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海外で働いて気付いた「働き過ぎる日本人は素晴らしい!」

2015年05月13日 14時40分 JST | 更新 2016年05月11日 18時12分 JST

こんにちは!TRiPORTライターの冒険女子アオノトモカです。

近年、「日本人は働き過ぎだ」と国内外で批判されることもありますが、はたして働き過ぎることはそんなに悪いことなのでしょうか。社会のために、家族のために、身を粉にして働くことを美徳とする日本の独特な考え方は、海外では理解されないかもしれません。しかし、日本人までもがそれを否定する必要はないと思います。

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Photo credit: 写真AC

異なる日本とフィリピンの「働き方」


私は以前、広告業界で働いていました。広告業界と聞くと「華やかだけど激務」というイメージを持つ人も多いかと思います。私の場合そのイメージ通り、終電の時間まで仕事をしていることもよくありました。上司も同僚も、私と同じように朝から晩まで、まさに身を粉にして働いていました。

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Photo credit: Tomoka Aono「フィリピン・メルセデス町ツアー Mercedes, Camarines Norte, Philippines

そして現在は、フィリピンの田舎町の町役場で青年海外協力隊として観光プロモーションのボランティアをしています。「ボランティア」という立場であるため、仕事の内容もスケジュールも全て自分の裁量に任されています。また町役場の同僚達も、家族とのイベントがあればどんなに重要な仕事があっても出勤しませんし、天気が悪ければ無理をして仕事に来ることはありません。

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筆者撮影

フィリピン人の同僚と仕事をしていると、日本人と仕事をすることとの差を感じます。フィリピン人は日本人ほど時間に厳しくありませんし、仕事の優先順位も低いです。単純に「フィリピン人は怠け者だ」ということではありません。例えば日本では、一生懸命働いて、貯金をして老後に備える、という考え方を持っている人が多くいますが、フィリピンでは今日食べる分だけ稼いで、明日のことは明日考える、という考え方を持つ人がほとんどです。そのため、今日食べる分以上の働きをするということに価値を置いていません。最初はこのようなギャップを理解できずにストレスが溜まりましたが、ここにいる日本人は私だけ。「郷に入れば郷に従え」という諺を思い出し、彼らの価値観を受け入れ、彼らのペースに合わせて仕事をしています。

一人一人が全力で働く日本社会の素晴らしさ


そんな気楽な状況に対して「羨ましい」と思う人も少なくないかもしれません。しかし「働かざるもの食うべからず」と言われて育った私は、フィリピンのペースで仕事をしていると「仕事量が少なすぎるということに対するストレス」や「全力で仕事をしていない罪悪感」に苛まれることがあります。そしてそれは私だけではなく、日本の企業で働いた後に青年海外協力隊になった人の多くが、同じようなストレスを抱えています。

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Photo credit: 写真AC

日本で忙しく働いていた頃は、確かに毎日残業でつらかったこともたくさんありました。しかし、つらい思いをした分、結果が出たときの達成感はこの上ないものでした。チームで仕事をして、その達成感を分かち合い、一緒に飲むビールは最高においしかったことを覚えています。私は海外で働いてみて、日本で当たり前に仕事をしていた日々がいかに特別であったか、そしてチームのメンバー一人一人が当たり前に仕事をするという環境がいかに恵まれていたのかに気が付きました。仕事に重きを置き、みんなで一丸となって一生懸命働いて、大きな結果を残すことができる日本人は素晴らしいと心から思います。

「働き方」への様々な価値観を尊重する


過労死や鬱による自殺など、働きすぎることに関してのマイナス面ばかりが注目されがちですが、日本人が働き者であるという事実は素晴らしいことです。海外の基準と比べて「働きすぎる」日本人だからこそ、戦後一気に経済大国へ上りつめて、今の日本を築くことができたと思います。「天災が多い」「資源が少ない」という不利な地理的条件にも関わらず日本が豊かなのは、持ち前の「勤勉さ」でその不利な部分をカバーしてきたからではないでしょうか。

私はフィリピンで働き、世界には「働き方」に対して様々な価値観が存在しているということに気が付きました。そしてその異なる価値観一つ一つに「間違い」は存在しません。家族のために仕事を頑張る日本人も、家族のために仕事を休むフィリピン人も、行動は正反対ですが、どちらも間違っていないと思います。海外に住んでみると、不思議なことに日本や日本人の良い部分が見えてきます。「働き方」に対する日本の価値観は海外と少し異なりますが、それは「素晴らしいことである」と再発見することができました。海外に出て様々な価値観に触れ、日本、そして日本人を異なる視点から見てみるのも面白いですよ!

【働き方】海外で感じた日本との違いと共通点から今後を考える

受付事務の女性がいきなりトルコで働き始めたきっかけとは

(ライター:アオノトモカ「冒険女子


フィリピンの旅行記

*Tomoka Aono「フィリピン・メルセデス町ツアー Mercedes, Camarines Norte, Philippines

*Yo「フィリピン・セブ・バンタヤン島


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