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サッカーW杯予選、日本代表の初戦「シンガポール」の実力

2015年06月15日 17時23分 JST | 更新 2016年06月14日 18時12分 JST

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©REUTERS

2018年のFIFAワールドカップ・ロシア大会へ向けて、いよいよ日本代表の戦いがスタートする。6月1日にはヴァリッド・ハリルホジッチ監督により初戦に臨む日本代表メンバーも発表され、緊張感が高まってきた。

ワールドカップ出場を果たすにはアジア2次予選と最終予選を突破する必要があり、これから2年以上にも渡る長い戦いが待っている。

第一関門となるアジア2次予選で、日本はシンガポール、カンボジアという東南アジアの2カ国と同組になった。6月16日(火)の初戦では、日本はホームの埼玉スタジアム2002にシンガポールを迎える。

シンガポールサッカーの特徴と特殊な代表チーム

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©Sport Singapore

今年が建国50周年のシンガポール。東京23区ほどの面積に人口も500万人強という小さな国ながら、短期間で目覚しい発展を成し遂げた。他の東南アジア諸国と比べても異質な面の多い国だが、サッカーの世界でも面白い特徴を持っている。

シンガポールの国内リーグはSリーグと呼ばれ、1996年にスタートした。今シーズンは10チームで争われているが、独特なのは国外のチームも参戦していることだ。たとえば現在は、同じ東南アジアからマレーシアとブルネイのクラブがSリーグに所属。かつては韓国、中国、フランス、アフリカのチームなども参加していたことがある。

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著者本人撮影

そして、日本からもJリーグのアルビレックス新潟傘下のアルビレックス新潟シンガポールが2004年からSリーグに参戦中。選手も監督もオール日本人のチームが、Sリーグに籍を置いて、すでに10年以上も現地のクラブに混じって戦っている。

ワールドカップ予選で日本が戦うことになるシンガポール代表も特殊だ。通常、代表チームはさまざまなクラブから優秀な選手が招集されて作られるもの。日本代表のメンバーを見ても、本田圭佑選手はイタリアでプレーしており、香川真司選手はドイツのクラブに所属、もちろんJリーグのクラブからも多くの選手たちが招集されている。

ところがシンガポール代表の場合は多くの選手がライオンズⅩⅡという一つのクラブに所属しており、常時、代表チームの母体として活動しているのだ。さらに面白いことに、このチームはSリーグではなく隣国マレーシアのリーグで戦っている。

そんな興味深い特徴を持つシンガポール代表だが、東南アジアの中では上位の力を持っている。東南アジアのナショナルチーム王者を決める東南アジア選手権(AFFスズキカップ)でもタイと並んで最多となる4回の優勝経験がある。だが、近年は東南アジアの他の国々がサッカーでも急成長を見せ始めているため、相対的にやや元気がない印象だ。

シンガポール代表の注目の選手と初戦の難しさ

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©REUTERS    Sheikh Abdul Hadi Sh Othman選手

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©REUTERS    Muhammad Shakir Hamzah選手

日本にとってシンガポールは格下なのは間違いないが、ワールドカップ予選の初戦では格下相手でも苦戦を強いられることがある。2006年大会の予選ではホームでオマーンと対戦し、ロスタイムの決勝ゴールで1-0と辛勝。前回大会でもホームに北朝鮮を迎えて、まったく同様にロスタイムの得点で1-0と勝利した。サッカーは実力差が大きくても反対の結果が出る可能性のあるスポーツだけに、油断は禁物だ。

ワールドカップのアジア予選はホーム&アウェイで戦われる。11月には、シンガポールでのアウェイ戦が待っている。会場は、昨年完成したばかりの総合スポーツ施設「シンガポール・スポーツハブ」内にある新ナショナルスタジアム。昨年10月には、完工記念試合として日本対ブラジルの親善試合が行われた。

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©Sport Singapore

新スタジアムは世界最大級の開閉式ドームを誇り、周囲にはショッピングモールやミュージアム、図書館なども併設されている一大テーマパークのような複合施設。シンガポールの新たなスポットとしても注目される存在で、地下鉄のスタジアム駅直結とアクセスも抜群だ。11月は、日本のワールドカップ予選を見にシンガポールを訪れてみてはどうだろう。

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