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節約できる&海外の友達もできるサービス「Couch Surfing」ってなに? - サーフ編 -

2014年05月09日 19時40分 JST | 更新 2014年07月06日 18時12分 JST

こんにちは、TRiPORT編集者の立花(@misakichie)です。

旅に慣れた人も、これから旅に出る人も、安く旅に出られたらどんなにいいかと思いませんか? 日本は島国だし、「海外」なんて言葉があるくらいだから、どこへ行くにも海を越えていかなければいけません。飛行機のチケットから始まり、食費、宿泊費、おみやげ代などなど海外を楽しむのってお金がかかるわ!......って、本当にそうでしょうか?

実は、安くしかも楽しく旅をする方法があるのです。みなさんは「Couch Surfing」をご存知ですか?

"Couch Surfing"とは

インターネット上の無料国際ホスピタリティ・コミュニティであり、現在世界で最も大きなホスピタリティー・エクスチェンジ・ネットワークである。英語の「カウチ」(couch, 日本語で言うソファ)とサーフィンを併せた名称である。CSともいう。

海外旅行などをする人が、他人の家に宿泊させてもらう(カウチをサーフさせてもらう)という形式の相互的な思いやりや信頼による制度である。コミュニティーの軸にしたウェブサイトにて、プロフィール、身分確認制度、メンバー同士の評価等により、世界各地のメンバー間で連絡を取り相談の上で宿泊が決まる。

引用: Wikipedia

CSを使う上で「ホスト」は自分の場所を提供する現地の人を指し、「サーフ」は宿泊することを指します。海でやるサーフィンでは無いですが、「サーファー」はホストを探している人を指します。

海外のホテルや安宿を予約して楽しむ、という方法もありますが、どうせ行くなら現地の人の暮らしや、「ふつうの生活」に参加させてもらいながら、国や土地の"素"を知るというのも、旅の醍醐味のひとつではないでしょうか。

海外の「ふつうの生活」に浸ってみたい人、現地でともだちをつくりたい人には、CSはうってつけなのです。

そこで、今回はCouch Surfingの使い方【サーフ編】をお送りします。

(1) アカウントを作ろう

login

ホーム画面からログインすることができます。Facebookのアカウントを持っている人は、Facebookのアカウントのままログインすることができます。持っていない人は、get started with your email addressというリンクをクリックすると、基本情報の入力画面が出てくるため、そこにアドレスや名前を入力します。そうすると登録したアドレスにURLが届くので、それに従ってアカウントを作成します。

(2) プロフィールを作ろう

Couch Surfingのやりとりはインターネット上ですので、プロフィールがその人のすべてと言っても過言ではありません。内容が薄かったり、写真がなかったりするとホストしてもらえる確率は格段に下がります。まず、(1)で作ったアカウントでCSにログインすると、下のような画面が出てきます。

dashboardbase

これを、ダッシュボードと言います、ホーム画面と同じ役割です。プロフィールの編集は、ダッシュボードから自分のアイコンがあるタグをクリックし、「自分のプロファイル」をクリックします。

profile

自分のプロフィール画面へ飛びます。

profire-red

ここの右上の「プロフィール編集」をクリックして、どんどん自分をアピールしましょう。

profire-edit

名前や性別などの基本情報のほかに、以下の項目があります。

  • 自分の性格
  • CSを通して得たいもの
  • CSを使ってみての実体験例
  • 興味があること
  • 座右の銘
  • 好きな本、音楽、映画
  • 気が合うタイプの人
  • 自分が教えられること、知りたいこと、共有できること
  • 今までで最高の経験
  • CSサービスに対する意見

全てを埋める必要はありませんが、できるだけ細かく書くとベターです。どんな人が来るのかわかった方が、ホストしようと好意的になってくれるものです。

また、プロフィール編集画面は旅についての情報も載せることができます。管理画面の「Travel」というタグを開きます。

profire-editt

Travelのページでは、

  • 行ったことがある国
  • 住んだことがある国
  • 行きたい国
  • これから行くつもりの国

以上の4項目にそれぞれ国とその国を旅した時の簡単なエピソードを書くことができます。ここも分かっている範囲で、できるだけたくさん書くのが吉。

例えばフランス人のホストで、「行きたい国」の欄にJapanとあった場合は、日本人の旅人を積極的に受け入れてくれるかも?と考えることができます。逆に、その人が日本に来た時に、ホストしてあげることもできるのです。

「Travel」の他にも「Language」や「Description」(自分のプロフィール画面の名前のすぐ下に出てくる職業や一言アピールなど)などのタグがあり、編集することができます。

また、写真も重要な情報です。どういう写真がいいとか、モラルに反しない限りでは特別な規定はありませんが、顔がはっきりわかるものの方がおすすめです。いざサーファーとホストが初対面すると言ったとき、お互いに相手を見つけやすいというメリットがありますし、顔がわかったほうが信頼度も高くなります。

サーフするために必要なプロフィールはここまでです。管理画面の「Couch」のタグ以降のページの編集については「ホスト編」でお届けします。

(3) ホストを探そう

ダッシュボードの上の方に「Surf」というタグ(下の画面の赤丸)があるのでそれをクリックします。

dashboard

すると、こんな画面が出てきます。

wheredoyouplantogo

ドロップボックスに従って、どこへ、いつ行きたいのかを入力すると、自分のプランを書き込む画面が出てきます。プランは100文字以上が必須です。

自分はどういう旅をしていて、どんなものに興味があって、なぜその国に行こうと思ったのかを、プロフィール同様詳しく書くのが良いです。書いたら青いボタン「Continue」をクリックすると、行きたい国のホストたちのプロフィールが一覧で出てきます。

findinghost

ここに出てきた人たちから自分に合いそうな性格や煙草を吸うかどうか、ペットの有無、一人暮らしか、音楽や映画の趣味などなどを参考に、ホストを選びましょう。

ちなみに、選ぶときに注意しなくてはならないのが赤丸のアイコン。

findinghostt

このアイコンは全部で5種類あります。

status

  • ホストできます
  • ホストできるかも
  • ケースバイケース
  • 今はホストはできないけどお茶するだけならOK
  • 旅行中です(ホスト不可)

それぞれが自分のステータスを状況に応じて編集できます。しかし、変更していない人もいるため、「I'm traveling」になっている人意外には積極的にお願いしてもいいかもしれません。また、上の画像にはありませんが、完全にホストできない場合はカウチに×がついたアイコンになっているため、ホストを探すときはアイコンを必ず確認しましょう。

(4) リクエストを送ろう

すてきなホストを見つけたら、さっそくリクエストを送ってみましょう。相手のプロフィールページから「send a Couch request to (相手の名前)」というボタンがあるため、それをクリックすると、下の画面が出てきます。

send1

最初に書いた文が上のドロップボックスに載っていますが、ここは編集しても構いません。注意しなければならないのは下の丸印。

send

ここにチェックを入れると、上の欄にある、何処に、どういう理由で行きたいのかという文章が、探している町に住むホスト全員が回覧できるようになります。そうすると、自分でホストを見つけられなくても、相手から「うちへどうぞ。」と招待のメッセージが来る時があります。

もし、自分で選んだ特定のホストにしか依頼したくないときは、チェックを外してください。

時々、コピペした文でリクエストを送るサーファーもいますが、そういうメッセージはすぐホストには分かるため、一人ひとりにきちんとお願いすることが大切です。あとは左の部分の、到着予定日や出発予定日、何の交通機関で到着するのかという情報を、分かっている限り入力して、送ります。

これでリクエストの送信は完了です。

(5) ホストと仲良くなろう

メッセージを送っても、「他のサーファーが来ちゃったから無理。」とか「今週忙しいから、次回ね。」とか断られることも少なくありません。

それでもめげずに自分でホストを探してみてください。(2)の通り、「うちにおいで。」と招いてくれるホストもいます。最終的にどのホストにお世話になるか決めたら、そのあとはできる限りマメに連絡を取ると、更に旅での出会いを豊かにしてくれること間違いなし。何よりお互いの不安が和らぎます。

当日、きちんとホストに「はじめまして」できたらCSの最初のステップはひとまずクリア。あとはホストの生活にどっぷり浸かって、誠意を持って「異国の日常」を楽しんでください。

筆者はアフリカのケニアでCSを使いましたが、何の問題もありませんでした。むしろホストのヘレンが、ナイロビ空港まで迎えに来てくれたり、ごはんを毎食出してくれたり(毎日同じものを食べるのが普通みたいです)、色々な所へ連れて行ってくれたり、失礼ですがこんなに親切だとは思いませんでした。

お風呂はほとんど入らず、トイレの水ももったいないから一度では流さない、など驚くこともありましたが、そんなことどうでもよくなるほどでした。お礼にお好み焼きと親子丼をつくると、ヘレンたちには親子丼が好評で、ウガリというケニアの主食のレシピと、親子丼のレシピを交換したのは良い思い出です。

次は、サーフしたあと、ホストとお別れした後について、です。

(6) お礼を込めて「reference」を書こう

CSで、ホストやサーファーを判別するのに重要なのがプロフィール、というのは分かっていただけたかと思いますが、もう一つ、信頼度を左右する重要な情報が「Reference」です。これは、ホストとサーファーのお互いの印象や、一緒に過ごした思い出などを考慮して、それぞれを評価できるシステムです。

「Reference」は3つの段階で評価できます。

  • Positive:素敵な人!
  • Neutral:特に悪くはないけど良くはない。
  • Negative:最悪。

何年かCSを使っている筆者ですが、Negativeがついている人はなかなか居ません。人間なんだから悪いところのひとつやふたつあるっしょ、と思いますが、ここでのNegativeはモラルに欠ける人という意味合いなのだと思います。

このReferenceでPositiveの評価が多ければ多いほど、ホストもサーフもどちらもし易くなります。お世話になったホストのプロフィールに、ぜひReferenceを残してあげてください。相手のプロフィール画面に行き、画面下部の「Reference」にある「Leave a Reference」をクリックしたら、ホストへの評価を書くことができます。

残念ながらあまりいい思い出が作れなかった場合は、それを正直に書くのもアリです。いずれにせよ、受け入れてくれたホストのことをよく考えてからReferenceを残してあげてください。もちろん、ホストからサーファーへ評価を残すこともできます。

「彼はフレンドリーでおもしろい」とか「彼女はとても行儀が良くて敬意がある」とか言ってもらえると喜びもひとしおです。

これでCSのサーフ編は終了です。

最後に

最後のReferenceは、ホストとサーファーが、滞在していた時間以外でも長くつながるきっかけになります。やはりインターネット上での交流ですので「危なくないのかな?」と思う方も多いかと思います。

Couch Surfing自体は2004年からサービスを開始し、悲しいことですが確かにその歴史の中で事件として取りだたされたこともありました。しかし近年では暴行や盗みなどの事件は殆どなく、ホストもサーファーも尊重し合って利用しているサービスです。

CSを使う場合のリスクは、お互いに存在していて、言ってしまえばホストは何かを盗まれるかもしれない、暴行されるかもしれないというリスクを乗り越えてホストをするし、サーファーも人気のないところへ連れて行かれるかもしれないとか女性ならレイプされるかもしれない、などのリスクを背負っています。それでもサービスとして成立しているのは、両者のリスクを考慮することでより信頼を厚くしているのではないでしょうか。

CSは、旅人とホスト、お互いの善意と信頼、そして感謝の気持ちによって成り立つサービスです。

だからこそ、サーファーはその国の文化を尊重し、逆にホストになったときは、「ようこそ」というおもてなしの気持ちで迎え入れるのが礼儀。もちろんホスト側は旅館ではないし、何よりCSは相手の国に興味がある人が活用しているサービスですから、堅苦しいことを律儀に行う必要はありません。

どんな仕事、勉強をして、何を思い、どんな夢を持ち、何を食べてどんなことを喋って笑い合っているのか。そんなことを異国で感じ、シェア?