これが本当のストロングゼロ。強炭酸を味方につける。

ノンアル日記第2話:最近はアルコール度数9%が流行りですが…。
Tsukasa Ishizawa

ストロングゼロ文学、私も大好きです。

ストロングゼロを始めとして、最近はアルコール度数9%のカクテル・チューハイ・ハイボールが人気です。コンビニであらためて棚を見渡すと、フルハイトの冷蔵庫の半分が度数9%のドリンク、というコンビニをあちこちで見かけます。

私もストロングゼロのダブルシークワーサー味は好きです。ただ、よーく冷静に考えてみると(飲んでいないときに)、ストロングゼロのロング缶1本に含まれる純アルコール量は45ml。2缶で日本酒4合瓶相当のアルコール量です。これはなかなかのもの。

ビールやハイボールは飲み口が良いのでおかわりが進みますが、よく考えるとビール・ハイボール500mlでも日本酒1合程度のアルコールは含んでいます。水分で代謝が促進されるのか、はたまた気のせいなのか、私の中では何となく5%のアルコールは「割と飲んでも平気」だと思っていましたが、当然ながらお酒はお酒です。

前述のお酒が飲めなかった時期、出張で空港ラウンジにいたときのことです。以前は帰りのフライト前の一杯を楽しみにしていたのに、お酒が飲めない。どうしようかと思ってウロウロしていたところ、冷蔵庫にSchweppesの炭酸を見つけました。隣のバーカウンターにはカットライムがあります。グラスに氷を入れ、ライムを絞って炭酸水を注ぐ。そう、ただのライム炭酸です。

しかしこれを生の果汁で作ると、飲み飽きしないジンリッキー風カクテルの出来上がりです。

ジンリッキー風。
Tsukasa Ishizawa
ジンリッキー風。

考えてみれば、スピリッツに柑橘果汁に炭酸、という組み合わせはカクテルの鉄板です。ウォッカリッキー、ジンフィズ、すだちハイ、生グレープフルーツサワー。美味しいはずです。

味の決め手になるのは柑橘果汁。できれば生果汁が欲しい。でも逆に考えれば、炭酸とレモンさえあればいいのです。家庭ではレモンさえ買っておけば楽勝ですし、お店でもドリンクが提供されるところなら大抵レモンは扱っているでしょう。レモンだけ単品でオーダーできるところもありますし、お店によってはサービスしてくれるところもあるでしょう。

果汁を絞る、これだけで「独立したひとつの飲み物」になってくれるのです。

もう一つポイントがあるとすれば、強炭酸を使うこと。ウィルキンソンタンサンをはじめ、強炭酸の炭酸水も一般的になってきました。また、SODA STREAMのように、自分で好みの炭酸を作れるソーダメーカーもあります。

ソーダストリーム。家で炭酸が作れて便利です。
Tsukasa Ishizawa
ソーダストリーム。家で炭酸が作れて便利です。

お酒を飲みたい気分の時は多かれ少なかれリフレッシュしたい時。爽快感は大事です。強炭酸のパンチはその部分にうってつけ。意外なほどその気分にハマってくれます。常温の炭酸を氷に注ぐとせっかくの炭酸が逃げるので、よく冷えた炭酸水を準備することが大事です。

シンプルなだけに組み合わせに凝れるのもいいところ。水によってかなり味が変わります。炭酸も、すだちやシークワーサー、かぼすにグレープフルーツなど、季節と好みで色々なチョイスが考えられます。

私はなぜか、運動した後にこのライム炭酸・レモン炭酸が無性に飲みたくなります。クエン酸は運動後の疲労回復に効果的とも言われていますが、そもそも理屈の前に「飲みたい!」と思うのが不思議です。

私だけかもしれませんが、きっとわかってくれる方もいるはず。誰もわかってくれなくても大丈夫です。

だって、運動後にライム炭酸だなんて、こんな素敵なライフスタイルの自分にちょっと酔いたくなりませんか。あれ、これも私だけですか......。

次回はノンアルコールビールについて書いてみたいと思います。

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