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行くか行かないかは自分次第。旅に目的は必要ない!

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あなたが旅をする目的は何ですか。観光、それともスキルアップ?

様々な国の料理が食べられたり、お正月とクリスマスを同時にお祝いする例にも分かるように、世界各国の文化がいくつも混在している日本では、国内にいながら他の文化を感じることができます。だからこそ本場でそれらを味わいたいと旅に出る人、あるいは、日本にないものを求めて旅をする人、または必要に迫られて語学留学のために国外へ旅立つなど、目的は人それぞれでしょう。

多くの人は何か目的を持って、あらかじめプランを立てて出国すると思います。だって、せっかく日本を飛び出すんだもの、少しでも多くのことを吸収したいと思うのは当たり前。そのためには緻密な設計が必要です。

しかし、そうは言っても、たまには何の予定も立てずに旅に出てみるというのはいかがでしょうか。他の国への旅行なんていろいろ準備することが多すぎて簡単に行けるものじゃないよ、と思っている方もいるかもしれませんが、ちょっと休日ができたから、とりあえず航空券をおさえてみる。そんなところから旅は始められると思います。


異国の地で出会った「もうひとつの家族」

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Saki Kondo「アメリカの田舎町スポケーンにて、素朴な生活を味わう旅」より

今年の夏、私はアメリカのある家庭に2週間お世話になりました。それは高校生だった頃、学校の語学研修プログラムで滞在したホームステイ先でした。シアトルからバスで5、6時間ほど離れたところにある、スポケーンという田舎町に、彼らの家はあります。

私の滞在した家は、その中でもさらに自然に囲まれた緑豊かなところにあり、家のうしろは森、周りは原っぱ、隣人の家ですら遠くに小さく確認できるかどうかという場所です。そのため、日本での生活とは打って変わって、娯楽といったら子供たちとツリーハウスで遊んだり、家族でテーブルゲームをすること。

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Saki Kondo「アメリカの田舎町スポケーンにて、素朴な生活を味わう旅」より

ホストファミリーは、両親と子供4人の6人家族で、私の一つ下の年齢の双子の男の子と女の子と、少し年の離れた弟と妹が一人ずつでした。上の二人はロシア人の養子で、両親とも下の弟妹とも全く血がつながっていません。その地域では、養子というのは珍しいことではなく、仲の良い家族にも養子のいる家庭もありました。

そういう子どもたちに自ら「私は養子なの」と自己紹介された時は驚きを隠せませんでした。日本で自己紹介をする時に、「私は養子です」と打ち明けるのは、決して簡単なことではありません。かなしいけれど、仲間外れやいじめの原因になっても、おかしくないことではないでしょうか。

しかし、スポケーンでは両親も周りの大人たちも自分が生んだかどうかは全く無関係に平等に愛情をもって子供たちに接していました。血縁関係がなくてもひとつ屋根の下で過ごす家族として、特別扱いをしないことで、彼らも養子であることに対して必要以上に意識せずにいられるのでしょう。国籍の違う赤の他人である私にも、まるで本当の家族のように感じさせてくれたのも、こういった雰囲気があるからだと思いました。今回の滞在で私は、人種や国籍という壁を飛び越えたもう一つの家族を手に入れました。


きっかけは何でもいい。まずは飛び出そう

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ひとりっ子のせいか、マイペースに育ってしまった私。何をするにも直前に焦るタイプなのですが、今回は何の計画も立てずに、ただ彼らに会いたいという気持ちだけで、気が付くとアメリカに行っていました。たまたま滞在期間が地域のお祭りとかぶっていたり、滞在先の家族がキャンプに連れて行ってくれたり、思わぬ出会いや経験にも恵まれました。

きっかけは何でもよくて、「そうだ、あそこへ行ってみよう」という軽い気持ちだけで、まず飛行機に乗る。そんな旅の形があっても良いと思います。

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Saki Kondo「アメリカの田舎町スポケーンにて、素朴な生活を味わう旅」より

何か目的がなくても、勇気を出して一歩踏み出してみることで、いつもの休日とは違った非日常の世界を体感できるでしょう。そして勇気を振り絞って飛び出すからこそ、そこで得た出会いは、きっとかけがえのないものになります。心配ごとや不安は尽きません。けれど、それらを旅に出ない言い訳にしていませんか? 目的や理由は、きっと旅に出たあとに分かるのだと思います。


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ライター:Saki Kondo

http://blog.compathy.net
▲編集元:TRiPORT

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