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日本代表サポーターのツンさんが被災地支援講演会で伝えたいこと

2015年12月17日 02時48分 JST | 更新 2016年12月01日 19時12分 JST

こんにちは、TRiPORTライターのSeinaです。現在私は家族と共にシンガポールで生活しています。ある日、私のFacebookに、こんなメッセージが飛び込んできました。

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Photo by: Seina Morisako「サッカー日本代表がシンガポールにやってきた

ちょんまげ隊長ツンさんから突然のメッセージ

「こんばんは〜。お久しぶりです。代表戦でシンガポールに行きます。そこでお願いがあります。シンガポール戦の翌日13日金曜日にどこかで被災地報告会できないか? というむちゃぶりです」

メッセージの送信者はちょんまげ隊長ツンさんこと、ツノダカズヒロさん。サッカー日本代表ファンなら一度は見たことがあるはず。ちょんまげのかつら&甲冑姿で応援する有名なサポーターです。

実は彼にはもう一つの顔があります。それは「東日本大震災の被災地やネパールの貧困地域などを支援するサポーター」という顔です。(参照:ちょんまげ隊活動報告サイト)彼は今回のその活動を皆に伝え、考えてもらいたいとのことで、「被災地支援報告会」をシンガポールで開催したいと私にメッセージを送信してくれました。

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Photo by: Seina Morisako「サッカー日本代表がシンガポールにやってきた

被災地支援報告会とは

私の子供がサッカーをやっている、さらに私もサッカー好きということで、以前からツンさんの活動は知っていました。個人的な友人でもありましたが、この報告会について私は詳しく知りませんでした。

内容を確認すると、被災地支援報告会というのはツンさん自らが出向いて収集した東日本大震災の被災地での支援活動の報告、そしてメンバーと語り合いながら自らの立場に置きかえて「災害とは」「貧困とは」「ボランティアとは」をそれぞれで考えてもらうというものでした。

私はツンさんの熱い想いを改めて聞いて、東日本大震災体験した現在海外に住む日本人ならこのプロジェクトに関わるべきと感じました。そこで開催のお手伝いを開始し、各方面にご協力をお願いした結果、今回は日本人向けの塾の保護者、チアスクールの保護者、塾の受講生、計3回の講演会を行うことができました。開催場所はシンガポールの学習塾KOMABAアルビレックス新潟シンガポール。会場の提供、集客にもご協力いただき本当に感謝しています。

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Photo by: Seina Morisako「サッカー日本代表がシンガポールにやってきた

シンガポールで被災地支援報告会を行う意味

東日本大震災から4年の月日が経とうとしています。そしてここは日本から飛行機で約7時間のシンガポール。シンガポールという国は地形上とても恵まれています。シンガポールはユーラシア・プレートの上にあり、その位置関係から地震が起こることはまずあり得ないと言われています。そして赤道の近くにあるので台風が発生することもありません。このような恵まれた環境ゆえ、地震について、災害について考えている人は非常に少ないのです。

そしてシンガポールで暮らす日本人の子供というのはスライド(日本ではなく他の国からシンガポールに移動)というケースが多いです。なので子供たちにとって「日本は故郷だ」という認識は薄いのかもしれません。「そのような子供たちに自ら体験していない東日本大震災のことはどのように伝わるのだろうか...?」 そんなことを私自身が不安に思いながら講演会は始まりました。

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Photo by: Seina Morisako「サッカー日本代表がシンガポールにやってきた

次にバトンを渡す場を

私は震災を東京で経験しました。なので震災関係の映像は見ることは辛かったのですが、報告会の反応で子供たちの印象は予想外のものでした。馴染みのない場所での震災の津波の映像を遊園地のアトラクション的に見ていた子もいたようです。でもそれも仕方がないこと。なぜなら彼らにとって震災はあまりにも遠い存在だからです。

その状況を踏まえ、報告会は現実の共有から「自分たちはどうすべきか」「何から始めるべきか」に展開していきました。ツンさんは何度も子供たちや保護者に語りかけます。「僕はバトンを渡します。このバトンを他の人に渡してください」と。

バトンというのは被災地の状況を伝える情報だけではありません。情報をもらって、話を聞いて、そして自分が「何かしよう」という意欲が「バトン」なのかなと感じます。このバトンはとてもシンプルです。サッカーという世界中で繋がれるものをきっかけに自らを振り返り、そして次に行動する意味を見つける会だからこそ、世界中で200回近く開催されているのでしょう。

サッカー日本代表がシンガポールで試合をすることはしばらくないと思います。でもこの講演会を聞いた人たち、関わった人たち、存在を知った人たちは「何か行動しよう」という想いが膨らんだはずです。来年は日本とシンガポールは国交樹立50周年。何から行動できるか、まずは小さなことからはじめてみませんか?

ライター:Seina Morisako

Photo by: Seina Morisako「サッカー日本代表がシンガポールにやってきた

シンガポールの旅行記はこちら

*Seina Morisako「サッカー日本代表がシンガポールにやってきた

*Seina Morisako「Singapore Days

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▲編集元:TRiPORT