BLOG

「驚き」を楽しみに-旅の最後に起きた2つの事件-

2015年06月22日 22時40分 JST | 更新 2016年06月17日 18時12分 JST

こんにちは、TRiPORTライターの新田浩之です。今回のテーマは「旅先でびっくりしたこと」。しかし、このテーマについて、私はどのエピソードを選べばいいか、本当に迷いました。なぜならそれだけ旅行中に「驚いた」回数が多いからです。よく考えれば「旅行」というのは「人生」と同じように、驚きの連続なのだと思います。その数多くのエピソードの中から、アエロフロートロシア航空にまつわるエピソードを紹介します。

事件① ザグレブ国際空港にて

2015-06-18-1434608218-4409832-1320036_269766979711498_1536131771_n600x800.jpg

筆者撮影

時は2011年の9月。3週間に渡るクロアチアでの研究旅行から帰路での出来事です。アエロフロートロシア航空を使ってクロアチアの首都ザグレブからモスクワ経由で帰国する予定でした。まずは、ザグレブからモスクワ行きの飛行機に搭乗しなければなりません。そのチェックイン時に事件は起きました。

私はカウンターにいる職員さんに対して、いつも通りパスポートとチケットを差し出しました。しかし、職員は訝しそうにパスポートを見つめ、モタモタとしています。「何だか様子がおかしいなぁ」と思いましたが、問題が起こるはずがはないと信じ込んでいたので、特に気にしていませんでした。すると、職員さんから「一度オフィスに行ってくれないか」と言われたのです。その理由を尋ねても、全く答えてくれません。冷や汗をかきながら、2階にあるアエロフロートのオフィスに向かうと、男性の職員さんが座っていました。その時のやりとりは今でも鮮明に覚えています。

職員「どうしてここに来たのですか?」

私「カウンターの職員にオフィスへ行くように言われたのです」

職員(私のパスポートとチケットをじっと見ながら)「何も問題はないですよ。申し訳なかったです」

そう言われた瞬間に驚き、首をひねりながら階段を下り、1階に着いた瞬間に一安心...。とはいうものの、「なぜ呼ばれたのか」が不思議でたまりませんでした。今でもこの事件は迷宮入りです。

事件② 機内にて

2015-06-18-1434608235-9087047-2285640_530847690270091_1654237072_n640x480.jpg

筆者撮影

さて、無事にモスクワ行きの飛行機に乗りましたが、機内でも事件は起こりました。私は通路側に座り、バックパックに入りきらなかった資料を紙袋に入れて座席下に置いていました。出発した飛行機が到着地のモスクワに近づき、機内には降下体制を知らせるアナウンスが。すると突然、隣の男性が立ち上がり、私の紙袋を踏んづけてトイレに行くではありませんか! 思いっきり踏まれた紙袋は使い物にならない状態に...。

私の頭の中で「なぜ、このタイミングでトイレに行くのだ」という言葉が警戒警報のようにワンワンと鳴り響きました。その後、無事にモスクワの空港には着きましたが、私は破れた紙袋の代わりを探して空港内を右往左往...。幸運なことに日本人観光客から代わりの袋をいただくことができ、事なきを得ました。あのときは紙袋を踏んづけられた「怒り」よりも、あのタイミングで席を立ったことに対する「驚き」のほうが勝っていたという記憶が残っています。

それでもアエロフロートを選ぶ理由

こんな「事件」があっても、今でも私はヨーロッパに行く際にアエロフロートロシア航空を選択しています。選ぶ理由は価格や時間もありますが、1番の理由はこのような事件に出会えるからです。事件に出会い、驚くたびに「旅行をしているのだなぁ」という実感に浸れます。「驚き」のない旅行なんておもしろくないではありませんか。もちろん、アエロフロートロシア航空での素敵な思い出もたくさんあります。それは別の機会に書くことにしたいと思います。

(ライター:新田浩之)

Photo by: 新田浩之

ロシアの旅行記はこちら

*Mayu「魅惑のロシア

*芝野愛梨「初めての海外、ホームステイ in  ロシア・リャザン

【関連記事】

地球の裏側で「旅行の使命感」を捨てて気が付いた旅の醍醐味

行くか行かないかは自分次第。旅に目的は必要ない!

英語が話せれば友達も増える?語学留学が僕に教えてくれたこと

http://blog.compathy.net

▲編集元:TRiPORT