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幸せな子育ての価値観とは?

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幸せな子育ての価値観とは?


多くのお父さん、お母さんは、「子供に幸せになってほしい」と思いながら子育てをしています。

「いい学校に行って、いい会社に入れば、いい人生を送れる」
「自分がなれなかったプロ野球選手になれば、この子は幸せになる」 など。

その「幸せ」は親の価値観を押し付けたものになっていませんか?

親の夢を背負わされた子供は、ある程度までは頑張れても
突然、糸が切れたように力が出なくなったり反抗し始めたりします。
無理は続きません。

逆に、
「子供には苦労をさせたくない」
といって子供の先回りをして危険なもの、苦しいものを排除する子育てをする方もいます。

子供は苦労をすることなく、自分で何かを頑張って乗り越える体験もなくなってしまいます。
将来、社会に出た時に、その子供はちゃんとやっていけるのでしょうか?

こんな思いで子育てをしている方もいます。
「うちの子さえよければいい」
「他の子に勝つことが大事」

スポーツを長年していた親に多いように思いますが、
他人と比べて優れているかどうかばかりを気にしてしまうのです。
そうすると、子供はどのように育ってしまうのでしょうか?

精神科医の山本晴義先生の『ストレス1日決算主義』という本にこんな事例があります。
プロ野球選手にこんなアンケートを取ってみました。

① 「お宅で買った時計はよく壊れます」とクレームを受けたらどうしますか?
② 本を4冊借りようと図書館へ行ったら2冊しか借りられないことがわかりました。どうしますか?
③ 話をしていた相手に「言い過ぎじゃないか!?」と言われたらどうしますか?

みなさんはどう答えますか?
ある選手はこんな回答をしたそうです。

① 「よく調べもしないで買ったお前が悪い」
② 2冊はこっそり借りていく
③ 「うるせぇ!」と言って黙らせる

この選手、引退した後どうするんだろう?と心配になりました。

でも、その本にはもっと衝撃的なことが書かれていました。
「プロスポーツ選手はこういう回答をすることは珍しくない」と。

プロスポーツのような、熾烈な競争社会で過ごしていると、
「周りを蹴落としてでも、自分が勝つことが大事」
「自分さえ良ければいい」
 と考えてしまう危険性があるのです。

一方で、一流となった選手の小学校の卒業文集ではこんなことが書かれていました。

イチロー選手は、

「自分はこれだけ練習しているのだから必ずプロ野球選手になれると思う」
と書いた上で、次のように書いています。

「そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、
 お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の1つです。」

石川遼選手は、

「僕の将来の夢はプロゴルファーの世界一だけど、
 世界一強くて、世界一好かれる選手になりたいです」

本田圭佑選手は、

「僕は大人になったら、世界一のサッカー選手になりたい、と言うよりなる」
という書き出しで始まる作文に、

「世界一になったら、大金持ちになって親孝行する」
ということを書いています。

3人に共通しているのは、この3つが書かれているということです。

(1) 明確な目標
(2) その目標に至る明確な過程
(3) 周りの人を喜ばせること

最後の三番目の、周りの人を幸せにする価値観・考え方こそ
幸せな人生を歩むためには最も大切だと言われているものです。

そんな価値観の上で、夢・目標に向かって日々努力するからこそ、
イチロー選手も、石川遼選手も、本田圭佑選手も、
夢を実現し、さらなる高みに向けて努力し続けることができているのだと思います。

あなたの子育てには、「周りの人を幸せにする」
という価値観は入っていますか?

(2016年03月31日「ボトルボイス」より転載)

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