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「今モヤモヤしている人こそ管理職を目指してほしい」壁にぶち当り続けた女性リーダーが語るマネジメントの楽しみ方とは?

もともと管理職には全く興味がなかったという山口さん。失敗の連続の日々をどうやって乗り越え、管理職を楽しむ今に至ったのか、話を聞きました。
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今回ご紹介するのは、「見た目は癒し系、頭脳はキレッキレッ★」の異名をもつ東海の派遣会社支援事業部の長(おさ)、山口恵美さんです。

もともと管理職には全く興味がなかったという彼女。しかし、今では、「今の仕事がマンネリ化して、何となくつまらないなーなんて思い始めてムズムズしている人ほど管理職になってほしい」とメッセージを送ってくれました。

その心境の変化は何がきっかけだったのでしょうか?山口さんに聞いてみました!

<Profile>

2014年に新卒でエン・ジャパン入社。「エン派遣」の運営、派遣会社の事業支援をする部署へ配属される。京都府出身だが仕事では関西弁は出ない。2016年5月より営業リーダーを務める。趣味は猫グッズ集めと猫の画像を見ながらお酒(特に日本酒かビール)をたしなむこと。愛称はえみち。

チャンスはひょんなことからやってきた

―営業リーダーとして活躍している山口さん。リーダーになった経緯は何だった

んですか?

実は自分から希望した訳ではありませんでした。

忘れもしない、2016年2月。事業部長が名古屋にやってきて、当時の上司の異動を突然告知されました。てっきり誰か別の上司が着任するものだと思っていたら、「山口さん、リーダーね!」と。

―事前告知なしだったんですね。正直、その時の心境はどうでしたか?

特に焦りや気負いなどはありませんでした。「任せられたものを頑張ります」というタイプだからまずはやってみようかな、と。自分の将来に対して「こうなりたい」というキャリアビジョンがなかったので。

ただ、実は管理職に対するイメージはあまりよくなかった。お世話になったある上司は、朝8時前にきて夜も遅く帰っていく。ポジションが上がると、仕事も増える。いつまでたっても大変なんだな、と。正直、人間関係もめんどくさそうでしたし。

でも、メンバー同士であれば馴れ合えるわけです。責任も重くないし。あえて、相手に指摘をするような関わり方は大変そうだと思っていましたね。営業として仕事もできるようになってきて、社内ではそこそこの距離感で関わっていくくらいがちょうどいいと思っていた気がします。

壁・壁・壁。壁の連続から見えてきた景色

―モチベーションが決して高くない状態からスタートしたリーダー業務。実際始めてみてどうでしたか?

失敗の連続ですね。(笑)

失敗というか、「1人で完璧にやりたい」という性格が仇に出て。誰かに失敗を告白したり、できない自分を見せたりする勇気もなくて。今思うと1人で抱え込みすぎていて、当時は精神的にとてつもなく苦しかったです。

東京にいる事業部長や、名古屋の先輩へ相談するにも「相手にきちんと理解してもらえるレベルまで頭で整理してから相談しなきゃ」なんて気負っていました。

そのため、部下を鼓舞したり褒めたりするスキルも余裕もなく、「●●はやった?」「なんでできないの?」「●●やっておいて」など、今思えば悪循環なコミュニケーションばかりを繰り返してしまっていたと思います。

私だけでなく、メンバーも相当辛かったと思いますね。雰囲気はよくないのに、それに気づいても何もできない程いっぱいいっぱいな自分がいて。退職者も出てしまいましたし、その状況から自席にいるのが嫌でミーティングルームにこもって仕事をしたこともありました。

―相当しんどかったんですね。どう改善したんですか?

「完璧じゃなくていい」。このひと言に尽きますね。

今まですごい上司の元にしかついてこなかったので、「リーダーたるもの、その人達みたいに立派にやらないとダメ!」なんて勝手に思っていましたがそうではなかったんです。

私には私にしか目指せないリーダー像がある。

こんな不甲斐ないリーダーの元でも一生懸命頑張ってくれるメンバーに自分のもっているモノを伝え、一緒に働いている時間を将来につながるような有意義なモノにしてあげたい。そう思いながらマネジメントするようになりました。

―具体的には何をしているんですか?

自己開示をしたり、相手を自分の型にはめないマネジメントを心がけたりしています。

結果、マネジメントの副次的な効果なのか、個人の営業の幅も広がった気がしますね。先方の役職者の方と、マネジメントの苦労話をしたりして「そうそう!」なんて言ってもらったりするとお互いの悩みを交換できたりしますし、こちらからアドバイスもできます。

また、戦略立案に関わった経験を活かし、クライアントの事業課題から逆算した企画を提案。その結果、拡販できていて、営業力が身についたことを実感しています。それまでって、応募効果を弾き出すためにはどうすればいいかしか考えていない提案ばかり。一方的でクライアントそっちのけだったと反省しています。

マネジメントって正解がないから難しい。でも、女性としても人間的にも、営業としても幅も広がったから、やってよかったと今では強く思いますよ。

今モヤモヤしてたり、頭打ちになっている人こそチャレンジして欲しい

-自ら壁に直面したことで"管理職オススメ派"に変わった山口さん。特にどんな人にオススメしたいですか?

ズバリ、現状にくすぶっている人ですね。

「ある程度仕事も1人でこなせるし、刺激がなくなってきたからこのままでいいのか不安な人」「毎日がルーティンでマンネリ化してきた人」「営業をこのまま続けていいものだろうかと漠然と思っている人」「上司や組織のやり方に不満があるという野党派な人」などなど。

-昔の自分が部下ならどう声をかけますか?

「もやもやしてるんだったらとりあえず新しいことやってみたら?」って言いますね。

「自分で自分の道をつくれない。頭打ちになると二の足踏んじゃうのはわかるけど、とりあえず踏み込んでみるのも大切。環境が変わったら周りが全力で応援してくれるし、サポートもしてくれる。そんな手厚い環境で失敗できるのも、ものすごく恵まれているよ。」って。

-素敵な言葉ですね。最後にWOMenらぼブログを読んでいる方たちにひと言お願いします!

今の仕事にネガティブな人の方が案外やってみたら楽しいと思いますよ。理由なくリーダになりたい人も立派ですし、それはそれで素敵なことですが。私みたいな元管理職反対派は「こんな世界があったのか!」と、いい意味で期待を裏切られることが多いので。

どうせ人生楽して生きようと思っても、何かしらの壁にぶつかるんです。永遠に壁の連続ですよ、きっと(笑)。でもそれはありがたいことだと思います。頭打ちになってうだうだしているより、超えるべき壁があって常に前進できている方がずっとマシかなって。

それにチャレンジすれば、背中を押してくれる人が必ず現れます。完璧を求めるのではなく、自分らしくやっていけばいい。キャリアに迷っている人がいたら、ぜひ挑戦してほしいですね。

-「最近くすぶっているな」とお考えの方にとっては、参考になるお話だったのではないでしょうか。一つの選択があなたの人生を変えるかもしれない。とてもワクワクしますね。山口さん素敵なお話をありがとうございました!

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