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プロギャンブラーのぶきさん―ギャンブルと旅に捧げた人生の今と未来―(後編)

2015年07月26日 00時32分 JST | 更新 2016年07月22日 18時12分 JST

「人生はスマイル基準」、15年間のギャンブラー人生の中で、そんな悟りを得たというプロギャンブラーのぶきさん。前編に続き後編では、愛してやまない「旅」のこと、そして、ワクワクが溢れる未来について、キラキラした瞳で語ってくれた模様を余すことなくお伝えします。

人が並んでたら並べ」旅達人の楽しみ方

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-言葉が通じない異国の人と、どうやってコミュニケーションをとっていましたか?

とにかく必死にボディーランゲージをする。これは僕自信あります(笑)。当時はボディーランゲージ検定を作ろうと思ってたぐらい(笑)。言葉を覚えることよりも、ボディーランゲージのほうが大事です。

世界で英語を話せる人はごく一部。世界共通語とは英語ではなく、コミュニケーション能力であり、ボディーランゲージ力でもあります。「どうしても伝えたい!」と必死になれば相手には伝わります。

以前駅に行きたくて、英語が通じなかったので、電車のボディーランゲージを「シュッシュッ! ポッポーー!」と身振り手振りで一生懸命に伝えたら、最初はきょとんとされたんですけど、30秒くらいして理解してくれました(笑)。

―のぶきさんにとって旅の概念とは?

現地の人の生活に入り込むぐらい接して、ようやく現地のことが見えてくるということ。深く感じようとするのが「旅」。単に観光名所を巡るだけなら、それは「旅行」かも。旅は旅行の10倍感じ得られるものあり。(注)当社比(笑)

-長年一人旅を続けていたのぶきさんにとって、究極に一人旅を楽しむコツとは?

一人で行くと、行き先も食事もすべて自分に決定権がありますよね。誰かと一緒ももちろん楽しいけど、縛りがある分少し不自由なんです。

たとえば、現地の人たちがみんな同じ方向に歩いているのに出くわしたら、反対方向の目的地に向かっていたとしても、ひとりならその瞬間に回れ右できる。自由にフラットにフレキシブルに動ける。旅先の流れに身をゆだね出会った感動は、やばい楽しさです。

僕は、現地の人がなにかに並んでたら絶対並びます。僕の旅格言【並んでたら並べ】。大体食べ物なんですけど、お腹いっぱいでも並ぶ(笑)。そうすると、この国の人はこの味のクオリティーに並ぶのだなってわかる。あと安宿もオススメ。いろんな人と話せて友達も増えるし。

世界一周や海外就労へのアドバイス

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-これから世界一周をしたいという人にアドバイスするなら?

「自分は世界でなにを感じたいのか?」同じ世界一周でも、有名どころをささっと周る旅行スタイルと、自己把握して自分を磨いてく旅スタイルがあります。どちらにせよ、「年」って単位の準備が必要です。

世界は大きすぎるので、まずは旅行パンフやガイドブックなどから、国や地域を把握することからお勧めします。もし初めて訪れる国なら、真っ先に首都へ行って比較すると、その国の状況がわかりやすいですね。

-国外に出て働きたい人は、まずなにをするべきでしょうか?

世界を舞台に仕事をしたいなら、なにか稼げるスキルを身につけてから日本を出ることをオススメします。パソコン1台で働ける仕事を狙っていく。もし、なんのスキルもなく旅へ出たら、就ける仕事は3K(きつい、きたない、きけん)に限られてしまう。外国が自国民ではなく日本人を雇う価値は、発生しにくいので。

稼げるスキルを手にして、旅先のプランニングを熟考してから国外に出れば、仕事をしながら旅できます。これはホントに最高です。

子供にスマイルを贈りたい

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-のぶきさんは著書の中で、「10年後にギャンブルをしているつもりはない」と書かれていましたが、10年後のライフプランはどのようにお考えですか?

ボランティアでお金をもらわずに政治をやりたい。僕は高校生の時に親が突然離婚し家庭環境が複雑だったんですが、友達の家を泊まり歩いてグレずにすみました。けど世の中には恵まれない環境にいても手を差し伸べられない子供たちも多いから、そういう子供たちに手を差し伸べる活動をしたい。舞台は日本で考えてるけど、海外からオファーいただけたら出ちゃいます。

-現在もボランティア活動をされているようですが?

今は、5つのボランティア団体にアドバイザーとして携わってます。ボランティアをやってる人たちって、みんなすげーいい人なんですよ。いい人すぎて、目標への過程が甘いこともあるんです。

僕はギャンブルから勝ち方を学んだので、目標到達の仕方、お金の作り方、人の巻き込み方、どんなふうに他人へみせてお願いしていくかなどをアドバイスさせてもらっています。

-具体的な活動を教えていただけますか?

たとえばその中のひとつは、カンボジアへ公園を造るプロジェクトで、Tシャツを作り収益を募金するというものです。今着てるこの緑のTシャツです(笑)。このTシャツの収益が5万円になると、カンボジアと日本の年収差は20倍あるので、日本円にして100万円の価値になる。

ただ「Tシャツ買ってください」と頼んでも売れないけど、「Tシャツ買って、100万円分の愛をカンボジアへ届けよう」とアピールし直すだけで、売上がまったく違う。実際これは完売しました。

-発売されたばかりの著書「ギャンブルだけで世界6周」で、伝えたいメッセージとは?

いろんな生き様がある。好きな事しながら、世界を旅した様子を感じて欲しい。一緒に妄想の中で厳しい勝負世界と、楽しい旅へトリップして欲しいです。勝負好きか、旅好きなら、ぜひ♪ もし世界へ出たいなら、今から出るプランを考え始めて。

世界に自分の未来のきっかけがあるかもしれない。ないかもしれない(笑)。でも世界にあると感じたなら、出なければあるかないかはわからない。出たいなら出よう。

「プロギャンブラーのぶきさんーギャンブルと旅に捧げた人生の今と未来ー(前編)」

Traveler's Express「プロギャンブラーのぶきさん - 水のように柔軟で、スマイルに溢れる旅 -」

[プロギャンブラーのぶき:15年間で、世界82ヶ国をさすらう、プロギャンブラー。6月10日に2冊目の著書『ギャンブルだけで世界6周』が好評発売中。様々なトークイベントに出演するなどマルチに活躍中。​公式ブログはこちら]

(写真:赤崎えいか)

(取材・文:小林香織)

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*Nobuki Arai「天国地獄?!最狂のトマト祭り!!スペイントマティーナでトマトに溺れる!!!

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▲編集元:TRiPORT