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音楽好きは今すぐ行ってこい!地球の裏側にある「音楽が宗教」の国

2015年12月20日 15時05分 JST | 更新 2016年12月16日 19時12分 JST

こんにちは!TRiPORTライターの冒険女子アオノトモカです。

街を歩いていると、いきなり知らない男性に手を引かれて、そのままサルサダンスが始まる...。日本ではあり得ませんが、先日私が訪れたキューバでは、日常的に起こることです。

踊れないサルサでもその場のノリで踊り、お礼を言って立ち去る。そして今度は路上で演奏するバンドを見つけてふと立ち止まると、「君もやってみる?」と牛の顎の骨でできた謎の楽器を渡されます。シャンシャンと骨を鳴らしながら、いつの間にか自分もバンドの一員になっていました。

「僕たちの宗教は音楽さ」と、あるキューバ人が言っていました。そしてその言葉の通り、キューバの街には音楽とダンスが溢れ、キューバ人だけでなく観光客も巻き込んで、キューバ音楽のもとで皆ひとつになるのです。

キューバ音楽の不思議な魅力

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Photo credit: Tomoka Aono「音楽と歴史とロマンが詰まった街・ハバナ散策

キューバ音楽は、かつてこの地を支配しにやってきたスペイン人がもたらしたヨーロッパの音楽と、奴隷として連れてこられたアフリカの人々がもたらしたアフリカの音楽が融合して生まれました。ルンバなどがメジャーですが、ジャズやヒップホップなど様々なジャンルの音楽が、キューバ独自のスタイルで演奏され、独特の魅力を持っています。

お得に楽しめる!

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Photo credit: Tomoka Aono「毎歩毎秒ココロときめくキューバの地方都市:サンタクララ・シエンフエゴス・トリニダー

キューバの首都ハバナや世界遺産都市トリニダーでは、そこら中でバンドが路上演奏を行っています。バーでもCUC3〜(350円程度〜)でおいしいカクテルを飲みながら、ライブミュージックを楽しむことができます。もちろん素晴らしい演奏に敬意を表してチップは払いますが、それでも数百円でハイレベルなライブミュージックを楽しむことができるのは、かなりお得です。さらに夜だけではなく、午前中でも楽しめるのが嬉しいポイント。

ミュージック・ホッピング

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Photo credit: Tomoka Aono「毎歩毎秒ココロときめくキューバの地方都市:サンタクララ・シエンフエゴス・トリニダー

多くの観光客向けのレストランでは、食事をしながらライブミュージックを聴くことができます。ライブ演奏を行っているレストランやバーをはしごする「ミュージック・ホッピング」で、一日を過ごすのもオススメです。同じ曲を演奏していたとしても、それぞれバンドによって使われている楽器やリズムが異なるので、飽きることは絶対にありません!

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筆者撮影

勇気がある人は、誘われるがままに踊ってみるのも楽しいです。ライブ演奏をしているバーやレストランでは、バンドのメンバーや周辺にいるキューバ人に踊りに誘われることも多々あります。ダンスを習ったことがなくても大丈夫! 相手に合わせてなんとなくステップを踏めば、もう気分はキューバ人です。

オススメのミュージックバー

そして私のイチオシの場所は、ハバナから5時間程離れた世界遺産の街トリニダーにある野外ミュージックバー「Casa de la Música(カサ・デ・ラ・ミュジカ)」です。ここでは毎晩ライブ演奏が行われており、世界遺産に登録されている街の中心地で石畳に座り、おいしいカクテルを片手にライブミュージックを楽しむことができます。

野外ステージなので、何もオーダーしなくてもOK。音楽だけ楽しむこともでき、その場合かかるのはチップ代のみです。私が行った週末は、地元の人々と観光客で超満員。老若男女が、人種も国籍も年齢も性別も全く関係なく共に踊り、共にその時間を楽しみ、他の国ではしたことのない経験をすることができました。

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Photo Credit: Tomoka Aono「毎歩毎秒ココロときめくキューバの地方都市:サンタクララ・シエンフエゴス・トリニダー

途中で停電のハプニングもありましたが、バンドはそのまま演奏し続けました。マイクやアンプなど電気が必要な機器は使えなくなってしまいましたが、即興でトランペットのソロ演奏が始まり、音が鳴らなくなったキーボードを止め、キーボード奏者はマイクをなくしたボーカルと一緒に踊り始めました。そして、その場にいた客達は携帯電話の灯りでバンドにスポットライトを当て、みんなでステージを続行させたのです。それは通常のライブ演奏の何倍も感動するステージとなりました。

生演奏じゃなきゃダメ!

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Photo Credit: Tomoka Aono「音楽と歴史とロマンが詰まった街・ハバナ散策

最悪の条件下でも楽しむのを諦めないこと、そして奏者と客という立場を越えての助け合い。私はこのステージにキューバ人の国民性を見ました。そういった精神で作られている音楽であり、演奏している本人たちが本当に楽しそうだからこそ、キューバミュージックは多くの人の心に響くのではないかと思います。

私自身、音楽に詳しいわけではありませんが、キューバを訪れて以来すっかりキューバ音楽の虜になってしまいました。しかしパソコンを通して聴いても、生で聴いたときに感じたあの興奮が蘇ることはありません。だから音楽好きな人に言いたいのです。

「今すぐキューバへ行って来い!」

ライター:アオノトモカ「冒険女子

Photo by: Tomoka Aono「毎歩毎秒ココロときめくキューバの地方都市:サンタクララ・シエンフエゴス・トリニダー

キューバの旅行記はこちら

*Tomoka Aono「音楽と歴史とロマンが詰まった街・ハバナ散策

*Tomoka Aono「毎歩毎秒ココロときめくキューバの地方都市:サンタクララ・シエンフエゴス・トリニダー

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