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旅の物語はまわり道から生まれる

2015年12月23日 21時58分 JST | 更新 2016年12月21日 19時12分 JST

旅に出るときは、情報の少ない、薄いガイドブックがあればいい。それもほとんど読むことはない。トラブルがあったときのためのお守り代わりだ。

目的の場所以外は、インターネットで検索もしない。だからときどき、重要な情報を見逃して、しなくても良いまわり道をすることもある。

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Photo credit: Shino Ichimiya「歩くだけで心が弾むブルサでトルコに惚れる - Istanbul & Bursa

トルコの旅行で、イスタンブールからマルマラ海を挟んで南にあるブルサという街へ移動した。港から街中まで、直接向かうバスだと思い込んで乗車したが、実際はそうではなく、鉄道に乗り継ぐことになった。

「そこが駅だよ」とバスから降ろされた場所は、どう見ても街中の景色ではない。ここがどこなのかもわからず、英語も全く通じず、途方に暮れた。駅員の優しい笑顔だけが救いで、ケータイにスクリーンショットをしていた地図を見せて「ここに行きたいんだ」「ここはどこだ」と、必死に訴える。

焦りはしたものの、おかげで身振り手振りでコミュニケーションする方法を思い出したし、街中までの電車の旅も味わうことができたのだ。

有益な情報はたくさん溢れているけれど、基準を外に託してしまうのは、「つまらない」とも思う。

大切なのは自分だけの「物語」だ。

たまにはまわり道するのもいい。

ライター:Shino Ichimiya「歩くだけで心が弾むブルサでトルコに惚れる - Istanbul & Bursa

トルコの旅行記はこちら

*Shino Ichimiya「歩くだけで心が弾むブルサでトルコに惚れる - Istanbul & Bursa

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