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今さら聞けない「イスラム国」って?言葉に含まれる思想とは

2015年02月12日 02時54分 JST | 更新 2015年04月07日 18時12分 JST

「イスラム国」、「ISIS」、「ISIL」。

近頃、毎日のようにテレビやネット上で聞かされ、目にする言葉ですが、そもそもの意味を皆さんは理解していますか?

ジハーディスト過激派(イスラーム過激派)は「Al-Dawla Al-Islamiya fi al-Iraq wa al-Sham」と自らを称していますが、この訳は様々で、各報道機関や国によって表現が違い、じつは場合によって使い分けられていることもあるのです。それぞれの言葉に潜んでいる意味と思想を理解して、言葉の力を忘れずに使いましょう。

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photo credit: quapan via photopincc

1)ISIL


オバマ米大統領や国際連合は、ジハーディスト過激派を指すときにしばしば「ISIL」という言葉を使います。これは、「Islamic State in Iraq and the Levant」(イラク・レバントのイスラム国)の省略です。CNNによると、ジハーディスト過激派がイラクやシリアに限らず、中東の様々な国に侵入しようとしていることから、この言葉が最も適切な表現だと考えています。「al-Sham」は英語の「Levant」(レバント、地中海東部およびその島と沿岸諸国)にあたりますが、実はトルコからシリア、エジプト、ヨルダン、レバノン、パレスチナ自治区も含んでいます。

2)ISIS


「ISIS」は、アラビア語の「Al-Dawla Al-Islamiya fi al-Iraq wa al-Sham」の訳で、「Islamic State in Iraq and Syria」(イラク・シリアのイスラム国)の省略として使われています。アラビア語では、「al-Sham」という言葉が「レバント」「シリア」「ダマスカス」など、複数の意味を持っているそうです。「ISIS」は「ISIL」の意味とは大して変わりませんが、曖昧さを避けるために後者を使うべきとCNNは解釈しています。

3)イスラム国


ジハーディスト過激派が「Islamic State」(イスラム国)という言葉で自称することが多いです。日本でもこの表現は多く使用されています。この言葉に含まれている「国」とは、実際に存在している「国」を指しているのではなく、彼らの目的を表しています。つまり、イラク、シリア、レバノンなど、既に存在している国の国境を超える「巨大な国」を作ろうとしているのです。彼らを「国」として認めないオバマ米大統領や国際連合などは、この言葉を意図的に避けるようにしているとか。

4)DAIISH


この言葉は、日本でも欧米でもあまり聞きませんが、アラブのメディアが「al-Dawla al-Islamiya fi Iraq wa al-Sham」を指すためにしばしば「Daiish」という言葉を使っているそうです。ジハーディスト過激派への反感や、軽蔑を表すためにジャーナリストや政治家によって意識的に使われているとか。

参照:ISIS, ISIL or the Islamic State?


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ライター:Letizia Guarini

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▲編集元:TRiPORT