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ロサンゼルス流コールドプレストジュースを代官山の「Why Juice?」で。

2014年10月30日 22時54分 JST | 更新 2014年12月29日 19時12分 JST

無農薬、減農薬の野菜とフルーツで作る「コールドプレストジュース」のショップ「Why Juice?」(ホワイジュース?)が2014年7月11日(金)、代官山にオープンしました。

「コールドプレストジュース」とは、パルプ(果皮などの固形物)を取り除いたクリアな液体で、胃に負担が少なく消化しやすく、すっきりとした飲みやすいジュースです。また野菜やフルーツをひとつひとつ手で搾り、栄養素を壊すことなく生きたまま抽出しています。食材にもこだわりがあり、全国にある契約農家から無農薬、減農薬で栽培された安心、安全な野菜とフルーツの中から、その季節に合った旬の食材を使用しています。

Why Juice?」の店長の内田みあさんは、デザイン系の学校に留学して以来14年間に渡るアメリカ、ロサンゼルス(以下LA)での生活の中で、ジュースへの関心が高まったのだそうです。LAでのジュースの出会いから出店に至るまで、そしてお店のこだわりについて、お話を伺いました。

LAでの生活が育んだ、食生活への関心

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写真提供:Why Juice?

― LAでの生活の中では、どのように健康への関心が高まっていったのですか。

当時人生観が変わるほどのデトックス体験をして、10日くらい絶食したりする中で自分の食べているものって本当に大事だなと気づきました。

いろんなことを調べながら、ヨガも始めました。さらには当時一緒に住んでいたルームメイトが、ベジタリアンだったんですね。私も食べるものがおのずと一緒になって、5年ほどベジタリアンとしての食生活をしていたのですが、そういう過程で野菜というのはいかに調理が難しいかということも知りました。野菜だけでの調理のレパートリーって実はあまりないんです。そんな中「これは野菜ジュースだな」と徐々に興味が向かっていきました。

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サンタモニカ近くのヴェニスビーチ/写真:Takato Ichiki「Los Angeles "Beach" Collection」より

― 健康志向の食文化が盛んな土地柄という面もあったのでしょうか。

住んでいたのがサンタモニカだったのですが、サンタモニカってヒッピー文化が根強いところもあって、健康に興味のある人がとても多いです。夜はお酒も飲むけど昼間はすごく健康な生活、という感じで、化粧品やコスメもオーガニック系のものが豊富でしたし、ヨガのクラスなども無料でビーチ沿いのあちこちでやっていました。確かに、そこに住んでいなければ、(健康な食生活には)目覚めていなかったかもしれないです。

― そんな中、ジュースバーに出会ったのはいつ頃ですか。

確か2008年、2009年頃に「Pressed Juicery」というジュースバーが近所に出来て「こんなジュースバーがあるんだ、素晴らしいな」と思いました。観音開きのお店の扉を開くとすぐ冷蔵庫があってお店のお姉さんがいるだけのような、コンパクトなお店で。

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Pressed Juiceryのジュース/写真提供:内田みあさん

色々調べていると、今までのジュースバーとは使っているジューサーが違うらしいというのと、野菜のミックスも自分で真似ようとするとすごくお金かかるものだと分かりました。さらに他にもたくさんジュースバーができて、いろいろなお店で飲んでいたのですが、帰国後「日本にこういうお店ってないな」と思っていました。

― 日本に帰国後、出店を決めたきっかけは何ですか。

日本に帰ってきてからは本当に忙しくて、食糧品を買いに行く暇もないくらいでした。さらにジャンキーなものは食べたくないと、ご飯をしょっちゅう抜いていました。こういう時にジュースがあればとずっと思っていたのですが、結局体を壊しちゃって。

その後、昨年の春一旦LAに戻るんですが、LAに戻ってジュース飲んで好きなものを食べて、シャンプーも自分の好きなものばかり使って、という生活をしているうちにみるみる元気になりました。こうしているうちに「やっぱりジュースだな」と思って再び帰国したのが昨年の秋です。

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現地でジュースの飲み比べ/写真提供:内田みあさん

そこから今の店舗のオーナーとも出会って、当初は私が仕事で得意としていたEコマースの話をしていたのですが「実はやりたいのはジュースバーなんですよね」なんて話もしているうちに「これは本当にやるべきだ」と、その気になりました(笑)。

「なぜジュースなのか」というのが、当時使っていた私のプレゼンの一ページ目なのですが、それがお店の名前にそのままなりました。企画書にはEasy、Fast、Fresh、Goodなど、理由をいくつか書いて説明していました。

忙しい人にこそジュースを飲んでほしい

― 改めて「コールドプレストジュース」のセールスポイントを教えてください。

まずは使っているジューサーが違うこと。瞬間的にペースト状にしてプレスしているので熱が加わらず栄養素が失われません。そして、使っている野菜に気を遣っているので、プライスは高いけれど安心して飲める、ということですね。どういう肥料、例えば有機肥料でもどういったものを使っているか、全て情報をもらっています。

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写真:店内のメニューで野菜の産地などが詳しく確認できる

― 食材や、その食材を扱うジューサーについて聞かせてください。

食材は農家さんと直接やり取りしている素材もあれば、個人や業者さんによる紹介だったり、商社さんを通した形もあり3、4箇所くらいから仕入れています。また、この機材を扱っている会社は、向こうのジュースバーをほぼ独占しているようなところなのですが、どうやら日本では私たちがこの機械を最初に買ったそうです。

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写真提供:Why Juice?

― ジュースの瓶や、インテリアについてのこだわりは。

一回に飲んで消化出来る量はおおよそ200から250mlと言われていて、ずっと200mlくらいのものを探していたのですが、実はこの瓶、日本の伝統的な牛乳瓶なんです。インテリアについては「なるべく小さい場所」というのがイメージとしてありましたね。

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写真提供:Why Juice?

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写真提供:Why Juice?

― 14年間住んできたLAとお店を開店した東京、両方の街で生活をしてみて違いは感じますか。

東京は享楽的な意味での楽しさがある分、少し生活は不健康になってしまいますね(笑)。LAの良さはなんといっても気候です。ただ、気候以外はなんだかんだで東京の方が良いと思います。便利だし、きれいだし、安全だし。

― LAでも、忙しい方がジュースをよく飲んでいたりするのでしょうか。

健康好きな人は自分で作れたり、むしろジュースを飲まなくてもすでに健康だと思うんですね。LAでも、夜に遊んだ次の日の朝に「なんであんなに飲んじゃったんだろう」って罪悪感持ちながらもジュースを飲んでまた仕事へ、という人は多いですね。なので、日本でも決して健康に関心のある方ばかりではなく、飲み過ぎたビジネスマンの方が二日酔いの朝に飲みに来て頂いたりとか......忙しい方にこそ飲んでほしいですね。

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写真:プラスチックカップ・スモールボトル・ラージボトルの3サイズ展開

― 今後はどのような展開を考えていますか。

ビジネスマンの方など仕事が忙しい人をターゲットにしていきたいです。ジュースって忙しい人にぴったりなんですよね。もともと最初はオフィスも多い渋谷に出したかったのですが、まずは渋谷よりリーズナブルでファクトリーも置けるこの代官山の店舗をフラッグシップ的に位置づけて出店しました。今後は、駅によくある靴屋さんのような小さい店舗で、安心かつ早く簡単に栄養補給出来る「駅にあるすごくヘルシーなジュース屋さん」としても出店してみたいですね。

SHOP INFO

店名: Why Juice?(ホワイジュース?)
住所: 東京都渋谷区代官山町13-8 1F
営業時間: 8:30-19:00 水曜日定休
Tel: 03-6416-5678

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ライター:Takato Ichiki

http://blog.compathy.net

▲編集元:TRiPORT

(聞き手:市來孝人)