僕の場合は白と金のドレスに見えるのだが、人によっては青と黒に見えるらしい。男性がみたらとか女性がみたらとかではなく本当に人によって違うらしいのだ。

最近インターネット上でこの服の色が何色に見えると言う画像がはやっている。

多くの人は知ってると思うが参考までにこれだ。

これが僕の場合は白と金のドレスに見えるのだが、人によっては青と黒に見えるらしい。

男性がみたらとか女性がみたらとかではなく本当に人によって違うらしいのだ。

ところで今週の月曜日は衆議院予算委員会中央公聴会の日だった。僕が出席した午前中の委員会では4人の公述人が現在の経済情勢や予算案についての意見を述べた。

ある公述人の方は、アベノミクスによって公共投資とマインドの改善による消費支出、米国経済の回復などによる輸出などで明るさを日本経済は取り戻しつつある、これからは企業設備投資が造成を取り戻すかどうかがポイント、 とし、今回の予算案には賛成と言う内容の陳述をされた。

一方で公述人の方は、安倍政権になってからも経済状況は良くなってないとし、例えば勤労者世帯の貯蓄現在高に注目をしたコメントをされた。勤労者世代の貯蓄現在高の中央値(平均値ではなく、中央に位置する値のこと)が民主党政権の3年目である2012年には757万円だったのが安倍政権1年目の2013年には735万円と22万円減少していると言うのだ。

このことを始め日本経済の抱える問題点についていくつかの指摘をされた。

日本経済の状況という1つの真実についても、ドレスが何色に見えるのかと言うのと同じように見方によって随分違うようだ。

ちなみに勤労者世帯の貯蓄現在高。中央値でなく平均値を取ると2012年から2013年にかけて11万円増えている。普通、平均値で物を考えるように思うのだが。

認めたくないと思うとそう見えてくる、というのもあるのだろうか。

ところで何色に見えるかという話で思い出したが、これから桜が咲くシーズンに入っていく。毎年楽しみにしているのだが最近桜(ソメイヨシノ)の花が自分が子供の頃よりも随分白くなっているような気がする。

以前はもっとピンクに近いような色だったのが今は桜色と言うよりは白に近いような色になっている。

そうとも思えませんが、という人もいるので、このドレスの話と同じように人によって見え方が違うのだと思い、友人に話をしたところ、

そりゃ加齢だよ、ときっぱり。

脳に関する研究をしている彼の話によれば、あっさり言うと、「脳の老化」とのこと。

ありゃりゃ。

こればかりは認めたくないなあ。

(2015年3月10日「週刊yasushi」より転載)

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