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常夏のシンガポールで全身タイツを着てわかったアイデンティティ

2015年07月16日 01時38分 JST | 更新 2016年07月12日 18時12分 JST

こんにちは、TRiPORTライターのSeinaです。

現在私は家族と一緒にシンガポールで暮らしています。シンガポールはとても小さな島です。観光大国を目指して、連日多くのイベントが企画され、行われています。

ある日、私はシンガポールの友人に、こう誘われました。

「全身タイツを着て歩くイベントがあるんだけど、来ない?」

これを聞いたとき、私は自分の耳を疑いました。「常夏の島、シンガポールでなんでまた全身タイツ...?」

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Photo credit: Seina Morisako「ZENTAI ART

「ZENTAI ART PROJECT」とは

私が誘われたイベントは「ZENTAI ART PROJECT」というアートプロジェクトの一つでした。このアート活動は日本人の女性アーティスト、Yuzuru Maedaさんが主催しています。プロジェクトは映像作品、パフォーマンス、インスタレーションという内容で構成され、そのなかのパフォーマンスには、なんと私たちも参加できるのです! 今回は家族に参加してもらい、私はその様子を見守りました。

イベントの内容は「全身タイツを着て繁華街を歩く」というもの。とても奇抜な格好で、ものすごくフリーダム。周囲の人の撮影に快く答え、そして面白ポーズで撮る写真を一緒に楽しむ。パフォーマーは全身タイツで顔が見えないので、別に恥ずかしさはないそうです。まさに撮る人も、撮られる人も楽しいwinwinの関係。

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Photo credit: Seina Morisako「ZENTAI ART

「ZENTAI 」が生みだす新しい感覚

イベントを間近で体験して、すごく不思議に感じたことがありました。それは「全身をカバーリングすることにより双方に共有される不思議な自由さ」です。シンガポールのような多民族国家ではそれぞれのアイデンティティが明確に違うので、常に違いを意識するという緊張感が漂うことも少なくないと思います。

全身タイツを着ると外見から判断される所属の要素がなくなり、そこには「パフォーマー」という存在感だけが残ります。その人のアイデンティティから感じるすべての感覚がリセットされ、パフォーマンスだけが残るという、とても自由で不思議な感覚を味わうことができるのです。

今までアイデンティティの違いについて考えたことはありましたが、アイデンティティのリセットによってアイデンティティを考えたことはなかったので、すごく貴重な体験になりました。

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Photo credit: Seina Morisako「ZENTAI ART

「ZENTAI 」はあなたも体験可能

実際に全身タイツを着た人に感想を聞くと「相当楽しい」そうです。「自分という存在をリセットした状態での交流は面白すぎる! ぜひあなたも次回参加して!」と熱く言われました。

ちなみにこのイベント。シンガポール在住でないと参加できないということはありません。シンガポール旅行時に日程と時間が合えば、参加することができます。

ゼンタイアートプロジェクト (Zentai Art Project)のイベント詳細はFacebookページをご確認ください。

参加した人の晴れやかな笑顔をみていると、このイベント参加を目的にシンガポールを訪れてみる価値は十分あるなと確信しました。皆さんのご参加をお待ちしております。ちなみに、全身タイツは無料でレンタル可能です!

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(ライター:Seina Morisako)

Photo by: Seina Morisako「ZENTAI ART

Zentai Art Projectの旅行記はこちら

*Seina Morisako「ZENTAI ART

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▲編集元:TRiPORT