「挑戦することへの恐怖心は麻痺した」私が30代半ばでベトナムに渡った理由

2017年02月23日 16時09分 JST
ENJAPAN

突然ですが…WOMenらぼを運営しているエン・ジャパン。実は海外でも事業を展開しているってご存知でしたか?

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中国、韓国、オーストラリア、インドにシンガポール、タイ、そしてベトナム。

ベトナムのナビゴスグループでは、ひとりの女性マネージャーが活躍しています。彼女の名前は、中尾恵さん。

元々エン・ジャパンの人材紹介部門で転職希望者の相談に乗ったり、最適な転職先を探したりするキャリアアドバイザーとして活躍していた中尾さんでしたが、自身の志向性や環境の変化を経て、30代半ばでベトナムに活躍の場を移すことに。現在はエン・ジャパンのグループ企業であるナビゴスサーチの日系企業向け営業マネージャーとして活躍しています。

30代を超えると新しいキャリアへの挑戦はしづらくなるもの。しかも海外であればなおさらです。にも関わらず、なぜ彼女は未踏の領域へ挑戦することを決めたのでしょうか。そこには「常に新規事業に関わっているから」と話す中尾さん独自のキャリア観がありました。

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<Profile>

中尾 恵 Megumi NAKAO

2008年9月にエン・ジャパンへ中途入社。キャリアアドバイザーとして働いた後、2012年5月にエンワールド・ジャパン(以下、EWJ)へ転籍とし、営業に転身。日系企業と求職者の新規開拓に取り組む。2016年1月からナビゴスグループへ。


麻痺するほど変化が激しい環境で、いかに自分の居場所を見つけるか


-「常に新規事業に関わっている」というメッセージが印象的です。もともと前例のない領域への挑戦には積極的なタイプだったんですか?

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いえいえ、もともとはそれほど前のめりな方ではありませんでした。チャレンジすることに不安を感じなくなったのは、エン・ジャパンに入社してからです。

配属となった人材紹介部門が立ち上げ段階で、半年単位で組織が変わるような環境でした。ミッションも上司や同僚もフロアも目まぐるしく変化するので、「ずっと同じ仲間たちと楽しく~」なんて生ぬるいことは言えない状況。変化の波にさらされつづけた結果、挑戦することへの恐怖心みたいなものは薄まってしまったんです。「麻痺した」が正しいのかな(笑)。

-麻痺するほど変化が激しいとなると、自分の居場所を見失うこともありそうですが…。

そうならないように、意識的にオープンマインドであるように心がけました。とにかく自分の考えや価値観を上司や同僚にも知ってもらう。雑談したり、飲みに行ったりしながら自己開示をしまくりました。

同時に誰かと接するときも、噂話なんかを鵜呑みにして「この人はこういうタイプだから」と決めつけない。いい意味でノープランの状態でコミュニケーションを重ねていくことで、相手の警戒心を解き、かつ自分という人間を理解してもらうように努めることで、自分の居場所をつくっていました。

-そんなときにEWJへの転籍の話が来た、と。

自分らしく働ける環境ができつつあったこともあり、最初は断りました。残留できないか、当時の上司にしつこく交渉したことを覚えています(笑)。

でも、上司とコミュニケーションを重ねることで自分の考え方も少しずつ変わっていって。それまでずっと求職者側に立っていた自分が企業側と関わっていけば、EWJの人材紹介をもっと仕事を探している人に寄り添うサービスに育てられると感じるようになったんです。そこで腹をくくりましたね。

-男前…。とはいえ、当時のEWJは外国人社長。外国籍の社員も多いですよね。

英語が苦手なので、めちゃめちゃ苦労しましたね。もしかしたら社内で嫌われ者だったかもしれません(笑)。多国籍な職場で、上司はアメリカ人。コミュニケーションもままならないし、仕事の価値観が違いすぎる環境でした。

でも、新参者は私の方だし、自分で選んだ道なので言い訳はしたくない。“郷に入っては郷に従え”じゃないですけど、自分にとって絶対に譲れない「求職者や企業との向き合う姿勢」以外はすべて周囲に合わせていきました。必死でもがくうちに、どうにか信頼されるようになっていったという感じです。


日本企業は、キャリアを考えるときに性別や年齢を気にしすぎだと思う


-ナビゴスグループへ挑戦するキッカケは何だったんですか?

社内公募です。例によって最初は全く興味がなかったんですけど、当時の社長をはじめいろんな人に「やってみたら?」と薦められて。それでもやっぱり興味を抱けなかった(笑)。環境の変化に慣れていたつもりでしたが、心のどこかで環境が変化しないことを望んでいた自分がいたんですよね。

ただ、チャレンジを薦めてくれた周囲の人たちって、いい意味で私の年齢を気にせず声をかけてくれていた。日本企業だと新しいポストに誰かをアサインするときに、性別や年齢が障壁になることってまだまだあるじゃないですか。社長や周りが自分を認めてくれているような気がして嬉しかったし、同時に私が海外でがんばることで後輩の女性社員たちにとってのロールモデルになれるのならば、と。それで社内公募にチャレンジしました。

-ベトナムへ渡ってみて、実際どうですか?

組織文化をつくっていくところから任されているんですが、仲間の大切さを感じています。自分ひとりだけではどうしてもスピード感に限界があるので、吉岡という日本人の男性をひとり連れて行ったのですが、彼がいるおかげで早いスピードで組織ができ、かつ私自身高いモチベーションでミッションに向き合えていると思いますね。

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ベトナムで一緒に働くメンバーたちと(中央左の男性が吉岡さん)

日本人のモチベーションが高いと、現地のメンバーも付いてきてくれるんです。アジアの人たちはユルイというイメージがあるかもしれませんが、時間や約束は守るし、報・連・相も徹底している。英語も上手だし。まだまだ順風満帆とはいえないかもしれませんが、少しずつカタチになってきているのかな、と。

-中尾さんのモチベーションの源泉って何なのでしょうか?

やっぱり「今のミッションで実績を残す」ということですね。今であれば、ベトナムでのマーケットシェアを奪取するという。

-それだけチャレンジを続けていて、孤独を感じることってないんですか?

孤独という意味では、新規事業とはそういうものだと割り切っています。でも、良いサービスをつくって、実績を積んでいけば、理解者や協力者は自然と生まれてくる。だからヘンに焦ることよりも、信念をもって突き進むことのほうが大事なんじゃないかと思います。

新規事業ってなかなか成果がでないので、正直会社から優遇されていないと感じることもありました。エン・ジャパンやEWJに在籍していたときは、特に。

でも、多国籍な環境で働いたり、英語力が磨かれたり、海外へ飛んだり…と、他の人にはなかなかできない経験を積めているんですよね。新規事業に関わり続けているから、誰かに教えてもらったわけじゃないのに仕事の進め方やビジネスのつくり方が自然に身に付いていって。そういう意味では、それぞれの環境で自分を認めてくれた人に感謝していますし、見返りを求めることはありません。

-最後に、キャリアに悩む女性へのメッセージをお願いします。

今後日本の海外展開、特に新興国への進出は加速していくでしょう。しかし、現場で指揮を執る人がいないという課題もあります。

個人的な見解ですが、国内と比べて海外のほうが性別や年齢に関係なく、実力で勝負できると思うんですよ。だからこそ、日本で経験を積んだ女性には海外というステージも選択肢に入れてほしい。ベトナムに限らず、アジアでは女性活躍の場がきっと増えていくはずです。生活は…なんとかなりますよ(笑)。

私、挑戦って価値だと思うんです。海外で働くまでって、人材紹介のキャリアアドバイザーとしてどう生きていくかという道しかなかったのですが、今では選択肢が増えました。当然自分が成長しなければ通用しないことは多々ありますが、年代とかライフステージとか関係なくチャレンジしてもらえたらいいなと思います。

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エン・ジャパン時代の同僚たちと@ベトナム

-中尾さんの働き方は、”キャリアの頭打ち”を感じている人にとって大いに参考になると思います。海外の方がフラットに実力で勝負できるというのは、今後新たなキャリアに挑戦したい方にとっても心強いお話だったのではないでしょうか。今日はありがとうございました!

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