BLOG

ラマダン(断食)月間に行く東南アジア旅行!~意外と知らないラマダンについて事前にチェック~

2014年07月10日 16時53分 JST | 更新 2014年09月06日 18時12分 JST

2014-07-08-140606_event2.jpg

Credit: Tourism Malaysia

イスラム教において、日の出から日没の間に断食を行う神聖なる月「ラマダン」。

今年は6月29日よりスタートした(ヒジュラ暦9月にあたり、太陽暦とは毎年11日ずれていく)。

イスラム文化が根付く東南アジアの複数国では、ラマダンは重要な月間。と同時に、観光客にとっても、ほかでは見られない光景に遭遇する時期とも言える。

1か月におよぶ「ラマダン」

2014-07-08-140606_event1680x434.jpg

Credit: STB

東南アジアでは、インドネシアやマレーシア、シンガポール、ブルネイのイスラム教徒が多数共存する地域に共通して意識される、ラマダン。

"贖罪と赦し"の期間であるラマダン月には、天国の門が開かれて地獄の門が閉じられ、ラマダンの断食を純正な動機で守る人は誰でも罪を赦されると信じられている(グスタフ・E.フォン・グルーネバウム「イスラームの祭り」より)。

その形式には地域差や個人差こそあれ、1か月の間は、日の出から日没まで人々は13時間半以上、水やツバを飲み込むことを含む一切の飲食(もちろん飲酒も!)と喫煙、性行為が禁じられている。

当然、この掟はイスラム教徒でない観光客に強要されるものではないけれど、ラマダン中の教徒の人々の前での飲食を避けるなど、観光客としての配慮も守りたいところ。

午後はラマダン・バザール!

2014-07-08-ramadan_market.jpg

また、この時期に訪れたなら、毎日の断食明けの"オアシス"として多くの人で賑わう「ラマダン・バザール」に足を運んでみない手はない。

屋台フードが並ぶのは普段からある風景だが、この時期には店を閉めて午後早い時間から夜遅くまで屋台を出すイスラム系の飲食店が多く、一日耐え忍んだ後の人々はここぞとばかりに賑わいを見せる。

夜にはライトアップや伝統的なデコレーションが施されたり、食べ物はもちろん工芸品や衣服を売る出店も見られ、日本のお正月の仲見世のような活気を感じられるはず。

国を挙げてのお祝いに潜入!

2014-07-08-140606_event6.jpg

尚、日本の正月やお盆のように、断食明けの祝日には公的機関や銀行が休みになるところもあり、田舎へ帰省する人が多いため都心部はいつもより静かになるそうだが、一方でもう一つ国民ならずとも観光客にとっても貴重な催しも。

それは、王宮や首相官邸の「オープンハウス」! 

実は、一般の家々だけでなく、場所によっては、国民をもてなし労うため普段は入ることのできない王宮や首相官邸が一日限定で一般公開されるのだ。

シンガポールでは首相官邸が一般公開され、様々なパフォーマンスが行われるほかガイドツアー等も敢行、マレーシアでは王宮と首相官邸が一般公開され、首相に会うために昨年は10万人もの人々が押し寄せたという。

また、豪華絢爛で知られるブルネイの王宮では、その豪華さを目に焼き付けるだけでも充分そうだが、ビュッフェやお土産なども振る舞われるとか...。

日本にも皇居の一般参賀や現首相による選挙演説こそあれ、その距離感と太っ腹さといい、日本ではなかなか見られない光景を目に焼き付けるのもアリかも?

こちらも合わせてCheck!

ラマダン時期限定!お祭り気分な夕方の屋台群! from インドネシア・ジョグジャカルタ