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「世界が恋人」の私が、未知なる刺激と出会いを求めて

2014年12月18日 23時50分 JST | 更新 2015年02月16日 19時12分 JST

あなたの好きなことは何ですか?


人は、好きなことに時間とお金を費やします。例えば、ファッション。最先端の流行を追い、おしゃれに着飾ることを楽しむ人もいるでしょう。次にグルメ。新しいカフェができたら、入店するまで何時間でも待てるほど、グルメにこだわる人も多いです。私自身、その一人でもあります。

けれど、私がなによりも一番好きなことは、です。

旅に出ると決めたら、旅のための時間を確保し、資金の調達をします。フリマアプリでいらない服や、着たいけど売れそうな服はすべて売り払いました。アルバイトを掛け持ちし、体がボロボロになったこともあります。

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Alice「インド・ゴア半年滞在者が教える♡おすすめビーチ5選

なぜ、そんなに大変な思いをしてまで、旅に時間もお金も費やすのでしょうか。今日は、私が惹かれてやまない「旅」の魅力について、お話したいと思います。

幸せな生活でふと思い出す、インドでの日々


初めて他の国に行ったのは、中学2年生。それ以降、幾度となく重ねた旅行やインド留学、ボランティアを通し、非日常的な生活に刺激を感じるようになりました。

旅の終わり際「帰りたくない。パスポートと航空券なんて無くなってしまえ。」と願いながら過ごしている私ですが、日本に帰って来る度に心の底から思うことは「私は日本が大好き」ということです。

まずは食事。家に帰ればお母さんの手作りの夕飯、少し歩けばコンビニ、お祭りの屋台、特別な日に行く、迷うほどたくさんある飲食店。食べることが大好きな私にとって、どこでもいつでも何でも安心して食べることができる日本は、最高の一言です。

次に日本語が通じるということ。英語で伝えきれないことも、日本語であれば滞りなくいきます。そしてインフラ環境。日本で生活する上で不自由なことはほぼありません。人通りの少ない夜道にも電灯が灯り、蛇口をひねればお湯が出ます。飛行機、新幹線、電車、バス、どこへでも簡単に行くことができます。

日本にいれば当たり前の生活を当たり前に過ごしている毎日。ですが、ここでふと思い出すのは、インドで過ごした日々です。

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Alice「住んでみて分かった本当のインド《インドがヤバい件》」より

インドでは定刻にバスや電車が来ることは、まずありません。留学と放浪をしてインドで過ごした半年間、暖かいシャワーを浴びることができたのはほんの数回。シャワー中に断水することもしばしば。万一の停電に備えて買ったキャンドルは、半年間で何度買い直したか覚えていないほどです。

インドのバスは2時間、電車は6時間待ったこともあります。ある日バスを待っている際、一人の男子大学生に出会いました。待ち合わせまで時間がないとピリピリする私を横目に、彼は鼻歌を歌ったり、景色を眺めたり、お菓子を買いに行って私に一口くれるほどの余裕っぷり。

「バスはいつ来るの?」と尋ねても、「いつか来るから大丈夫」と笑顔で言うだけでした。その後、バスは2時間も遅れたものの、誰一人文句を言う人は現れませんでした。

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2014年9月 トルコ カッパドキア奇石群

当たり前が壊れる、刺激的な瞬間


日本という国に生まれて20年間過ごしてきた私にとって、彼の言動含め、インドでの生活は衝撃そのものでした。日本であれば、電車が1分遅れただけでもイライラしますし、多くの人の予定が狂い始めます。それなのに、インドの人々は焦りの色すら見せないのです。

自分が今まで当たり前だと思っていたことが、他の国、地域では当たり前でないと気付いた瞬間。私はこの一瞬に刺激を感じます。この刺激を感じることに快感を覚えてしまった私は、もう旅の虜です。旅に、恋をしてしまったのです。

私はよく「世界が恋人」という言葉を使います。好きな人に会いに行くとき、どんな服を着ようか、どこへ行こうか、どんな話をしようか、デートの前からうきうきワクワクします。それと同じような胸の高鳴りを、旅に出るときに感じるのです。

何を着よう、何をしよう、何を食べよう。旅に出れば出るほど好きになっていく。常に頭の中は旅だらけ。まさに私にとって世界は永遠の恋人で、いつまでもドキドキする新鮮な気持ちを抱ける唯一のものと言えるでしょう。

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2014年7月 香港にてオーストラリア人女性と3度目の再会

世界のどこかでまた会える奇跡


わたしが旅を好きなもうひとつの理由は出会いという奇跡が生まれるから。

「See you someday, somewhere in the world.(またいつか、世界のどこかで会いましょう)」

これは、インドで1週間お世話になったオーストラリア人女性が、別れの際にささやいた言葉で、形のない、単なる口約束です。異国で出会った人に再会するのは、お金も時間もかかるため難しいと感じていた私は、まさかこの言葉が、これほどにも私を大きく変えるとは思ってもいませんでした。

その別れから半年経った2013年7月、彼女が日本に訪れ、再会を果たしました。その時も「またいつか、世界のどこかで」という言葉と共にお別れしました。日本での再会の後、オーストラリアでも日本でもない国で2度も会い、今年(2014年)の12月に4度目の再会を迎える予定です。

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ガールスカウト世界連盟サンガムワールドセンター(インド・プネ)世界中から集まったガールスカウトたちと

近所の駄菓子屋にいけば、いつも同じおばさんが座っている。大学の友達には、また来週大学で会える。留学時の友達には、留学先で会える......。

誰かに会うためには、どこか特定の場所へ行かなくてはいけない、そう思っていました。また、英語を勉強をするならアメリカやイギリス、フィリンピンなどで、紅葉を見るなら京都で、などと、何かをする時にはココ!と場所を決めつけてしまっていたような気もします。

しかしながら、縁とは不思議なもので、彼女に出会ってから2年以内にお互いの母国以外で4度も再会することになるのです。自分の行動範囲が日本から世界へと広がった今、誰かに会える場所は一箇所ではないということと、巡り来る出会いの奇跡に気付きました。

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Alice「インド・ゴア半年滞在者が教える♡おすすめビーチ5選」より

日本との違いに気付けるから。

「出会い」という奇跡がうまれるから。

非日常的な刺激を求めながら、世界のどこかで誰かに出会うために、私は今日、また旅に出るのです。

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ライター: Alice Aoki

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