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女王メドベジェワ、熱いセーラームーン愛 日本好きスケーターに注目

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「月にかわっておしおきよ!」の決めぜりふとともに、ポーズをとるエフゲニア・メドベジェワ=2016年7月1日、渡邊芳枝撮影

フィギュアスケートの世界女王、ロシアのエフゲニア・メドベジェワ選手。日本のアニメ「美少女戦士セーラームーン」への愛が凄いと、ファンの間で話題になっています。7月1~3日、新潟県で開かれたアイスショーでは、主題歌「ムーンライト伝説」の曲にのせ、セーラームーンになりきって演技を披露。観客を沸かせました。

【写真】セーラームーンの衣装で氷上を舞う女王メドベジェワ 華麗な姿にファンも興奮

メドベジェワ選手をはじめ、日本アニメのファン、日本語がペラペラ、日本の大会に毎年出場......。そんな「日本大好き」海外スケーターを紹介します。(朝日新聞記者、浅野有美)

世界女王が月にかわっておしおきよ!


今年の世界選手権のインタビューで、「ムーンライト伝説」を日本語で歌い、ファンを驚かせたメドベジェワ選手。ツイッターのアイコンはセーラームーンをイメージしたイラストで、日本アニメに関するつぶやきが盛りだくさんです。

インスタグラムには、「美少女戦士セーラームーン」の原作者・武内直子さんとの記念写真やファンからプレゼントされたセーラームーングッズを投稿。トトロのぬいぐるみやジブリアニメのイラストもアップしており、アニメ愛が伝わってきます。

氷上がマリオワールドに。ゼルダの伝説が実写化?


続いては、元欧州選手権王者でチェコを代表するスケーター、トマシュ・ベルネルさんです。07年に東京であった世界選手権では、「日本」と書かれた日の丸のハチマキをして登場。しかし、逆さまに着けてしまい、おちゃめな一面を見せてくれました。14年の世界選手権エキシビションでは、テレビゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のテーマ曲にのせて、イタリアのカロリナ・コストナー選手(ピーチ姫役)とモナコのキム・ルシーヌ選手(マリオ役)と一緒に、ユーモアあふれる演技を披露しました。

大阪で13年に開かれた四大陸選手権で優勝し、一躍有名になったケビン・レイノルズ選手(カナダ)。日本語を勉強しており、インタビューも日本語でこなせるほど堪能です。14-15年シーズンの「ゼルダの伝説」では、衣装と顔立ちがあまりにも似合いすぎていて、まるでゲームの世界から主人公が飛び出してきたかのようでした。ほかに「クロノ・トリガー」や「坂道のアポロン」などもプログラムで使ったことがあります。

日本語でツイート、片言インタビューも

たびたび流暢な日本語でツイートしてくれるのが、米国のジェイソン・ブラウン選手。昨年、NHK杯に出場できなくなったときは、「ごめんなさい日本のファンのみなさん!かなしいです。私は日本がとっても大好きです!」とツイート。今夏、アイスショーのため来日する予定で、「日本へ訪れることになり、とてもワクワクしています!」と投稿してくれました。

五輪金メダリストで日本にもファンが多い「皇帝」こと、エフゲニー・プルシェンコ選手(ロシア)。日本開催の大会やアイスショーで何度も来日しており、バラエティー番組にも出演しています。

10年に開かれたアイスショーでは、「ワタシハスケートチョットデキル」と片言の日本語を披露。「ちょっとじゃないでしょ!」と心の中で突っ込みを入れたファンも多かったはず。圧巻のパフォーマンスとともに、茶目っ気たっぷりなプルシェンコ選手にファンは夢中です。

日本で最高の演技、感動して引退を撤回


佐藤有香コーチに師事する元全米王者ジェレミー・アボット選手。14年、東京で開かれた世界選手権では、アボット選手の持つ世界観を見事に表現し、素晴らしい演技を披露しました。満場のスタンディングオベーションを受けて心揺さぶられたアボット選手は引退を撤回、現役を続けることを決めました。

ほかにも、インタビューで「原宿ガールになりたい」と答えたオシャレ女子、グレーシー・ゴールド選手(米国)や、「日本は第二の故郷」と話してくれたアイスダンスのメリル・デービス選手(米国)、日本で滑ることが好きだというエレーナ・ラジオノワ選手(ロシア)など、日本で開催の大会やアイスショーに何度も来てくれるスケーターもいます。

日本のあたたかい声援が選手の支えに


日本が大好きと語る海外スケーターが多いのは、観客のあたたかい声援が理由の一つにあるかもしれません。

会場ではファンが各国の旗を掲げて応援します。何カ国もの国旗を持ち込むファンもいます。ジョージア(グルジア)やイスラエル、フィリピンなど出場選手が少ない国の旗も見られます。観客は、国の枠を超えて応援し、素晴らしい演技には、万雷の拍手とスタンディングオベーションを贈ります。英語やフランス語、中国語などを駆使して選手への手紙を出すファンもいます。ファンの熱い想いがスケーターにも届いているのかもしれません。

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