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漏れなくダブりない家事の方法

2014年11月29日 02時59分 JST | 更新 2014年11月29日 02時59分 JST

MBAやコンサル界隈の人ならすぐピンときたと思いますが、タイトルはMECE(Mutually Exclusive Collectively Exhaustive、ミーシー)のこと、ちょっと使ってみたかっただけで我が家の家事が漏れなくダブりなくできているわけではありません・・・

子どもが産まれる前は『夫を家事の部下にしない』などというエントリーを書くほど能天気な緩い感じだった我が家ですが、子どもが増えるごとに指数関数的に増える膨大な家事の量をこなすためにシステマチックにやっている方法をご紹介します。

家庭の運営は会社など組織の運営と同じ。 経営者(夫婦)がいて、各部門(家事・育児の分野)のマネジャーが部門の責任を持ち、任務を遂行するプレーヤーがいます。 我が家の場合を図にしてみました(クリックすると大きくなります)。 夫が水色、私がオレンジ、アウトソース先が黄緑。

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夫婦は共同経営者(*1)、どこの都市/地域に住むか、家を買うか買わないか、子どもの学校は公立か私立か、などの家庭の重大事項は経営会議(夫婦会議)で決まります。

*1・・・この対談の「結婚はスタートアップだけど、結婚生活はマネジメント」っていう表現いいですね。 私もこれから使おうっと。

次の部門マネジャーのレイヤーでは、家計・家庭全体・炊事・洗濯/掃除・育児/教育それぞれの分野が上記経営会議で決まった経営方針に沿ってうまく回るように必要な情報・モノを集め(購入し)、プレーヤーにタスク(任務)を割り振り、社内リソース(夫婦2人しかいません)が足りない場合や外部を有効活用した方が効率的な場合はアウトソース先の選定・マネジメントを行います。 必ずしもマネジャーがプレーヤーを兼ねる必要はありません。

最後の実際の作業を行うプレーヤーのレベルですが、我が家ではめまぐるしく状況が変わるのであまり固定化しても意味がありません(特に育児)。 子どもの数が増え、保育園から学校になるとスケジュールが変わり、授乳・夜泣き・早起きと対応事項が変わり、妊娠・出産・授乳のサイクルを3回繰り返した私の体調も必要な睡眠時間も変わるからです。 基本的に、1. Availability、2. やる気(やりたくない度が低いか)の順で決まります。 労働集約的で(手間がかかる、つまりAvailabilityが長時間要)、夫婦ともにやる気が低く、バッチ処理が可能な作業はアウトソースを検討します。 その場合、マネジャーが予算会議で予算を取って、広告を出したりエージェントに頼んだり適当な方法で人をショートリストし面接(インタビュー)して人選を行い、委託後の管理も行います。

例えば、私は洗濯・掃除部門のマネジャーですが、掃除が嫌いです(ああ、言ってしまった・・・)。 洗濯物がたまって異臭を放つのが嫌いなので仕方なく洗濯は毎日していますが、掃除は料理・食後の片付けと子どもが散らかした最低限の後片付けくらいで、お風呂・トイレ含む掃除は週1回クリーナーさんに徹底的にやってもらいます(→『なぜ家庭教師ならOKで家事代行はNGなのか?』)。 夫は洗濯物がたまるのは平気なようですが(っていうか、臭いを放ち始めるのはあなたの服なんですが・・・)、おもちゃが散らかっているのは嫌で私が寝た後に見かねて掃除したりしています。 家事は家庭を運営する上で必要な作業で「家事ハラ」とかアホなことを言ってる暇はありません。

こういうシステムで現在は上記の表のような分担になっていますが、Facebook COOのシェリル・サンドバーグが著書『LEAN IN(リーン・イン)』で、

うちの分担はトラディショナルよ。 夫がクレジットカードの支払いなどファイナンスを担当して、私が子どもたちの誕生日パーティーを企画したりするの。

と言っていたので、英米家庭の標準的な分担ではないかと思います。

現在の悩みは、長男が小学校に入った途端に育児・教育部門のマネジャーの仕事がいきなり増えたことでしょうか? 長男の友人の誕生パーティーやら学校のボランティアやら宿題やら単純にアウトソースできない事項が増えてあっぷあっぷしています。

そうそう、平日の夕食づくりのお手伝いをしてくれていた方が来れなくなってしまうので、大量の家庭料理を作るのに慣れているロンドン在住の方も募集しています(いつの間にか求人案内になってしまった・・・)。

2014年11月21日「世界級ライフスタイルのつくり方」より転載)