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国境を越えると消える観光客。秘境「バングラデシュ」の魅力

2015年04月17日 17時37分 JST | 更新 2015年06月16日 18時12分 JST

TRiPORTライターのKAZです。

皆さんは、バングラデシュという国を知っていますか? 東アジアに位置するこの国は、インドとミャンマーに挟まれている日本の3分の1程度しかない小さな国です。しかし、そこには日本の人口をはるかに超える人々が生活しており、世界でもトップクラスの人口密度を誇っています。ベンガル地方(ベンガル湾周辺地域)として、インドとひとくくりにされがちなバングラデシュですが、果たして本当にインドと同じような空気が流れているのでしょうか。

今回は、インドから陸路でバングラデシュに渡った旅の中で見えた、インドとはひと味もふた味も異なる「バングラデシュの魅力」を紹介したいと思います。

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首都ダッカでは交通渋滞が絶えません(筆者撮影)


(1) 驚くほどのおもてなし

インドの国境を越えてまず感じたことは「人の温かさ」です。市場では「これはバングラデシュの特産物だから食べてみて」「ココナッツジュース、飲んだ事ある?」などと、声をかけてくれる人もいました。もらった果物の不思議な味に思わず顔をしかめると、笑いながら水を買って来てくれる人まで...。たくさんの人の優しさに触れて、涙が出そうになりました。

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市場に並ぶ鮮やかなフルーツ(筆者撮影)

あとからわかったことですが、イスラム教の教典コーランには「孤児や貧者、旅人を助けよ」という素晴らしい教えがあるそうです。1970年代に英国領インドがインドとパキスタンに分離した際、イスラム教徒が多かった地域が現在のバングラデシュになったという歴史があります。現在でも国民の9割以上がイスラム教徒であるという点が、その「温かさ」の由縁なのかもしれません。


(2) 消える観光客

隣の大国インドには多くの観光客が訪れていますが、国境を越えると急にその姿が少なくなりました。街中の英語表記も突然姿を消してしまいます。バックパックを背負った旅行者が珍しいのか、歩いているだけでもたくさんのバングラデシュ人が集まってきます。その中で英語を話せるのは僅かですが、話せない人でも必死に何かを伝えようとしている姿に胸を打たれました。インドでは「ジャパニ(日本人)!」と叫ばれていたのですが、バングラデシュでは「ボンドゥ(友だち)!」と呼ばれ、ハグを求められます。文化や言語は違っても、自分と同じ「ヒト」なんだということを改めて実感した出来事でした。

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数少ない観光地コックスバザール。バングラデシュ人は服を来たまま海水浴を楽しみます(筆者撮影)


(3) 白米に合う! 豊かな食事

ベンガル湾沿いのデルタ地帯に位置するバングラデシュの食事のメインは米と魚です。インドカレーに似た、スパイスをベースにした料理がポピュラー。それと一緒に出てくる白米の量が、とにかく凄まじかったという印象が残っています。インドに比べて味付けが濃いものが多いのですが、白米との相性は抜群。ナンやチャパティなどの小麦を使った料理が多いインドに比べ、白米に合う料理が多いバングラデシュには、どこか日本に近いものを感じます。

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見渡す限りの水田(筆者撮影)


おわりに

日本ではあまり知られていないバングラデシュですが、その小さい国土にはたくさんの魅力が詰まっていました。バックパッカーの聖地と言われるインドを訪れたとき、ちょっと寄り道をしてみてもいいかもしれません。

(ライター:KAZ)

バングラデシュの旅行記はこちら
*Masa Yoshimura「Bangladesh

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食文化という観点から、その国の歴史を紐解いてみませんか?

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