「異動なんてラッキーだよ!」と、先輩女性は言った。その真意は?

2017年08月24日 14時08分 JST | 更新 14時間前

初めまして!エン・ジャパン入社5年目 金藤です。

私事ながら、この春、人生初の異動辞令を言い渡され、営業から求人広告の取材やディレクションを行なうディレクターに職種転換。新しいチャレンジにワクワクすると同時に、本当に自分でつとまるのか不安でいっぱいでした。

実際のところ、異動や転勤は長く働きたいと考えている女性のキャリアにどのような影響をもたらしてくれるのでしょうか? 実態を探るために、異動や転勤、職種転換などを何度も経験してきた先輩社員の井手迫(いてさこ)さんにインタビューしてみました。

開口一番に返ってきた答えは「異動なんてラッキーだよ!」というもの。井手迫さん、どういうことですか。

<Profile>

2007年に新卒でエン・ジャパン入社。求人広告を扱う部署で5年間法人営業を経験した後、人材紹介の企業コンサルタントに異動。その後、求職者のキャリア支援を行なうキャリアパートナーに職種転換。求職者との面談を通して、職業選択のポイントや大切な考え方を日々伝えている。

「井の中の蛙」に気がつくキッカケとなった、異動。

-異動や職種転換を多く経験されていると思いますが、辞令が出たときの心境をおしえてください。

正直、異動の話を聞いたときは、疑問を抱いたこともありました。なんで私なんだろうって。

でも、異動をネガティブに捉えていても、何も変わらないんですよね。与えられた場所で自分に何ができるのか、何をすべきなのかを考えて行動をおこさないと。

きっかけは会社の辞令かもしれない。自分で掴み取ったチャンスとは言えないかもしれない。でも、変化したという事実に変わりはありません。自分が選んだ道だと捉えることで、考え方が前向きになっていきました。

私の場合、キャリア転換は大きく2回ありました。

1回目は求人広告の営業から、部門を超えて人材紹介の企業コンサルタントになったとき。当時の人材紹介部門は新設部署で、社内でも中途入社の社員比率が高い状況でした。転職をしたような気持ちになったことを覚えています。

2回目は、企業コンサルタントからキャリアパートナーへの職種転換。対峙する相手が企業から個人へと変わり、人のキャリアをどうつくっていくか一緒に考え続ける日々になりました。

-異動や職種転換は、キャリアとして振り出しに戻るイメージがあって不安でした。実際はどうなんですか?

私もそんなイメージを昔は持っていましたが、そんなことはないと言いきれます。

「ひとつの部署や職種でキャリアを積み上げるよりも、出来ることの幅を広げて増やすほうがキャリアにプラス」と認識しているからかもしれません。

そのことに気がついた最初のキッカケは、人材紹介部門へ異動になったとき。中途社員ばかりに囲まれた環境で、これまでの自分が「井の中の蛙」だったと感じました。

それまで営業として成果も上げていたし、チームリーダーとして部下のマネジメントも経験。イチ社会人としてはそれなりのスキルや経験を持っていると思っていたんです。

でも、「新しい仲間」と「今までとは異なるカルチャー」という環境で仕事をしていく中で、その自信は薄れていきました。万が一、他の会社で仕事をすることになったときを想像すると......このままでは自分の能力は通用しないのではないかという危機感すらおぼえました。

新設部署だったので、当たり前ですが、既存顧客はいない、決まった仕事の進め方もない、ルールも未完成。1つ1つに戸惑いながらのスタートでした。

おまけに人材紹介の事業は商品がなく、ある意味、自分が商品になります。無形ではありつつも扱う商材があった求人広告とは異なり、完全な無形商材のコンサルタントであることを求められました。今まで営業として自信を持っていた要素が、いかに周囲に支えられてできたものだったのかを痛感する日々でした。

まずは環境に馴染む。そして、成果を出す。

-井手迫さんにもそんな過去があったんですね。どう脱却したんですか?

入社年次や新卒・中途入社かかわらず、すべての人とフラットに関わるようにしました。たとえば、できるだけどんな人とも敬語でコミュニケーションをとるとか。

まずは環境になじもう!と、率先して一緒に飲みに行ったり。社内ですれ違うときも何気ない会話をしてみたり。それぞれがエンに対して思っていることや感じていることを聞く機会も増えました。また中途入社者には前職での活躍ぶりを聞いて賞賛することで、相互理解が深まって一緒の組織で働く一体感や、楽しさを感じられるようになってきました。

あとは環境の変化に翻弄されず、まずは自分のことだけを考えて、成果にこだわること。周囲の環境変化に疲弊した時期もありましたが、ある種吹っ切ったことで楽になった部分がありました。でも、成果を出すには、周りの協力を得ることは欠かせません。結果的に、「自分のために働くことは、周囲のことを考えることにもなる」と実感しました。この考え方は、自分が今ここにいる新たな原点になっています。

-わたしも新しい環境で実践してみます!異動で得られたものはありましたか?

「変化に対応して生き残る力」が身につきました。自分の武器が増えたので。

たとえば女性が出産というライフイベントを想定したとき。産休・育休によるブランクや、時間的にはセーブして働かざるを得ない時期がどうしても生じます。場合によっては、産休前のポジションや手がけていた事業自体がなくなることも。

どんなビジネス環境の変化があっても市場価値を下げず、必要とされる存在でいられるためには「自分の武器を増やす」ことがとても大事です。

-井手迫さんの場合は、それぞれのキャリアでどんな武器が身につきましたか?

私の場合は、最初のキャリアであった求人広告の営業としては「ソリューション営業力」「課題把握力」「新規開拓力」「経営者との商談力」「企業規模別の営業深耕力」「マルチタスク遂行力」「プロジェクト推進力」「メンバー育成」「チームマネジメント」などが身につきました。

人材紹介の企業コンサルタントとしては「コンサルタントとしての立ち居振る舞い」「想定する力」「スピード感のある調整力」という要素も加わりました。現在のキャリアパートナーでは「傾聴力」「多様性に富んだ組織のマネジメント」「相手の意思決定を促すコミュニケーション力」という強みも身につけられたと考えています。

比較的自由がきく若手のうちにさまざまな環境を経験して、変化への「柔軟性」を身につけること。女性はなおさらライフイベントを迎える前に、できるだけ早く、多くのことを経験した方が良いと思っています。

-すごくたくさんの武器があるんですね。自分がキャリアで身につけてきたものを棚卸しするって良いですね。

その仕事で自分はどんな力を身につけるのかを意識して働くのと、意識しないのとでは同じ仕事をしていても成長に大きな差が生じます。異動後も、この仕事ではなにを武器にしていくか考えるのはオススメです。

異動や転勤が、自分に必要な能力を教えてくれた。

-井手迫さんが考える変化しても活かせる能力ってなんですか?

ミッションの達成にこだわる姿勢は、どんな職場環境においても応用の利く考え方です。当社の営業であれば新入社員の頃から、徹底して養われる要素ですが、ベースとして大事です。

あとは重複しますが、「柔軟性」。細かいところにばかりとらわれず、変化を前向きに捉えること。短期的に見ると、「異動」は大変かもしれません。新しく覚えることがたくさんあって、周囲との関係性も1から作らないといけないので。でも同じ商材、同じ顧客、見知った職場という成果の出しやすい環境も、ずっと続く保証はありません。

自分も会社も変化するのだから、キャリアを自分で選択できるような状態になっておくことが必要。この話は、よく求職者との面談でもしています。

「先が見えない」とキャリアに悩む方は多いと思いますが、自分の人生がどうなるか分からないからこそ、仕事へ打ち込めるうちに幅広いチャレンジを数多くしておくことが大事!だと考えています。

-異動や転勤って、案外良いかもと思えてきました!

私にとって異動や転勤は、今後働き続けていく上で自分に必要な能力を気づかせてくれるキッカケになりました。新しい環境で働くことで、自分の未熟な点に気がついたり。今まで使っていなかった能力が必要になって、自然と鍛えられたり。仕事でやりとりする方も様変わりして、凝り固まったコミュニケーション手法から脱却できたり。

現在はキャリアパートナーとして、いろんな方の転職をご支援していますが、できることが多い方はキャリアの選択肢が広がりやすいと実感しています。ずっと働き続けたいと考えているのであれば、社会から必要とされ続ける存在でいることが大事。結果として、その時々で自分が希望するキャリアプランの実現にもつながります。だから、その気づきを与えてくれる異動や転勤はぜひ前向きにとらえてもらいたいですね。

-井手迫さんの話をお伺いして、異動や転勤をよりポジティブな変化として受け入れられそうだと感じました!井手迫さんありがとうございました。

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