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過ごし方は千差万別!異国の学生夏休みカルチャー4選

2014年07月28日 16時12分 JST | 更新 2014年09月26日 18時12分 JST

とにかく長い学生の夏休み、時間の使い方は自分たち次第ということで、その過ごし方は多種多様です。ということで、世界の夏休み特集第2弾! 今回も日本とは一風変わった夏休みをピックアップ。各国の学生が過ごす思い思いの夏休みに注目です!

(1)ドイツ

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写真:Risa Okamoto「ドイツ*オーガニックとビールと猛暑のドイツ」より

◆夏休み期間

ドイツでは、所属する州ごとに夏休みの期間が異なります。デュッセルドルフなどがあるノルトライン=ヴェストファーレン州では6月中旬から7月末、ミュンヘンなどがあるバイエルン州では7月末から9月末までが休暇です。この制度により、夏の交通機関などの混雑が多少緩和されているといわれています。

◆主な過ごし方

ドイツ語でバカンスのことをウアラウプといいます。夏休みの時期になると、店先には"Wir machen Urlaub"(休暇中)という貼り紙があちこちで見られるようになります。

勤勉で真面目なイメージが強いドイツ人ですが、実は学生の勉強時間は日本よりずっと少ないんです。そもそも公立の場合、小学生も中学生も授業は長くて午後1時までで昼食は家で食べています。宿題が出ることもほとんどありません。

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John-Morgan via Compfightcc

そして、もちろん夏休みの宿題もありません。さらに自主勉強や自由研究もしないというから驚きです。ドイツの学生は夏休みの間、完全に学校から解放されるのです。こんな勉強しなくて大丈夫なのかと思ってしまいがちですが、実は夏休みに羽を伸ばすのにはある理由があります。

ドイツでは終業式に渡される成績表に次の学年に進級できるかどうかの判定が書かれていいます。これがかなりシビアで、毎年進級できない学生が1クラスあたり2、3人いるらしく、学期末に開かれる学年終了パーティーは同時に進学しないクラスメイトとのお別れ会と化してしまうんだとか。まさに運命の分かれ道。

ドイツの学生にとって、夏休みは学業のプレッシャーから解放される貴重な時間なんですね!

(2)中国

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写真:Hiroyuki Suzuki「香港 - マカオの旅」より

◆夏休み期間

7月中旬~8月末まで

◆主な過ごし方

世界一の国民数を誇る中国では、国内でも夏休みの過ごし方が多種多様です。なかでも代表的な3つの過ごし方を取り上げてみましょう。

(1)帰省をする学生

中国は都市部に主要な教育機関や企業が集中しているため、多くの労働者や学生が出稼ぎや勉強のために故郷から上京します。

そのため、長期休みには帰省ラッシュがピークを迎えます。中国では交通手段として飛行機より手軽な列車が好まれます。特に大学生が夏・冬休みの帰省に列車を利用する場合、半額で指定席を利用できるのです。

中国の伝統祝日、春節を含む冬休みに比べれば夏休みは比較的切符はとりやすくなっているものの、駅には黒山の人だかりができます。

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chris railway via Compfightcc

(2)都市部に残りアルバイトをする学生

大学がある時期は勉強が忙しく、なかなかアルバイトができない中国の学生。彼らにとって夏休みは大切な稼ぎ時です。とはいえ、学生がファーストフード店などでバイトを始めると、出稼ぎに来ている労働者の職場を奪うことにもつながるため、一口にアルバイトといっても一筋縄ではいかないのが現状です。

そこで人気が高いのが家庭教師のアルバイト。受験戦争に打ち勝とうと必死な高校生には勉強を教えてもらう絶好のチャンス、また大学生にとっても自分のスキルが生かせるチャンスとあってお互いにとってイイこと尽くめです。

(3)将来に備えて勉学や習い事に励む学生

学校がある間は勉学に忙しい中国の学生は、夏を使って将来のためのスキルアップに勤しみます。これは小・中・高校生に共通する過ごし方です。

大企業に就職し成功するためには、まずは有名大学に合格することが絶対条件とされているため、どの親も子供の教育に莫大な時間と費用をつぎ込みます。習い事の中でも中でも英会話スクール、体操、バイオリン、スイミング、カンフーなどが人気。

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lucerio via Compfightcc

知識や教養、体力を身につけ、いかに周りよりも一歩リードできるか。この夏が勝負時!といったところでしょうか。

(3)ブラジル

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写真:Nobuki Arai「町中メリクリ♪♪HOTなクリスマスとアートが溢れるブラジル♪♪」より

◆夏休み期間

12月から2月まで

◆主な過ごし方

W杯開催国として最も旬な国「ブラジル」。南半球に位置する国であるため、夏休みはクリスマスと新年休暇を含みます。ブラジルといえばリオのカーニバルのイメージが強いですが、クリスマスにかける地元の人々のアツい思いも負けてはいません。

クリスマスのメインシンボル"Bradesco Seguros Christmas Tree"(ブラデスコ・セグロス・クリスマスツリー)は世界最大のツリーとしてギネスに登録されています。なんと約85メートルの高身長!しかし、ただ大きいだけでは終わらないのがこのツリーの魅力。実は水上に浮かんでいるんです!

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alobos Life via Compfightcc

リオデジャネイロ市内のロドリコ・デ・フレイタス湖に浮かぶこのツリーを見ようと、国外からも多くの観光客が訪れます。

大きさとまぶしすぎるくらいのきらびやかさに圧倒されること間違いなしです。

(4)カナダ

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写真:Masayuki Oka「バンクーバー2013」より

◆夏休み期間

6月末~9月初旬まで

◆主な過ごし方

広大な土地を持つカナダ。なかでもケベック州最大の都市モントリオールの夏は最高にアツい!とにかく夏の間中、何かしらイベントが開催されています。なかでも有名な5つのイベントを取り上げてみましょう。

(1)F1カナダグランプリ

今年は6月6、7、8日に行われました。この時期は街中にチェッカーフラッグが上げられ、一気に街全体がF1ムードになります。

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Carel Ruigrok / Thanks for 140,000 Views ! via Compfightcc

(2)フランコフォリー・モントリオール

北米最大のフランス語圏であるモントリオールに世界各国のフランス語圏からアーティストが集まる音楽イベント。26回目の開催となる今年は6月12日~22日にかけて行われました。有料の室内コンサートと無料の野外イベントが10日間毎日行われ、午後5時から夜中の12時ごろまでひっきりなしに音楽が鳴り響きます。

(3)モントリオール国際ジャズフェスティバル

世界から30か国、計3000組を超える様々な分野のアーティストが出演する世界最大のジャズフェスティバル。35回目を迎える今年は6月26日~7月6日まで行われています。年齢層を問わず誰でも楽しめる音楽祭として、地元の人からも観光客からも愛されるメインイベントです。

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Spiderpops via Compfightcc

(4)Just For Laughs(ジャスト・フォー・ラフズ)

世界最大級のお笑いイベント。今年は7月12日~26日まで行われます。基本的に公演は英語・フランス語ですが、街全体で行われるストリートパフォーマンスなどは言葉が分からなくても雰囲気だけで十分楽しめます。

(5)モントリオール国際映画祭

1977年に開始されたカナダ最古の国際映画祭の1つで、国際映画製作者連盟 (FIAPF)が公認するコンペティション形式の映画祭です。文化や伝統に注目した作品が多く上映される映画祭として知られています。38回目となる今年は8月21日から9月1日まで行われます。

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jmacphoto.com via Compfightcc

いかがでしたか?

夏ならではのイベントに繰り出してはっちゃけるもよし、徹底的に休んでリラックスするのもよし。学生の夏は無限大の可能性を秘めています。学生のみなさん、ぜひ今だからこそできる誰にも負けない素敵な夏休みをお過ごしください!

ライター:渡部美佳

http://blog.compathy.net

▲編集元:TRiPORT