2児の母である女性誌編集長が、仕事と家庭を両立させるために行う1分の日課とは

どんなに大変でも、仕事は極力人に頼らず自分でできることは自分でするのがモットー。
梅田美佐子

初めまして。宝島社で30代から40代の女性に向けた美容専門の月刊誌『& ROSY(アンド ロージー)』の編集長をしている梅田美佐子です。

プライベートでは6歳の男の子と4歳の女の子、2児の母でもあります。

いち編集部員から編集長になって1年ほど。今日は、働くママならみんなが思う「仕事と家庭をいかにして両立させているのか」という疑問について、私なりの考えをつらつらと書き綴りたいとおもいます。

編集部がより良いチームになるように日々奮闘中の私ですが、撮影や取材など現場へ行くことも多々あります。本当に忙しくて、体調を崩したこともありました。

ただ、どんなに大変でも、仕事は極力人に頼らず自分でできることは自分でするのがモットー。一生懸命頑張っていれば、ついてきてくれる人が現れると信じているから。

編集部員はもちろん外部であっても、私の作りたい雑誌に共感して協力してくれる人がきっと手を挙げてくれると思うんです。「助けてもらおう」ではなく「一緒にやろうよ!」という楽しい雰囲気が人を集めて、よいものを作るんだと、いつも感じています。

一方で家のことは、共働きなので150%両親に甘えています(笑)。保育園への送り迎えや晩ご飯など、お願いしまくっています。でもこれは、家族にしか見せない顔だからいいかなと(笑)。ただ、家にいる限り朝ごはんは子供と必ず一緒に食べて、前日どんな遊びをしたか、などコミュニケーションするようにしています。休みが取れるときは両親へのお礼もかねて、近場の温泉へ家族みんなで旅行することも。そんなときは仕事を忘れ、子供と思い切り遊びます。

当たり前ですけど、オンとオフを明確にすることが、仕事と家庭を両立するコツなんですよね。

私は、会食でどんなに帰りが遅くなっても、お酒を飲んでいても、家に帰って、顔だけは必ず洗います。これは、その日をオフする私なりの儀式。

週末に暇があれば、フィットネスクラブで汗を流します。点と点を結ぶためにフル回転させている頭を空っぽにして、リセットするための時間です。空っぽの頭で仕事に戻って人と会えば、インスピレーションのヒントをスタックするスペースができます。仕事も家庭も忙しくてつらいとき、頭が痛くなりそうなときは、開き直って笑います。そのうち笑いが本物になって、何だか楽しくなってきちゃいます。

仕事も家庭も、楽しんだほうがうまくいく。企画を立ち上げることを苦手だとか辛いだとか考えず、楽しんだ方がスムーズになります。育児も、子供が思い通りにならないのは当たり前。それより思わぬ反応に驚き、楽しむ方が子供も自分もハッピーになれると思います。

これらは、私からのちょっとしたヒントです。両親が遠方にいて、子どもをみる人が周りになかなかいない人でも、自分なりの「オン」「オフ」切り替えスイッチを探すことをお勧めします。