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旅のルールは自分次第。出発前に済ませたい、心と体の7つの準備

2014年06月08日 15時01分 JST | 更新 2014年08月05日 18時12分 JST

旅に行くことを決めた瞬間から始まる期待と不安の入り交じった胸の高鳴りは、何度経験してもニンマリしてしまいますね。荷物はもちろんですが、心と体もきちんと準備することによって、旅をより一層楽しいものとすることが出来ます。

コンディションを整えることは、基本的なことだけれど疎かにしがち。今回は、旅を楽しむための原点へ立ち返ってみましょう。

(1)体調を整えておく

photo:Eika Akasaki 「北インド」より

photo:Eika Akasaki 「北インド」より

基本中の基本ですね。当たり前のこと過ぎるかもしれませんが、一番大切なことです。睡眠不足や体調不良のまま旅へ出ると、慣れない環境で体調を崩してしまったり、注意散漫で思わぬケガをしてしまったりと、折角の旅も台無しになってしまうことがあります。

旅先で病院に行くのは、金銭的にも精神的にもなかなかハードルが高いです。ギリギリまで仕事に追われて徹夜明けに出発、なんてことにならないように予定を調整して元気よく当日を迎えたいですね。

(2)予防接種を受ける

photo:Eika Akasaki 「北インド」より

photo:Eika Akasaki 「北インド」より

]予防接種に関する注意点は2つあります。ひとつは「予防接種証明書」の提示が無いと入国できず、絶対に接種しなければいけないもの。もうひとつは自分を守る為に自発的に受ける予防接種です。

前者は黄熱予防接種証明書、イエローカードと言われるものが有名です。イエローカードは南アフリカ、中南米の一部の国で入国時、またトランジットでもイエローカードの提示を求められることがあるので、事前に確認し入国管理局から入国拒否されてしまった、なんてことにならないようにしましょう。

後者は、A型・B型肝炎、破傷風、狂犬病などが代表的なものですね。A型肝炎は東南アジア、アフリカ、中南米等発展途上国で特によく見られる感染症のひとつで食べ物により感染します。破傷風は全世界、狂犬病は発展途上国で発症しており、どちらも致死率が高く、狂犬病に至っては致死率99.99%の感染症です。

狂犬病は犬だけでなく、サルやコウモリ、ネズミなどの小動物からも感染するので、安易に現地の動物に触らないことはもちろん、海外へ行く際は接種しておきたいですね。

(3)現地の言葉を練習しておく

photo:Toyo Serizawa 「神秘の国インド旅 Dive in ガンガー」より

photo:Toyo Serizawa 「神秘の国インド旅 Dive in ガンガー」より

片言であっても日本に来たひとに「ありがとう」と言われると嬉しいものです。その気持ちは万国共通。難しい会話は出来なくとも、現地の言葉をいくつか覚えて行くならば、ぐっと旅が楽しくなります

挨拶の言葉、「ありがとう」「ごめんなさい」、「はい」や「いいえ」、そして「もっと安くして」なんて言葉や、「おいしい」「嬉しい」「素敵!」と言ったような簡単な単語を覚えて行けば現地の人とより心の距離を近づけることができます。

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(4)現地の習慣を理解する

Photo:Misaki Tachibana 「混沌の真骨頂 エチオピア」より

Photo:Misaki Tachibana 「混沌の真骨頂 エチオピア」より

世界には様々な習慣やタブーがあり、例えば、東アフリカではお互いに唾をかける挨拶があるとか。魔除けを意味するそうですが、日本では考えられない行為です。

一方で、日本では当たり前の行為であっても現地の人を不快にさせてしまう習慣があります。女性の場合は服装に特に注意が必要です。海外で開放的な気持ちになって服装まで露出の高いものにしてしまうと売春婦と間違えられ「今夜いくら?」などと聞かれてしまうこともありますし、特に厳格なイスラム圏では半袖の服であっても非常識と見なされてしまうことがあります。

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(5)現地の危険な場所を把握する

Photo:Eika Akasaki 「北インド」より

Photo:Eika Akasaki 「北インド」より

海外には、地元の人も行かない命に関わる道やエリアが無数に存在しています。旅慣れてきた頃や、旅の高揚感からくる好奇心や冒険心で「たぶん大丈夫だろう」「覗くだけ」なんて軽い気持ちで近づいてはいけません

平和ボケという言葉があるように、多くの日本人は危険を肌で察知する感覚が鈍いです。自分を過信することは絶対にせず、危険と言われる場所や時間に出歩くことは止めましょう。また国の政治情勢や宗教情勢等によっては、暴動やテロ、戦闘が起こることもあります。事前情報をきちんと調べることも重要です。

(6)レートや相場を把握しておく

Photo:Akiyuki Minami 「Istanbul 2009」より

Photo:Akiyuki Minami 「Istanbul 2009」より

どこの国でも「観光地価格」と言うものは存在しますが、高くても安くても値段表記がハッキリしている日本とは違い、海外の多くの国では値段表記がされていないことや、書かれていてもそこから値段交渉をするのが当たり前の国が多くあります。

また、日本人はお金を持っているというイメージが先行しているため、お金持ちからは搾取しても問題ない、という価値観を持っている人がいるのも確かです。その為、高額を支払ってしまったことに後から気付き悔しい思いをすることがあるかもしれません。

しかし、価格相場や適正レートを知っていれば、そういった思いをすることも減りますし、気持ちの上で余裕を持つことが出来るので値段交渉も楽しむことが出来るようになります。もし、欲しいものの相場が分からない時は、何件か回って値段交渉をしてみるとその商品の相場価格が分かってきます。

(7)「NO!」と言うことを決めておく

Photo:Daisuke Taniwaki 「世界一危険な都市から始まる、カリブ海 〜 マヤ遺跡 〜 原住民の村」より

Photo:Daisuke Taniwaki 「世界一危険な都市から始まる、カリブ海 〜 マヤ遺跡 〜 原住民の村」より

片言の日本語で親しげに話しかけてくる人、執拗に声をかけて付いてくる人、笑顔なのに強引にお店に入れようとする人......旅先では様々な人が声をかけてくることがあります。優しそうだから、面白そうだから、日本語話してるから、安そうだから、聞くだけ、見るだけ、そんな気持ちで付いて行ってもいいかな?と思ったり、反対に怖くて不安に感じることもあるかもしれません。

相手があなたを騙そうとしている場合も、本当にお得な情報を提供してくれている場合もありますが、もし少しでも怪しく感じたり、不安になったのなら、はっきりと「NO!」という意思表示をしましょう。

これは決めておかないとなかなか出てこない言葉です。もしかしたら相手は「今すぐ答えを」と急かすかもしれませんが、おそらくそれは今すぐに決定する必要がないものがほとんどでしょう。

「また後で来るから」「考えておくね」と一旦その場所を離れて冷静に考えてから決めても問題は無いはずです。自分のペースを相手に崩されない意識を常に持っておきましょう。

文化が違い、言葉が通じない外国での危機管理は必要ですが、必要以上に過剰警戒していても旅は楽しめないものです。心と体の準備をして、余裕を持って旅するなら現地の人とのコミュニケーションがもっともっと楽しめるはずです。

Have a nice trip!!

■Eika Akasaki 「北インド

■Misaki Tachibana 「混沌の真骨頂 エチオピア

■Akiyuki Minami 「Istanbul 2009

■Toyo Serizawa 「神秘の国インド旅 Dive in ガンガー

■Daisuke Taniwaki 「世界一危険な都市から始まる、カリブ海 〜 マヤ遺跡 〜 原住民の村

ライター:赤崎えいか

http://blog.compathy.net

▲編集元:TRiPORT