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大地を感じながらバス移動。世界の長距離バスに乗ってみよう!

2014年06月13日 14時22分 JST | 更新 2014年08月10日 18時12分 JST

みなさんが遠方に出かける時に使う交通手段はなんでしょうか?日常生活なら飛行機や電車、車を使うことが多いかもしれませんね。海外なら電車や飛行機でしょうか?しかし、多くの国では日本のように鉄道が隅々まで整備されている国は僅かです。そんな時に使うのが長距離バス。

国によっては鉄道より時間に正確、そのうえ国内のみならず、国境を越えて運行されている国際長距離バスもあります。メリットもデメリットもある長距離バス、是非一度と言わず何度も味わって頂きたい、そんな長距離バスについて紹介してみたいと思います

長距離バスを使うメリット

Photo:Mami Nakae「MEXICO TRIP」より Photo:Mami Nakae「MEXICO TRIP」より

まず何と言っても安いです。そして現地の人も利用するので地元の人と話したり、現地の空気を楽しむことができます。個人的に何より好きなのが景色が見れること。雲の上からでは見えない地元の人たちの生活を垣間見ることが出来ますし、地球という大地を移動している感覚をダイレクトに感じることができます。

そして、飛行機や電車では行くことができないレアな場所にも行くことが出来ます。

長距離バスを使うデメリット

時間がかかる。加えて交通状況等にも左右されるので場所によっては数時間の遅れ...なんてことは珍しくないです。後述もしますが、バスのランクによってかなり差があるため体力が奪われる場合があります。田園地帯や山間部など延々と同じ風景が続くとさすがにどうしようもなくなり、おまけに酔ったりしたら結構キツいです。

バスチケットの取り方、乗り方

Photo:Eika Akasaki「トルコからキプロス、ギリシャへ」より Photo:Eika Akasaki「トルコからキプロス、ギリシャへ」より

チケットの取り方としては方法がいくつかあります。

バスターミナルに直接出向きチケットを取る方法、事前に近くのツーリスオフィスで取ることや、宿泊しているホテルやゲストハウスのカウンターからチケットを手配することができる場合もあります。バス自体に乗ってからチケットを購入するパターンもありますし、最近はインターネットでチケットを購入することが出来るバス会社もあるようです。乗り場も、街の何十台と発着のある大きなバスターミナルのこともあれば、建物とも言えないような不安になる場所のこともあるので、確認を忘れずにしましょう。

バスのランク

同じ路線でも複数のバス会社が運行していることがあり、バス会社によって値段の差があります。そして値段の差は乗り心地やサービスの差に悲しいぐらいハッキリと現れるので注意が必要です。

激安運賃のバスは他国からの小さなスクールバスや路線バスのお下がりだったりして古く、乗り心地も悪く、冷暖房が無い以上に窓自体が無いこともあります。地元密着型なので乗り降りが多く時間がかかりますし、自由席なので混み合うと2人用シートに3、4人で座ることもありますが、地元の人とおしゃべりをしたい場合には最適です。

中級になると、座席指定があったり、座席のリクライニングが可能であったり、多少古くても観光バスの体を成しています。カーテンやTVも付いておりその国の人気の映画や音楽DVDが流されていることが多いです。

高級は、座席指定、リクライニング、冷暖房はもちろんのこと、乗務員が三食のお弁当や軽食、食後にはコーヒー等を配ってくれたり、枕やブランケットも準備されています。まさに至れり尽くせり。昨年利用したトルコのバスには個別のTVやWi-Fi装備されており、自由にインターネットを利用することが可能でした。

長距離バスの注意点

Photo:Hiroaki Inoue「陸路国境越え」より Photo:Hiroaki Inoue「陸路国境越え」より

一番注意する事のひとつとして荷物を預ける点があります。多くの場合、荷物に番号の書かれたタグを付け、その番号が書かれた引き換え券を渡されます。荷物はバスの中下腹部あたりにある荷物室や、屋根の上に載せる場合もありますが、自分の荷物がちゃんと入れられているか、また途中で降りる人が取り違えや盗難で自分の荷物を持って行ってしまわないか、よく注意を払っておく必要があります。当たり前の事ですが、パスポート等の貴重品は身の回りに付けておくようにしましょう。

目的地がローカルな場所の場合などは、運転手や周りの人などに「○○で降りたい!」「○○に着いたら教えて!」と伝えておくならば、目的地に着いた際、周りの人が教えてくれるでしょう。また、GPS付スマートフォンなどで進行方向や現在位置を時折確認しながら移動するなら安心して車窓からの景色を楽しむ事が出来ます。

自由席のバスに乗る場合、乗車可能時間になった途端に入り口から窓から我先にと人が群がり席の争奪戦が行われる事があります。心して臨みましょう。

快適なトルコのバス

Photo:Eika Akasaki「トルコからキプロス、ギリシャへ」より Photo:Eika Akasaki「トルコからキプロス、ギリシャへ」より

トルコは全土に細かくバスが走ってるだけではなく、バス会社の数もとても多く、また時間も正確に運行しています。バスに乗るには、オトガルと呼ばれるバスターミナルにある様々なバス会社のカウンターの中から目的地や料金、内容、バスの種類などの比較検討をしてチケットが購入できます。

トルコの長距離バスは観光客だけでなく、地元の人たちも多く利用するので行き先などによってはチケットが売り切れてしまっている事も多くあるので、余裕をもって購入しておきましょう。だいたいの長距離バスには添乗員がおり、ペットボトルのお水(無料)や、軽食等をサーブしてくれます。またWi-Fiの装備が搭載されているバスも多く、ネットをしつつ快適な長距離移動が出来ます。

過酷だったネパールのバス

Photo:Daisuke Taniwaki 「神々の山嶺Himalaya」より Photo:Daisuke Taniwaki 「神々の山嶺Himalaya」より

発展途上国はもちろん、海外の長距離バスはボロいものが多いです。バスターミナルやツーリストオフィス等でチケットを購入できますが、選択肢がほとんどありません。椅子のクッションは無いに等しい状態で悪路な山道などをひた走ります。もちろん途中の水分食事等の補給は自己調達。

トイレ休憩も山道(大自然の中)か、小さな町の共同トイレ、もしくは申告制。山を越える移動だった為、地元の人の多くが酔い、エチケット袋は常備されていました。場所によってはとても混み合います。

乗ってみたいエチオピアのバス

Photo:Misaki Tachibana「混沌の真骨頂 エチオピア」より Photo:Misaki Tachibana「混沌の真骨頂 エチオピア」より

世界的に悪名高いエチオピアのバスにはもちろんそれなりの理由があります。まず、エチオピアは独自の時間を使っているため時間が分かりづらい上、法律によって夜間はバス運行が禁止されており早朝の出発。そして、席取り合戦を足の速いエチオピア人とする必要がある。極めつけはバスの走行中は窓を開けてはならない!(悪霊が入ってくるという理由らしいです。しかし、最近は窓を開けても悪霊が入ってこない事に気付き開ける人もいるようです)国だけでなく、バスまで魅力的なエチオピア、早く乗りに行きたいものです。

世界の長距離バスには街から街への移動のみならず、国から国の移動、その国を横断、縦断などのバス旅行自体を楽しむものもあります。今までとは違ったツールで旅をするなら、また新たな旅が見えてくるはずです。

Hava a nice trip!

■Mami Nakae「MEXICO TRIP」より

■Eika Akasaki「トルコからキプロス、ギリシャへ

■Daisuke Taniwaki 「神々の山嶺Himalaya

■Misaki Tachibana「混沌の真骨頂 エチオピア

ライター:赤崎えいか

http://blog.compathy.net

▲編集元:TRiPORT