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世界の音楽 レゲエ編 - 小さな島から生まれた大きな音楽 -

2014年09月09日 15時18分 JST | 更新 2014年11月08日 19時12分 JST

音楽を知る事で見えてくる世界。

ということで前回のジャズに引き続き、今回はレゲエを取り上げてみたいと思います。

世界の音楽 ジャズ編 - アフリカからアメリカ、そして世界へ

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Photo Credit: Stinja1 via Compfightcc

「レゲエって耳にするけど、どんな音楽を指すのかよく分からない」「毛糸を編んだような髪の毛の人が歌ってる、夏になるとよく流れてるけれど、どこの国の曲?」なんて、そんな印象を持っていました。改めて、レゲエの世界を紐解いてみましょう。

そもそもレゲエってどこのどんな音楽?

レゲエは、カリブ海に浮かぶ中央アメリカの国「ジャマイカ」で生まれました。ジャマイカは、キューバの南方にある秋田県程の島で人口が270万人程。決して大きな国、多くの人口とはいえない小さな島ジャマイカから、世界的に数多くのファンを持つ「レゲエ」を生み出し、長年多くの人が耳にしていると思うと感慨深いものがありますよね。

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Photo Credit: Kwadwo Kwarte via Compfightcc

発祥は1960年代後半、ジャマイカのローカル音楽としてスカやメントという音楽的な地盤があったジャマイカに、アメリカからのジャズやR&Bといった音楽がミックスされました。スローなテンポや、独特のアクセントのあるリズムが特徴的です。

レゲエの根幹を成すのは「普通の人の音楽」であるということ。ジャマイカ国民の90%は黒人奴隷の子孫であり、当時恵まれた環境とは言えないものでした。その為、レゲエの多くの曲は、社会批判や政治への反抗、人種差別に対するものを中心とし、嘆きや愛、人生などについて歌っており庶民の声から生まれた庶民の為の音楽のひとつと言えます。

レゲエを楽しむ

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Photo Credit: ZUCCONY via Compfightcc

スローなテンポが多いレゲエの曲は、リズムも取りやすく自然と体が動きます。またレゲエは、私たちの人生を歌った曲が多いので、気に入った曲は歌詞にも注目してみるとより楽しめるかもしれません。

また、ダンスホールレゲエという新しいレゲエのジャンルは、今までのレゲエより電子音の入ったビートの激しいダンスミュージック。クラブで大人気です。超高速で腰を振るレゲエダンサーのセクシーなお姉さんに囲まれて一緒に踊ってみてはいかがですか?

レゲエを聞きに行こう!

(1)レゲエの神様「ボブ・マーリー」

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Photo Credit: Monosnaps via Compfightcc

本場に行かねば話は始まらない! 発祥の地ジャマイカの街でいたるところから聞こえてくる音楽はレゲエ100%。ダンスホールやクラブなどで毎日のようにイベントが開催されています。治安が良いとは言えないので注意が必要ですが、人気のナイトクラブなどはホテルからの送迎があるところもあります。夜でもレゲエの本場の雰囲気を満喫できるよう、受け入れ体制も整っているのです。

そしてレゲエを語る上で絶対に外せないのが、レゲエの神様といわれるボブ・マーリー。彼はジャマイカ出身です。彼のお墓、ボブ・マーリーの生家の博物館などがジャマイカにはあり、今でも毎日献花やロウソクの火が絶えることはありません。

(2)イギリス&日本でも人気のレゲエアーティストが沢山

(ビティ・マクリーンの公式動画)

イギリスには多くのジャマイカ人が移民として移り住み、共にレゲエも持ち込まれました。そこからイギリス人にも浸透して行き、ビートルズをはじめとする多くのアーティストがレゲエをUKロックにも取り入れたといわれています。

レゲエの神様であるボブ・マーリーも、イギリスに頻繁に訪れて作曲やライブを行っており、南ロンドンのブリクストンにはジャマイカ人コミュニティーもありUKレゲエは根強い人気があります。日本にも度々来日しているビティ・マクリーンやスマイリ・カルチャーなど、顔は知らなくとも聴けば知ってる曲が沢山あるはずです。

(3)アフリカルーツで楽しむレゲエ

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Photo:Shohei Watanabe「ジンバブエ 経済が安定した首都ハラレ、治安は昼だけ安定(場所により)」より

ジャマイカ人のルーツを遡ってみるとアフリカ人にたどり着くことから、アフリカでレゲエが受け入れられていることは当然。過去にはジンバブエの独立記念式典にボブ・マーリーが招待されたり、レゲエのイベントには10万人が集まったりと国を挙げてレゲエを愛している様子が伺えます。

アフリカ人がルーツとなって、遠く離れたジャマイカでレゲエが生まれ、そのレゲエがアフリカの街で人気となり親しまれているのです。

先日のW杯で日本と対戦した西アフリカのコートジボワールのレゲエアーティスト、ティケン・ジャー・ファコリーは政治の腐敗や紛争等を批判するレゲエで人気を集めています。

さいごに

小さな島で生まれたレゲエは、今や世界中の人に愛され、耳にする事ができます。最近では日本でもジャパレゲ(ジャパンレゲエ)というジャンルが確立されつつあります。ひとつの音楽のルーツを辿ってみるなら、今までと違った世界が見えてくるはず。旅先を選ぶのに、音楽という切り口もおもしろいものですよ。

Hava a nice trip!

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ライター:赤崎えいか

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