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南アフリカに住む虹色のバッタはあの人気ヒーローよりも強そう!

2015年07月16日 22時39分 JST | 更新 2016年07月13日 18時12分 JST

TRiPORTライターのAnnaです。

まるで子供向けの人気アクションヒーローを連想させるような虹色の体を持つトウワタイナゴ。その特徴は、虹色の絵の具を塗ったかのような派手な警戒色のボディーです。体がそのような虹色になった理由は、毒性の強い植物を主食としているから。花と実に毒性がある植物を食べることで、自分自身の体に毒を蓄積させて警戒色を身にまとい、敵に襲われたときは胸部の関節から有害な分泌液を出して追い払うことができます。

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Photo credit: Talltom (from Reddit) via Wikimedia Commons (license)

名が無いほど珍しい?

頭部にはたくさんのトゲトゲがあり、後ろの羽は青と赤で形成されているので、飛んでるときの姿は青と赤が目立ち、とても印象的ですが、本体は基本的に緑色をしています。なかにはニンフという黒と白のモノトーンの色をした個体も存在し、それは何匹かでグループを形成して過ごしていることが多いようです。

バッタによっては食糧危機に陥ると、肢体の色を変えて凶暴化する種類もいます。ウワタイナゴも基本的には緑色ですが、肢体に黄色や青、赤が強く出た個体も目撃されています。まだ発見されてから日が浅いこともあり、生態の多くは謎に包まれています。

色鮮やかなトウワタイナゴは、日本名もまだしっかりと命名されていないくらい珍しいイナゴの仲間です。英語名では「Milkweed locust」という名前で知られており、日本語に訳すと「トウワタイナゴ」となっていますが、正式名称ではありません。

体長は7~10センチほどで、生息地は南アフリカ。そこではブッシュバッタ、レインボートウワタバッタとも呼ばれているようです。他の昆虫との違いは、やはりその虹色に輝く、自然界ではあまり見かけないその体の色でしょう。こういった蛍光色を持つことにより、鳥や自分より大きな生き物に食べられないようにしているわけです。この奇抜な色は毒があるように見せかけるためなのです。確かにとてもおいしいと言えるような見た目ではないですよね。

一般的なバッタのように本体は緑色でも、後肢翼が赤と青になっているので、飛ぶ際に赤と青の美しいグラデーションの羽が際立ち、とてもカラフル印象になるのだと思います。日本の草むらにいたら、誰もが夢中になって子供のように捕まえにいくかもしれませんね。

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(ライター:Anna Shimizu)

Photo by: Talltom (from Reddit) via Wikimedia Commons(license)

南アフリカの旅行記はこちら

*Yukiko Aono「ついにアフリカ最南端に到着‼アフリカの楽園ケープタウンで過ごした至福の3日間

*Sabrina Mayumi Estima「テーブルマウンテンから見た南アフリカ•ケープタウンの景色

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▲編集元:TRiPORT