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「生きがいは家族の笑顔」というイスラム教徒が怖いですか?

2015年04月18日 23時32分 JST | 更新 2015年06月16日 18時12分 JST

TRIPORTライターのERINAです。

「イスラム教徒」と聞いて、テロリストやアルカイーダを思い浮かべてしまう人も少なくないでしょう。今回は、私がオーストラリア留学中に体験した、それらのイメージを打ち砕くようなイスラム教徒との思い出について紹介します。

生きがいは家族の笑顔


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Photo Credit: CharlesFred via Compfightcc

「僕にとって、1番大切なのは神。これは絶対だ。2番目は家族。家族が笑っていてくれることが何よりの幸せで、僕はそのために日々努力しているんだ」

ある日、学校でサウジアラビア人の友達に言われた一言です。私が通っていた語学学校には、様々な国籍を持つ人が在籍していました。サウジアラビア人の彼は、授業に遅れてきたり、授業中に居眠りをしたりするクラスメートに対して不満を感じており、「彼らは何を目標にしているのか」「日々何に感謝をしながら生きているのか」と、私に疑問をぶつけてきました。

彼が発したその言葉が、私の中にあったイスラム教徒のイメージと、あまりにもかけ離れていたために、その瞬間、体中に激震が走りました。そしてそのとき、「私が持っていたイスラム教徒へのイメージは、日本のメディアで報じられている部分のみで作られた『偏ったもの』だった」ということに気が付いたのです。

メディアに植え付けられた誤った認識


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Photo Credit: Stephen D. Melkisethian via Compfight cc

日本で報道されているイスラム教徒に関する話題のほとんどは「テロ」についてです。9.11などの自爆テロやジハードなど、誰もが畏怖の念を抱く報道を見ていると「イスラム教徒は宗教のためなら自らの命も惜しまず、他人の命を奪うのも厭わない」という印象を持つ人がいても何ら不思議ではありません。

私自身、初めてイスラム教徒に出会ったとき、若干の恐怖心があったのも事実です。彼らは笑顔で「よろしく」と挨拶してくれただけでしたが、心のどこかで少し警戒していた自分がいました。今、そのときの心境を振り返ると憤りすら感じます。

そのあと彼を含め、たくさんのイスラム教徒に出会いました。彼らはいつもピクニックやパーティーに誘ってくれたり、家族のことを楽しそうに話してくれたりと、優しく素直な人たちばかりでした。日本を飛び出して帰ってきた今の私に、イスラム教徒に対する偏見はありません。心の中にあるイメージには、素敵な笑顔が溢れています。

日本に閉じこもったままだと、気が付けないこともたくさんあります。今の時代ではメディアの普及によって世界の様々な情報が簡単に手に入ります。しかし、本当にそれが全てなのか。報道されていることだけを見て、全てを理解した気になるのは少し危険な気がします。この言葉に疑問を感じた人は、思い切って日本から飛び出してみてください。そして自分の目で見て、確認して、多くのことを感じてほしいです。そうすれば、きっと目の前の世界が変わってくると思います。

(ライター:肘井絵里奈)

Photo by: CharlesFred via Compfight cc


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