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日本国内での途中下船は違法?知っておきたいクルーズ中の注意事項

2015年09月22日 14時06分 JST | 更新 2016年09月10日 18時12分 JST

皆さんこんにちは! TRiPORTライターの眞田舞です。

あんなに暑かった今年の夏ももうすぐ終わり。体調を崩したり、トラブルに巻き込まれたりせず、楽しく過ごすことができましたか?

さて、クルーズ業界も夏のバケーションは世界中で大盛り上がりの時期です。今回は、クルーズ経験者も、まだ利用していない人もチェックしてほしい、クルーズ中の思わぬトラブルや知っておきたい注意事項をお届けします。

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Photo credit: 坂本裕幸「クルーズ旅行 福岡‐済州島-上海

①日本国内で完全下船はNG!

日本発着のクルーズは家から直接港に行けることもあり、行き帰りにあまり時間をかけないで済みますよね。ただし、ここで注意してほしいのは、外国船籍の場合は一度も船が日本国外の港に寄らないうちに、日本国内で完全下船することはできません。これは「Cabotage(カボタージュ)」と呼ばれている交通に関する規則の一つです。日本のパスポートを持っているし、同じ日本国内の移動だから問題ないかと思うかもしれません。しかし実際は違います。

例えば、楽しみにしていたクルーズが乗船初日から何もかも満足できなかったとします。「横浜から乗船したけど、クルーズのサービスが気に食わないので次の大阪港で勝手に降りてやる! もう二度と戻ってくるか!」という場合でも、せめてクルーズスタッフや添乗員さんに相談をしてください。勝手に下船してしまうと規則違反となり、クルーズ会社はもちろん、ゲスト本人や引率している添乗員さんが大きな問題に巻き込まれます。

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Photo credit: 坂本裕幸「クルーズ旅行 福岡‐済州島-上海

②船の上は日本国外

外国船籍のクルーズにも、日本人スタッフがいたり、メニューや船内新聞が日本語だったりと、言葉の心配をすることなく日本人向けサービスを受けることができます。ここで気をつけたいのは外国船籍によるクルーズの場合、日本国内の寄港地を回っていようと、日本発着であろうと「船上は日本ではない」ということです。

まず、クルーズに参加するにはパスポートが必要です。空港と同じく、出発する港では出国審査が行われます。また、船上のマナーも日本のやり方は通用しません。「日本のサービスは本当に素晴らしいの一言だ」と、海外旅行経験者なら一度は思うのではないでしょうか。船の上で、時にはスタッフの対応が不公平だったり、提供されるべきサービスを受けられないこともあるでしょう。ここで声を荒あげて怒鳴ったり、物をなげつけたりしてはいけません。一番気をつけたいのは、「○○人だからそんなこともできないのか!!」と人種を特定して不満を吐き出すこと。これは絶対に止めましょう。

自分は不満をわかって欲しかっただけで、つい口からでてしまい、それが本心ではない場合もあるかもしれません。しかしこういった発言は人種差別や周囲に悪影響を及ぼすゲストとして、すぐに船上のセキュリティーが対応します。最悪の場合、ゲストの意思に関係なく強制下船させられることもあるので注意しましょう。もちろん、下船した港から自分の家までの旅費はゲスト本人負担です。

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Photo Credit : Hazuki Ikeda「ルビープリンセス地中海クルーズハネムーン

③寄港地に寄れなくても旅費は戻らない

旅行者の皆さんは旅行規約に目を通したことがありますか? 難しそうな言葉で記載されているため、読むのがめんどくさいと感じる人も多いかもしれません。しかし、旅行に申し込む際の署名・押印をする前に、一度どんなことが表記されているのか読んでみてください。また、旅行代理店を通して申し込むときは、スタッフの方に大事な規約が記載してあるところを教えてもらってもいいかもしれません。

では、その旅行規約にはどんなことが書かれているのか? クルーズでの一例をあげてみると、寄港地を訪れることができない場合について書かれていたりします。

船上ではキャプテンを含むオフィサー(上級乗務員)達が、できるだけ台風や波の影響を受けないよう毎日航路を設定しますが、残念ながら100%回避できるわけではありません。時間ギリギリまで寄港できるかどうかを検討した結果、ゲスト・船員・船全体の安全を第一に考え、寄港を断念する場合があります。その際、基本的にクルーズ料金が割り引かれたり、返金されたりすることはありません。

簡単にまとめると、上記のような内容が書かれているのです。楽しみにしていた寄港地での観光やおいしい食事。それが無くなってしまい、落ち込んだりムシャクシャすることもあるかもしれません。しかし署名・押印をしている以上、抜港になったからといって、旅行代金の返金を申し立てることができないのです。

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Photo Credit : Hazuki Ikeda「ルビープリンセス地中海クルーズハネムーン

ここ数年間で、初めて日本に寄港する大型クルーズ船がとても増えてきました。私たちゲストは、さまざまなタイプの船を選ぶことができるようになってきているのです。ここで思い出してほしいことは、「船上が日本の国外」ということです。どんなに日本人が好むサービスが受けられようと、日本語を話すスタッフがいようと、そこは海外ということを忘れないでください。この一つを意識することで、クルーズを楽しむ余裕がでてくることでしょう。

ライター:眞田舞

Photo by : Hazuki Ikeda「ルビープリンセス地中海クルーズハネムーン

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*坂本裕幸「クルーズ旅行 福岡‐済州島-上海

*Hazuki Ikeda「ルビープリンセス地中海クルーズハネムーン

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