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膵臓がんと告知されたお母さんの日記(第2話:「思い出の屋上」)​

2017年07月12日 15時20分 JST | 更新 2017年08月07日 18時22分 JST

不定期でブログを投稿させていただきます、西口洋平と申します。

妻と小学生のこどもを持つ、一般的な37歳男性です。

「ステージ4のがん」であることを除いては。

がんだと宣告されたときに、おぼえた孤独感。仲間がいない。家族のこと、仕事のこと、お金のこと...... 相談できる相手がいない。同じ境遇の人が周りにいない。ほんとにいなかった。

それなら自分で仲間を募るサービスをつくろうと、ネット上のピア(仲間)サポートサービス「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」を、2016年4月に立ち上げました。

子どももいて、地元には親もいる。仕事やお金...... 心配は尽きません。

そんな僕みたいな働き盛り世代で、がんと闘う人たちをサポートしたい。そんな思いから、抗がん剤による治療、副作用と付き合いながら、仕事と並行して、地道に活動を続けています。

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取材記事

36歳の末期がん患者が、娘に残すために始めた「最後の仕事」

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膵臓がんのナオさん。

2015年6月にがん告知を受け、手術や抗がん剤治療を経験。2016年に再発し、抗がん剤、放射線など様々な治療を行うものの、現在は無治療で生活。小学校一年生の息子さんと旦那さんの三人暮らし。

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ナオさんがキャンサーペアレンツに登録したのは、2016年9月。

発信するのは苦手とのことで、キャンサーペアレンツに登録するまではブログや日記などを書いたこともなく。そんなナオさんの日記を、ご本人の了承のもと、これから一つずつご紹介をさせていただきます。

第一話はコチラから

※キャンサーペアレンツは、子育て世代・就労世代のがん患者のコミュニティであり、様々な社会的な接点の中で生きています。こども、家族、仕事、地域、普段の生活、将来への不安。がん患者への偏見や誤解など、まだまだ「がんと生きる」ということに対する理解が乏しいというのが実態です。キャンサーペアレンツでは、ここに集う方々の意見を『声』として広く世の中に発信し、がんに対する理解を広げ、がんになっても生きていきやすい社会を実現すべく活動を行っています。

■投稿日

2016年9月16日(金)

■タイトル

思い出の屋上

■本文

朝晩はかなり涼しくなりましたが、こちらはまだまだ蒸し暑いです。

今日は診察、抗がん剤、放射線治療の三本立て。

時間があったので、病院の屋上にちらっと行きました。

私の通う病院のいいところは、患者にも開放された屋上があるところです。

昨年の夏、長いことわからなかった体調不良の原因をこの病院でみつけていただきました。

それががん、しかも膵臓がんであることがわかって、当初がん性膵炎を起こしていたので手術以前にその治療があり一時退院を含めると2ヶ月近くこの病院に入院していました。

入院中、誰とも会いたくなかったり、涙が止まらなくなることもあって、そういうときはiPodを持って屋上に行っていました。懐かしい。まだ一年しか経っていないのに。この写真は、そのとき撮った空です。

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また元気に暮らせる時がくるんかな。

手術しても、いつか再発しちゃうんかな。

なんで私なんやろ。

もっと悪いやつ、いっぱいいるんちゃうん。

夫に、子供に、申し訳ない。

死んじゃうんかなぁ。

そんなことばかり考えて、こっそり泣いていました。

あの時期から考えるとずいぶんタフになったなぁ。笑

あまり泣かなくなりました(子供に関することを考えると、あかんけど......)。

家族や友人や、病院のみなさんや、いろんな方のおかげですね。

先月は発熱性好中球減少症で入院し、ひどく落ち込み、「もう抗がん剤やめるぅ〜!!(>_<)」と騒いだりもしましたが(この話はまた別に書きます...... 笑)

鉄のメンタルで立ち直り、また今月から抗がん剤をがんばっております。

上がったり下がったり色々ありますが、

屋上で泣いていたときは、一年後こうして再発しながらも明るい気持ちでいられるなんて、まったく想像つかへんかったなぁ。あれからけっこう、病気の中にあっても素敵な一年を過ごせたのかもと思います。

またちょいちょい屋上のぼろーっと。

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(第3話へつづく)

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