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日本の「おもてなし」への疑問と世界をまわって感じた笑顔

2015年04月07日 19時07分 JST | 更新 2015年06月06日 18時12分 JST

こんにちは。TRiPORTライターの石渡航平です。

人間以外の動物は笑顔を作ることができないと聞いたことがあります。世界の国々を旅しているとき、笑顔が周りに溢れ、言葉が通じなくても癒されたこともしばしば。僕はその中で何度か「そんないい顔で笑うのか」と感じたことがありました。それは子供のみならず、大人も含めて、キラキラした笑顔をしていると思ったのです。

今回は、世界に出たときに感じた笑顔やリスペクトについて書きたいと思います。


お客さまは神様です

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Photo credit: Miz Shige「無計画でいくタイ!バンコク女子旅

「お客さまは神様です」。このような言葉を聞いたことがある人もいるかと思います。僕は以前、接客業に就いていたこともあり、そのような精神を常に持って働いていたこともありました。

しかし、世界の国ではそのような意識を持たずに働いている人もいます。その様子は店員と客の関係ではなく、まるで友達のようなのです。例えば、バーの店員さんが気軽に話しかけてくることは普通。さらには、服屋の店員さんがビールを飲みながら「それは君には似合ってないな」と言ってきたこともありました。

僕はそのような対応をされても全く不快ではなく、むしろこれが「本当のコミュニケーション」なのではないかと思いました。「お客様は神様です」と教育されている店員さんのほとんどは「なんでも言うことを聞くのが当然」と思っているのではないでしょうか? その姿勢が日本特有の「おもてなし」という精神を作ったのかもしれません。しかし僕は「本当にそれでいいのか?」と疑問に思うことが、世界をまわって帰国してから多くなったのです。


お互いhappyに

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Photo credit: Hideki Tanaka「インド:美しい人々が住む国

オーストラリアで働いていたとき、僕はお客さんに笑顔で「Thank you」と言われることが多くありました。日本ではその言葉は従業員からお客さんへの一方通行で使われる印象しかなかったので、最初に言われたときは、違和感がありました。その疑問の根源を突き詰めていくと、「Thank you」と言う背景には「対等な立場にいる」という認識があるからではないかという結論になり、自分の中ですごく納得ができました。

お互いが尊重して、人生を過ごすという意識はとても重要なことであって、人に対するリスペクトは忘れてはいけないものだと思います。認識の違いによって、日本人である僕らが世界の国々に行ったときにやりがちなミスがあるのではないでしょうか? それは「リスペクト」を忘れてしまい、まるで自分の立場が上であるかのように振る舞うことです。

笑顔で「ありがとう」と言うことによって生まれるコミニュケーションが、互いをhappyにしていくのだと、そんな風に感じるのです。それはきっと、国境や人種、年齢は関係なく共通することだと思います。日本にいるだけではあまり感じられないことかもしれませんが、どの国、どの場所、どの立場でも「笑顔」というリスペクトは持ち続けるべきでしょう。


笑顔を始める

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Photo credit: Hideki Tanaka「インド:美しい人々が住む国

その第一歩として、スーパーやコンビニで買い物をしたとき、カフェでコーヒーを受け取るとき、そのような当たり前の日常の中で「笑顔になってみる」ことから始めてみてもいいのかもしれません。「おもてなし」という日本の素晴らしき、世界に誇れるカルチャーを、お客さんにだけではなく、誰にでも提供できれば、もっと誇れるものになるのではないでしょうか。

日本初!アジアで働く日本人の『HAPPY』動画 カンボジア、ベトナム編

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(ライター:石渡航平

Photo by:石渡航平


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