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王子ネピアとWWFジャパン日本初! 家庭紙メーカーとのFSC®普及のための協働がスタート!

2017年03月24日 00時45分 JST

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2017年3月、王子ネピア株式会社とWWFジャパンは、国際的な森林認証制度、FSC®の普及に向けた取り組みを協働して実施してゆくことに合意しました。FSCの普及を目的とした商標ライセンス契約の締結は家庭紙メーカーとしては日本では初となります。

日々の生活に欠かせないティッシュやトイレットペーパーといった身近な紙製品を通じて、協働して普及を行うことによりWWFが長年推進してきた森林資源の持続可能な利用が日本の消費者に向けても浸透することを期待します。

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広まる「森を守るマーク」

森林認証制度、FSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)は、適切に管理された森林とその森林から切り出された木材の流通や加工の過程を第三者の評価により認証する制度を管理する国際的な組織です。

いわば「森林を守りながら、木材や紙といった林産物を利用する仕組み」である、このFSCの森林認証制度の拡大に、世界中のWWFが森林保全活動の一環として取り組んでいます。

1993年のFSC発足から20年以上が経った現在、世界のFSC認証林面積は約2億ヘクタール、日本の国土の5倍近い広さとなり、加工・流通過程の事業者が取得するCoC(Chain of Custody)認証の件数は32,000件に近付いています。

日本でのCoC認証件数も1100件を超え、今も増加傾向にあり、このことはFSC認証材の市場での入手可能性が広がっている証といえるでしょう。

誰もが参加できる森林保全の仕組み

こうした環境や社会に配慮した林産物の生産や消費を広めようとする動きの一方で、WWFは森林破壊と紙生産には多くの問題が生じていることも報告し続けてきました。

例えば大規模な自然林の開拓を伴う非持続可能な植林地の造成は、野生生物の生息地を奪い、生態系の損失をもたらすばかりでなく、地域住民との社会紛争や気候変動問題への影響などさまざまな負の影響の要因となっています。

そして残念ながら、そうした方法で生産された紙製品の流通を完全にくい止めることはできていなく、しかも一般の消費者にとっては、店頭に並ぶ紙製品を見たり触ったりしても、その由来の違いまでを知ることは難しいのが現状です。

しかし、FSCはこのような課題に対する解決策にもなりうるとWWFは考えます。製品にラベルをつけて流通させることで消費者は信頼できる認証制度のラベルを選択することができ、森林破壊や社会問題に関与してしまうことを避け、森の環境や地域社会、労働者などに配慮しながら森林を管理する事業者を応援できるからです。

「森から未来へ!」持続可能な利用の拡大を目指して

こうした理由から、FSCの普及に取り組んできたWWF。FSCの取り組みの広がりが期待される中で、王子ネピア株式会社は、2011年から業界に先駆けてFSC認証紙を主要商品に採用。​2017年3月には WWFジャパンと商標ライセンス契約を結びました。今後、協働キャンペーンの実施により、誰にとって も身近な紙製品を通じて、「森を守るマーク(FSC)」の意味を広く訴求してゆきます。

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王子ネピアの主なFSC対象商品

ボックスティシュ:

「プレミアムソフトティシュ」

「ネピネピ ティシュ」

「ネピネピメイト ティシュ」

トイレットロール:

「プレミアムソフト トイレットロール」

「プレミアムソフト トイレットロール 日本の美」

「ネピネピ トイレットロール」

「ロング トイレットロール」

「におわん・におわにゃん 消臭ロングトイレットロール」

キッチンタオル:

「激吸収キッチンタオル100」

「キッチンタオルボックス」

紙おむつ:

「Whito(ホワイト)」

「Genki! パンツ」

業務用品

王子ネピアの主なFSC対象商品(今後順次、FSC普及促進啓発ロゴマークを表示の予定)

関係者コメント

王子ネピア株式会社 代表取締役社長 清水紀暁

王子ネピアでは「ネピアクオリティ」の考え方のもと、3つの品質(生活品質・環境品質・社会品質)でNo.1を目指す努力を重ね、とりわけ「環境品質」の面では、業界に先駆けて2011年から主要商品にFSC認証紙を採用しております。

この度はさらに、世界最大規模の自然保護団体であるWWFジャパンとライセンス契約を結び、当社主要商品のパッケージ上に、森林保護を呼びかける「FSC普及促進啓発ロゴマーク」を順次表示していく他、WWFジャパンの協力のもと、6月の「環境月間」に合わせたキャンペーンを展開し、FSCを広く消費者にアピールする予定です。

「森を守ろう!」と呼びかける本キャンペーンの展開は、認証紙採用メーカーである当社ばかりでなく、FSC商品を扱う小売企業様にとっても、多くの消費者からの共感獲得の機会になるものと思います。本提携を機に、WWFジャパンと力を合わせ、FSCのさらなる理解浸透に努めてまいります。

WWFジャパン 事務局長 筒井隆司

この度の王子ネピア株式会社との協働を大変嬉しく思います。WWFはFSCの発足以来、林産物が自然環境を守り、かつ地域住民や労働者の権利尊重といった社会的な配慮のもとで生産され、さらに認証ラベルをつけて木材・紙製品を流通させることにより、消費側の企業や消費者も「森を守るマーク(FSC)」の選択が可能となるよう世界中で活動を行ってきました。

日本ではFSCラベル付きの製品は身の回りに増えつつあるものの、認知はまだ十分とは言えず、今後の協働の普及活動により環境や社会に配慮された製品を選ぶことが当たり前のこととなるよう取り組んでゆきます。

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