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【コラム】旅でくじけそうになった時、助けられたのはいつも「人」だった

2015年12月13日 23時32分 JST | 更新 2016年11月16日 19時12分 JST

「旅」は楽しいことばかりじゃない。知らない世界をたった一人でさまよい切り開く「旅」には、いつだって困難が付きまとう。

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セルビアからクロアチアへ向かうバスを待っていた時。どのバスか不安気に見ていたからか、隣にいたおじさんが話しかけてくれ丁寧に教えてくれた。

たいていの旅ではいつもパワフルに動き回る私も、東欧諸国を一人で旅したときはさすがにくじけそうになることが何度かあった。初めての東欧行き。日本に出回っている情報はわずかだったため、街の詳しい案内を持っていない。そんな中、毎日列車やバスを駆使して移動、移動、移動の日々。

セルビアでは英語が通じない場面が何度かあり、意思疎通ができなかったり、駅の窓口でその国の言語を話せないがゆえに冷たくあしらわれたり、終バスを逃し帰れなくなってイカツイお兄ちゃん達とタクシーの相乗りをして、よく知らない土地で一人降ろされたり、セルビアからクロアチアへ向かう際にはバスを間違え異国の地で17時間も延々とバスに揺られたり...。

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待ち合わせていた相手と連絡がとれなく困っていた時、助けてくれたクロアチアの優しい青年。翌日街でばったり再会した

そんなこんなで連日無事に旅を続けるのに必死だった数週間。くじけそうになる場面が何度もあった。しかしそんなとき、いつも救われるのは人々の心の温かさだった。声を掛けてくれたり、面倒だろうに目的地まで案内してもらったり...。その何気ない行動がどんなにありがたかったことか。勇気づけられたことか。

日本は英語表記が少ない国。日本語を話せない旅人は多少なりとも不安だと思う。なので困っていたら少しでもいいから助けてあげて欲しい。そういうやり取りから、その国のことを好きになって、人々の心の国境が無くなればいいのに、と思う。

文・写真:KANA(世界を飛び回るトラベルフォトジャーナリスト。人々の暮らしや世界観を写真と文で表現。多数のメディアで旅の連載を持ち、ガイドブックも手掛ける)

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