体のイメージもあまり良くないのが実情です。対世界に限ったことではないですが、物事を決めつけていくと選択肢を狭めてしまう勿体なさがあるように感じます。

百聞は一見に如かずとはよく言いますが、国内でも知らない場所や、特に外国のこととなれば自分の目で確かめるのが一番。新しい世界との出会いを求めて、また旅に出たくなりますね。

ライター:林綾子

http://blog.compathy.net

▲編集元:TRiPORT