BLOG

試練と学びが溢れる日常!青年海外協力隊の途上国での暮らし

2015年06月15日 16時33分 JST | 更新 2016年06月04日 18時12分 JST

こんにちは。TRiPORTライターの現役青年海外協力隊アオノトモカです。

前編では青年海外協力隊の隊員について紹介しましたが、後編では私のフィリピンでの協力隊としての経験と、そこから学んだことをお伝えします。

途上国での生活

2015-06-05-1433487814-5934451-1PB241564640x480.jpg

筆者撮影

私が現在活動しているメルセデス町は首都マニラから車で9時間程の田舎町です。停電や断水も珍しくありません。自宅に水洗トイレや温水シャワーなどはないので、バケツに水を汲んで水浴びをし、洗濯機もないので基本的に服は手洗いです。こうした生活を営んでいると、いかに日本での生活が恵まれているか痛感します。

それと同時に、今まで生活必需品だと思っていた電子レンジも、洗濯機も、掃除機も、ここフィリピンではなくても生きていけるのだと気が付きました。日々忙しい日本人は、便利さと家事に費やす時間をお金で買っているのだと改めて感じました。

もちろん全ての隊員がこのような生活を送っている訳ではありません。私よりも厳しい生活をしている隊員もたくさんいれば、もっと便利な生活をしている隊員もいます。派遣国の豊かさや、その国の中でも都市派遣か地方派遣かでかなり生活状況が異なり、与えられた必要最低限の生活費をどう使うかは隊員次第です。私は洗濯機や温水シャワーがなくても我慢できますが、便座がないのは我慢できなかったので、2時間離れた都市まで便座を仕入れに行き、自力で取り付けました。

途上国で働く

2015-06-05-1433487830-4012419-2DSC0456640x425.jpg

筆者撮影

協力隊の目的の一つに「技術移転」というものがあります。これは、現地の人とともに働き、自分が日本で培ってきた技術や知識を現地の人に「移転」することで、隊員が帰国した後もその技術や知識が土地に残るようにする、つまり持続的支援を可能にするのが目的なのです。

しかし、それは容易なことではありません。まず、言葉の壁があります。訓練で現地の言葉を学んだからといって、急に話せるはずもなく、しばらく生活して現地語を身につけなければなりません。また、文化の違いや仕事へのスタンスの違いもあります。日本の常識が通じなかったり、日本では当たり前に手に入るものがなかったりすることも...。様々な障害を乗り越えなければなりませんが、苦しいことばかりではありません。一生懸命伝えようとしたことが伝わったとき、私の行動から同僚が何かを学んでくれたとき、苦労が大きい分、達成感も非常に大きいのです。

究極ポジティブ変換

2015-06-05-1433487846-4016683-3P4206371640x480.jpg

筆者撮影

日本で培った知識や技術を活かして活動するのが協力隊の基本ですが、文化も価値観も異なる土地では、日本と同じように仕事をしても必ずうまくいくとは限りません。例えばフィリピンでは、時間を守り、計画通り進める、といったことが非常に難しいのです。日本では、「時間を守るべきだ」という社会的観念が存在していますが、フィリピンの田舎においては、そもそもそういった観念が存在しません。

最初は、日本の常識が通じないことへいらだちを感じ、失敗を繰り返して自信を喪失したこともありました。しかし、少しずつ異なる価値観を理解し、全ての失敗は自分が成長するための試練であると、受け入れることができました。10やって1うまくいけばいい。そのうまくいった1を活力に、次また10頑張ってみる。青年海外協力隊として活動する中で、そういった粘り強さと折れない心を育てることができたと思います。

さぁ、苦労を買いに行こう!

2015-06-05-1433487863-4098262-420150410_173205640x360.jpg

筆者撮影

厳しい環境で生活し、言葉も文化も価値観も違う人たちと共に働くことは、経験した人にしかわからない苦労と困難があります。「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言いますが、必ずしも若いうちである必要はなく、人生いつでも苦労は買ってでもするべきです。その苦労を経て、人生は一段と輝き、達成感に溢れた毎日を過ごすことができると思います。

協力隊は、途上国支援を目的としていますが、自分を大きく成長させる機会でもあります。2年間の任期で大きなミッションを達成することができる人、言葉を話せるようになるだけで精一杯な人、達成度は様々ですが、必ず何かを得ることができます。私が今まで出会った隊員の中に「無駄な2年間だった」と言う人は一人もいませんでした。少しでも海外ボランティアに興味があれば、ぜひ青年海外協力隊に挑戦することをオススメします。

現役隊員が語る!プロモーションの仕事もある青年海外協力

(ライター:アオノトモカ「冒険女子」)

【関連記事】

試練と学びが溢れる日常!青年海外協力隊の途上国での暮らし

【船旅】いつもとは一味違う水上の旅が楽しめる名スポット5選

ひと味違った癒し旅!注目が集まり始めた未開の地メルセデス

http://blog.compathy.net

▲編集元:TRiPORT