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酒を飲まないという「選択肢」が、もっと一般的になるために。

ノンアル日記第6話:つい惰性で飲んでしまう二次会…記憶、ありますか?

2018年01月16日 07時30分 JST | 更新 2018年01月16日 09時37分 JST
写真AC

お酒は文化である。本当にそう思います。

お酒をまったく飲まない地域がある。大切な人と、職場で仕事の成功を祈って、飲まれるお酒がある。休日を快適に、寒い日を乗り切るために飲まれるお酒がある。そうしてお酒は愛されてきました。

それを踏まえた上で思いますが、日本人は本当によく飲みます。とりわけ、仕事と関連したお酒の席を設けるのが好きな人は多いですが、日本以外の地域ではそうとも限りません。

私が以前働いていたシンガポールでは、「日本人は仕事の後のお酒が本当に好き」あるいは「酔っ払い」というイメージを持っている人にも多く出会いました。

Tsukasa Ishizawa
タイ・バンコクの「リトルトーキョー」タニヤ通り。在住日本人向けの飲み屋がたくさん。

好きな人たちと集まって飲むお酒は美味しく、楽しいものです。しかし、元々お酒を飲めない人や好まない人、事情により飲酒を控えている人もいる中、お酒の楽しみ方にはもっともっと多様性があってよい気がします。

最近私は、飲み会の二次会にあまり行かなくなりました。つい惰性で飲んでしまう二次会、実は誰がいて何を話したかあまり覚えていないことも多かったのでした。

お酒が好きなのだから二次会ももちろん、ではなく、大好きなお酒も飲んで翌朝もつらくないようにしたいと考え、私はこんな結論になりました。それでもつい飲みすぎてしまう日はあるのですけどね...。

このように考えると、これまで考えてきたようなノンアルコールドリンクのあり方は、お酒かソフトドリンクかの二択とはまた異なる価値を持っているように思います。

オーストラリアのパースでは「BYO」のレストランが多く見られます。Bring Your Own beverage、つまり「飲み物持ち込み可」のレストランです。

規模の大きくない居酒屋さんなどでドリンクの種類を増やすことは容易ではないかもしれません。しかしそんな店ほどお酒にかかわらず行きたくなるもの。そんなお店に自分のノンアルコールドリンクを持ち込めたら、楽しみ方も広がるような気がしませんか。持ち込み料を取るお店も一般的で、売上にもある程度貢献できていそうに思います。

モロッコは、イスラム教国で、街中を歩いているとお酒の代わりに、ミントティーとシーシャ(水タバコ)でお話に興じる人々を多く見かけます。

Peter Adams via Getty Images
モロッコ・マラケシュの夜。カフェでお茶を楽しむ人々。

夜の楽しみにお酒はつきもの、と考えがちですが、実はそうとも限りません。

洗練された調度品、大人な雰囲気、長居できるだけの居心地の良さがあって、お酒を提供しないのは、これまでカテゴリーとしては「喫茶店」でした。

しかし、ノンアルコールを得意とし、メインに据えるお店も出てき始めました。ノンアルコールを「お酒でないもの」、「本当はお酒だったもの」と考えると、なんだか格下のように思えてしまいます。

しかし実はそれ単体でこれだけ広がりのある世界、もはや一つのジャンルになっているように思います。ノンアルコールのバーや居酒屋、今後一般的になっていくかもしれません。

そんな「選択肢」が増えるといいな、と願いつつ、今回はここまで。

またお会いいたしましょう。

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第3回:「とりあえずビール」、実はノンアルコールでもバレない説
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第6回:酒を飲まないという「選択肢」が、もっと一般的になるために。

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